まとめて紹介映画館(『パラレル・マザーズ』『劇場版 TOKYO MER~走る救急救命室』 | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  『パラレル・マザーズ』

 

写真家のジャニスと17歳のアナ。

同じ産婦人科で出会い、同じ日に出産、そして二人ともシンママ。

 

ジャニスは生まれた娘にセシリアと名付けました。

ところが、諸般の事情で結婚できない彼氏から

「僕に全然似てへんやん」

なんてことをぬか…言われて、

DNA鑑定したら。

 

自分の子じゃないことがわかっちゃいましたぁ!

青天の霹靂ポーンびっくりマーク

 

アナにもDNA検査をこっそり実施。

セシリアの母がアナだと判明します。

きっと産院で取り違えられたに違いねーとジャニスは思います。

でもやっぱセシリアは可愛いじゃない。

このまま育てちゃえ。

 

そんなある日、偶然アナに出会ったら、アナの子(=自分の子)は亡くなっていたことがわかりました。

ジャニスはアナをシッターとして家に引き取ります。

 

なんかサスペンス的な展開になるんちゃうん?と言う予想を覆すこの後の展開に、皆の衆驚き遊ばせ。

 

 

 

 

アナがセシリアを奪おうと画策するようなことはなく。

いや、一回「実はセシリアはアナの本当の娘で…」と打ち明けた時にアナが激怒し、セシリアを連れて実家に帰っちゃう展開もあるにはあるけど、それはサスペンスじゃないでしょ?

 

 

残されたジャニスですが、彼氏は嫁と別れなんか結婚できそうな雰囲気。

そしてジャニス達がずっと望んでいた家族の遺骨…スペイン内戦時に殺害され、うやむやのまま行方不明になっていた…が発掘されるかもしれないという情報を彼氏からもたらされるのです。

 

 

内戦はこれだけ時が流れても、彼ら彼女らにとっては忘れがたく諦めがたいものなのでしょうか。

 

 

墓地を掘り起こしたら、何人もの人骨が横たわってて。

それこにはジャニスの家族のものもあり。

ようやく日の目を見て会うことが出来た「家族」に、ジャニスも親族もそしてなぜかアナも涙涙。

 

 

スペイン内戦がとんでもない事だったということはなんとなくわかる。

でもよー、

今更遺骨と言われても…。

そんなことより赤ん坊取り違えの方がいろいろ問題なんじゃねーの?

なんて思っちゃったマダムは、

情が無い

のでしょうか。

無いのですね。

昔のことより、今起きている様々な問題解決を考える方が建設的なんちゃうんかなぁ。

 

 

『私が、生きる肌』の監督さんなんで期待したけど、

好みには合わなかったです。

テーマぶちこみすぎてて、困惑。

 

 

出典: (C)Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU

 

 

  『劇場版 TOKYO MER~走る救急救命室』

 

 

東京都直轄の走る救急救命車、TOKYO MER。

最新の手術も出来る装備と、熱い情熱を持つ医師や看護師が今日も死者ゼロを目指し奮闘してはります。

 

それに対抗して厚労省がYOKOHAMA MERを新設しました。

ぶっちゃけ厚労省の職員さんたちは「また、要らんことを」って思ってるに違いないっす。

 

「待ってるだけじゃ、救えない命がある」そんなポリスィーを持つ医師・喜多見。

「待っていなくては、救える命も救えなくなる」と正反対のポリスィーを持つYOKOHAMAの鴨井医師。

 

横浜ランドマークタワー火災が発生。

 

展望階に残された客を救いに、火災の中を突っ切っていこうとする喜多見。

だがTOKYOに対抗心を持つ厚生労働大臣が「そんなん待ってはったらよろしいんちゃいますかでおじゃる」と出動を許可しやがりません。

 

そうこうしてるうちに想定外に火災が広がり、

展望階では客がパニックを起こし転倒事故などが発生。

 

火災はどんどん規模を大きくしていきます。

爆発音があちこちから聞こえ、建物の損傷も激しくなるばかり。

 

喜多見はメンバーとともに展望階に出陣。

そこには妊娠中で臨月の喜多見の妻もいてはりました。

 

お客を誘導し安全に地上におろすため四苦八苦のTOKYOチーム。

ですが、喜多見とその妻(産気づく)は炎と崩落に行く手を阻まれ、

このままでは蒸し焼きになるっぺ!状態に。

 

鴨井は喜多見を助けに行こうとしますが、続々と来る患者に身動きも取れず。

 

そんな時、近隣の町から救急隊が駆けつけてくれたではないですか。

 

一方、もう意識も途切れそうな喜多見はチームメイトや消防隊員の助けもあって何とか生き延びることが出来そうです。

しかし妻もおなかの赤ちゃんもヤバスな状態。

 

喜多見は己の全能力をかけて妻と子を守ろうとし、

その期待に呼応するように、

消えかけていた命は再び…。

 

 

 

 

すっごいありがち。

困ったときには誰かが助けに来てくれる。

もうそういう展開ベタすぎるから…。

 

 

ベタで何が悪いんじゃー!

 

 

ドラマを見ていなかった人にも、話の筋がなんとなくわかる親切設計の過去回想なんかも入って、

思わず目頭が熱くなりました。

 

 

鈴木亮平さんが、「ふんぬごぉぉぉぉぉ!」とパワー全開雄たけび満載を上げるたびに、

HKが脳裏を過るのは仕方ないと思います。

 

 

登場人物がわかりやすく熱血。

わかりやすくヘタレ。

わかりやすく冷静。

わかりやすく悪もん。

わかりやすく大物に伝手。

 

 

一番感動したのが、いい大人がパニックおこして我先に逃げようとしてるのに、中学生くらいの子たちが「手伝います」って言うてきたシーン。

おばちゃんは、こういうのに弱いのよ泣くうさぎ

 

 

複雑に絡み合い、伏線もバリバリで、どんでん返しの妙に唸る映画ではありませんが、

テレビドラマも観たくなっちゃうような一本でした。

 

 

出典: (C)2023劇場版「TOKYO MER」製作委員会

 

 

ほんとに五月雨投稿ですみません。

多分、もう1~2か月はこんな感じになるかと…。

 

 

目薬へたへた星人(家族全員が!)なので、

目薬でへとへとです。

ドライアイの時はテケトーでもええわ~でしたが、

「失敗してはならじ」と思うと、

上手くいかないの法則。

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