■あらすじ
●アラタ…特務隊隊員、処理に奮戦
●ユキノ…環境大臣秘書、アラタの元カノ
●正彦…ユキノの夫、総理秘書官
●蓮佛小百合…環境大臣、目立ちたい!
●ブルース…元特務隊員、ユキノの兄
●八見雲…町工場の社長
その日怪獣は、突如現れた光球によって倒された。
甚大なる被害をもたらしていた、かつ今後ももたらしそうだった怪獣が死んだー。
わーいわーい
…で、これ(死骸)どうすんの?
そこからこの物語が始まる。
巨大すぎて動かせない。
お隣の国は「日本だけに怪獣の権利を与えるナー」言うてくる。
諸外国との関係もある。
内閣の大臣たちも「困ったねぇ」。
いち早くパフォーマンスを始めた環境大臣・蓮佛。
秘書のユキノは、総理秘書官の夫を持ち、かつては特務隊員アラタと交際していた。
今もアラタとは相思相愛。
そもそも結婚した理由が複雑というか、責任感なので…。
さて怪獣。
腐敗していった怪獣は体内にガスがたまり、それが噴出すると、
「ゲ●のようなウ●コのような恐ろしい臭気」が漂ってきた。
臭いの注意喚起をせねばですぅ。
ゲ●とウ●コはまずいですぅ。
国が国民に発表したのは
「ぎんなんのような臭いがしますよ~」
ぎんなんどころちゃうやんけと国民はデモ。
お隣の国は「日本政府は臭気を我が国に届けさすナー」とお怒り。
ことは臭気だけではなかった。
怪獣が内部からガス爆発を起こす危険があることが判明。
怪獣の処理に頭を悩ませていたら、
八見雲という町工場の社長が、
怪獣の身体に穴をあけ、そこから噴き出すガスで気流を作り空に吹き飛ばしてしまえばええんちゃう?作戦をもって来はった。
原理は焼き肉屋の排煙と同じような感じです!キリッ!
「焼肉屋排煙作戦」
でも却下されちったよ。
ユキノは上流にあるダムを破壊し、そこから流れ出る水流で怪獣を海まで流そうと発案。
「ヨドチャン作戦」(今考えた)のために現役を引退したユキノの兄で爆発物処理にかけてはピカイチのブルースを召喚。
だがダムは二重壁になっていたため水流が計算通り出ず、
ブルースの決死の二番目の壁突破作戦で流れ出た水も怪獣を「ちょっと動かした」だけでガスボーン。
正彦はミサイルを撃って怪獣を破壊しようと画策。
そんなことしたらガスが大爆発おこしてエライコッテスになるじゃん。
ピンポイントでガス噴出の穴をあけていくアラタにミサイルが迫る。
ユキノの目の前でドカーン。
…ドカーン?
え?
アラタがなんかジュワッチした
光に包まれるジュワッチは怪獣の死体を抱えて空に飛んでいくのだった。
■おしまい
■感想
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B09XH35V44
三木さんには深夜が一番居心地よいのでは?
「トンデモねっぇっすよ」「令和の実写版デビルマンっすよ」と聞き及んでいたので覚悟して観ましたが、小学生男子のノリがてんこ盛りの映画でした。
何で正彦はアラタのことを悉く邪魔するのか。
理由。
↓
正彦はかつて、恋人同士だったユキノとアラタとともに特務科にいたん。
ある日3人が事故ったことで正彦は足を失いアラタは行方不明に。
この事故はつまりジュワッチが地球に来て起こしたファースト事故?
前科一犯。
その後ユキノと結婚した正彦だがアラタが二年の行方不明を経て再び現れたことで「絶対あいつらまだ好き好き大好き超愛してる状態に違いねぇっぺ!ジェラスィっくよ!アラタを成功させるなんてヤダヤダヤダモン」ってなってしまい、
何ならアラタもろとも怪獣を爆破じゃ。
みたいな心境にならはったんちゃうかと思われ。
中学生男子発想やん。
そんなどろどろは要らん。
小ネタ満載で、くすっと笑えたら「まぁ、こんなもんちゃう?」と思えますが、笑えなかったらチビシー評価になるのでしょう。
マダムは大笑いしてました。
脳が小学生男子だから
怪獣映画観に来たのに、怪獣映画ちゃう!
男女のどろどろは必要ない。
政治とか興味ないし大臣同士の小競り合い、うざいし滑ってる。
下ネタはヤダァ。
結局人類は無駄骨に必死になってたの?
そういう意見もあるでしょう。
怪獣に関しては、一切出ないと思ってたら死体でも出たやん!
男女のどろどろに関しては、同意。
環境大臣の「私ガァ!私ガァ!」は、ちょっとどこかのあの人っぽくて笑った。名前も…。
下ネタは「一種類だけ違うキノコが生えてる!」「それはキノコではありません…」程度なので気にしない。
(怪獣に有害なウィルスや細菌は存在しなかったものの、ガスを浴びるとキノコが生えますんや、体中に。マタンゴシステム)
無駄骨…、まぁ人生が壮大な無駄骨みたいなもんだからね。
おおむね楽しく観ることが出来ました。
土屋太鳳ちゃんが、相変わらずきれいで可愛い。
アラタも正体をずっと隠してないで
「僕はね、ジュワッチなんだ」
「ええ」
と、デュヤァァセヴンみたいに告白すればよかったのにね。
世界のポンカスから…な映画を常に観ている人間には、
「え?結構よくできてるんじゃね?」
でした。
この映画のテーマは。
怪獣モノと思ったらダメ!
これ!
『MM9』では怪獣は気象庁の管轄~。
蓮佛大臣、そんなこと気にもしなさそうw
ってゆーかマダム、どんだけ怪獣モノに手を広げとんねん。
ポチ
↓