ハロウィン THE END(ネタバレ)~おらのマイケルが!~ | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ

 

 

●ローリー…マイケルと戦い続けてウン十年

●アリソン…ローリーの孫娘

●コーリー…町でサイコ呼ばわりされている

●マイケル・マイヤーズ…素敵な殺人鬼

 

シッターのバイトに来たコーリー。

生意気なクソガキに部屋に閉じ込められてしまい、ドアを蹴破ったらその勢いでドアの前にいたガキが転落死。

帰宅した両親が現場を見てしまい、

コーリーはサイコ・シッター呼ばわりされる羽目に。

 

 

マイケル・マイヤーズは『KILLS』以来姿を見せておらず、

悪夢のようなハロウィンはもう終焉を迎えたと思われていた。

 

 

ローリーも要塞のような家を手放し、こじんまりした家に孫娘のアリソンと暮らしている。

マイケルとの激闘を文章に残しながら、平穏な日々を送っていた。

 

 

…様に見えて。

町の人たちは、ローリーが「寝た子を起こした」からマイケルが虐殺していったと思い込んでいる。

ローリーを忌み嫌っている人も多数。

ローリーの孫であるアリソンもまた、人々の眼に晒されていた。

 

 

そんな、うしろゆびさされ組の二人が出会い、惹かれていくのは必然だったのかもしれない。

 

 

町の不良に襲われて橋から落下したコーリーは土管の中に引きずり込まれていく。

行方不明になっていたマイケルは土管の中でひっそり暮らしてはった。

一時はコーリーも殺されそうになるが、なぜかKILL中止。

 

 

哀しいことにマイケルは恐ろしいほど弱っちくなってしまってたんネガティブ

前回のダメージが大きかったのか、寄る年波なのか。

 

 

コーリーはマイケルの「邪悪」を身に宿してしまう。

ここまでだらだらと進んでいた内容が漸くKILLに舵を切っていく。

 
 
手始めに老人ホームレスをKILL。
警察官がマイケルを発見し、マイケルを発見&攻撃したのでコーリーが手助け。
二人でKILLラブラブ
コーリーやアリソンの悪口を言ってるラジオのDJもKILL。
 
 

ローリーはコーリーに危険なものを感じアリソンとの付き合いをやめさせようとするが、

そもそもコーリーに最初にちょっかいを出したのはローリーなので、

やんややんやと言えないところも…ちょっと不満

 

 

金持ちの医者とその愛人をKILL(マイケルの協力あり)したコーリーは、

アリソンとの交際を反対するローリーもKILLしようと決意。

マイケルからマスクを奪い取り、自分をいじめてた不良たちをミナゴロシ。

毒親の母もKILLし、

ローリーをKILLしに来るが、

シン・ブギーマン如きではローリーに勝てるわけもなく、

あっさり自害。

実はまだ虫の息ながら生きてたのにマイケルにKILLされる。

仲間やったんちゃうんポーンびっくりマーク

 

 

ローリーはマイケルと最後の戦いを繰り広げる。

弱体化したとはいえ、マイケルはそこそこ不死身。

 

 

だが、孫のアリソンとローリーのタッグでついにマイケルはKILLされてしまう。

 

 

「完全にKILLしないと、また蘇るかもしれん」

町の人たちが見守る中(すげー厳かに警察の協力のもとマイケルの死体が運ばれていく絵面がシュール…)粉砕機にマイケルを落とすローリー。

ガガガガガガババババババ!

粉砕!

マイケルはぐちゃぐちゃになり果て、ローリーとの40年にわたる戦いに終止符が打たれたのであった。

 

 

■おしまい 

 

 

 

  ■感想

 

 

(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS

 

 

前作の『KILLS』が、サイコーにグサグサキャーキャーザクザクブチャーヌッコロシングミナゴロシイズムラブ飛び出すハートに溢れていて、

最の高!

って思ってたのに、

なんぞ~~~驚き!

 

 

マイケル君の節操のないKILLっぷりはこちら。

下差し

 

 

不死身のマイケル君が弱体化。

ちょっと暴行されただけでヨロヨロ~~。

孤高の殺人鬼だったのが二人でKILL。

 

 

ちょっと、アタイのマイケルはどこへ行ったんよ?と聞きたくなるような落ちぶれっぷり。

 

 

殺人鬼に蹂躙される人々を描いた『ハロウィン』が、

ラストでこんな人間の葛藤ドラマになるとは…。

その割には、薄味系なんだけどね。

 

 

ローリーがマイケルは死んだけど邪悪は消えないって言ってた様に、次々とマイケルのようなのが出てくるんか?

コーリーがマイケルの後を継いで蘇るのかと思いきや、仲間だったはずのマイケルに首ゴキってされちゃうし。

この若造では、我の継承者にはなれぬ!っていうマイケルの憤怒のKILLだったのかしら。

 

 

壮大なラストを期待してたのになぁ。

マダム、ほめて伸ばしたい方だから、あんまりくさしたくないんやけど、

もうちょっとどうにかならんかったんか?って気持ちはあるでおじゃる。

 

 

見どころ。

DJがKILLされて、切り取られた舌がレコードの上に乗ってるところ。

音飛びがいい塩梅。

 

 

KILLし始めてからはトントン…と行くんだけど、そこに至るまでが長い。

ローリーとアリソンの恋模様なんて知らんがな。

『KILLS』で亡くなってしまったカレンさんも「おかあちゃん、そういうのちゃうから!誰も期待してへんから!」言うてそうだ。

 

 

コーリーの毒母の件はもう少し突っ込んでほしかったし、

ローリーを毛嫌いする方たちの描写もサラッと流されてた感。

『KILLS』で調子馬に乗ってマイケル攻撃してた愚かさんたちのいる街だから仕方ないのか。

 

 

何はともあれ、

『ハロウィン』は終わった。

新しく『ハロウィン』が出るとしたら、

今度はローリーはもう出ないだろうから(お齢的にきつそう)、

登場人物をガラッと変えて、新しくしちゃうのかな。

 

 

この映画のテーマは。

ローリー、

日本の桜が見に行けるといいね。

そこでジャパニーズ悪霊、

伽椰子さんVSマイケルが始まっても面白いね。

上矢印

これ!

 

 

タイトル、原題の『HALLOWEEN ENDS』の方がかっこいいと思うんですの。

THE ENDってするより『ENDS(エンズ)』の方が『KILLS』とも語呂が合ってて美しいんじゃないのかしらん。

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