藁にもすがる獣たち(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ


 

●ジュンマン…サウナで働く苦労人

●テヨン…出入国管理局勤務、恋人の借金の保証人

●ミラン…借金のためキャバクラで働く人妻

●ヨンヒ…キャバクラの社長でテヨンの恋人

●ドゥマン…金貸しの社長

●ジンテ…違法入国者、ミランに同情する

 

 

 

サウナの掃除のアルバイトで生計を立てているジュンマン。

ロッカーの掃除をしてたら、ルイ・ヴィトンのバッグが忘れられてた!

確認のため中を開けたら、札束がぎっしり。

ジュンマンは、はわわ!となりながらも、このバッグを隠してしまう。

 

 

 

テヨンは出入国管理局で働くエリート。

同棲してた彼女のヨンヒが行方不明になって生活は荒んでるが、そんなことより、ヨンヒの保証人になってたから、金貸しのドゥマン社長に「金返せや」と迫られてるところ。

 

 

知り合いが、悪いことでぼろもうけ。

韓国から海外に逃げる手伝いをする(違法)と大金を払ってもらえるので、そのお金を返済に充てようとしてたのに、当の本人と連絡つかん滝汗

 
 

ミランは株?で大損して旦那にDVを受けていた。

自身も借金のためにキャバクラで働いてるが、そこで不法滞在者のジンテと知り合い、やがてお互いの境遇に同情して惹かれあっていく。

 

 

ミランはジンテと共に旦那殺害計画を立て、保険金を受け取ろうとする。

それで借金返済して、自由になるんだもん!

 

 

決行当日。

「やったったわ!俺、やればできる子やから!」

ジンテから連絡をもらってヒャッホーとしたら、

「俺、気が利くからちゃんと埋めといた!遺体見つからないから完全犯罪っしょ?」

アホの子や、アホの子やった悲しい

遺体見つからんかったら保険金貰えへんがな不安

 

 

…と思ってたら、旦那帰って来よった。

「あのアホ、誰を殺してん?」

 

 

別人を殺してしまったと知ったジンテは自首すると言い出す始末。

使えん!と思ったミランはジンテをひき殺してしまう驚き

社長のヨンヒに助けを求めてしまったミラン。

ヨンヒは全部を恙無く済ませ処理してくれる。

旦那ももちろんKILLし保険金を手に入れられ、海外に脱出するところまで準備してくれた社長に感謝するミラン。

 

 

でもミランはそのあと監禁され、バラバラにされてKILLされる。

生きたままバラバラ。

ミランの手に入れた金はヨンヒのモノに。

 

 

認知症の母親と揉めて足を骨折したジュンマンの妻。
母親の介護やらなんやらで仕事が後回しになってたらクビにされてしもた。
妻と自分のバイト代でようやくカツカツに生活してたのに、どないせぇと?
娘の授業料も払わないとあかんのに。
 
 
あの金使うたらええやん?
 
 
ジュンマンはバッグを家に持って帰ってしまった。
 
 
テヨンの知り合いは依然行方不明。
かなり追い詰められてる。
子分のデメキンがドゥマンにいろんなことを話ししたせいで、テヨンも借金を払わないではいられなくなてしまう。
おまけに刑事を名乗る男が身辺を嗅ぎまわってるじゃん。
「ぼ…ぼかぁ、やましい所なんて、ないんだなぁ凝視
 
 
そんなテヨンの前にヨンヒが再び現れた。
ヨンヒとの情事に耽った後、ピンポーンが鳴るので出てみたら刑事が来とった。
なぜか3人で飲むことに。
酒がなくなったのでテヨンが買いに行って帰ってきたら刑事が死んでた。
 
 
ど、どういうことかしら不安はてなマーク
 
 
「触ってきたからKILLしちゃった、テヘてへぺろ
処分するから手伝ってよ」
処分てなに?浴室で何するの?
やだやだやだ真顔タラー
浴室汚さないでよぅ。
 
 
テヨンはヨンヒをフライパンで殴りつけてしまう。
 
 
ヨンヒが金を手に入れたと聞いていたテヨンは、ヨンヒの車から金を奪い取ってサウナに行きロッカーにヴィトンのバッグを預けタバコを買いに出かける。
 
 
ところがドゥマン社長&配下たちはヨンヒが金を持っていた事実を突き止めておりテヨンは彼らに付け回される。
逃げていたテヨンは捕まりそうになりとっさに道路に逃げたらゴミ回収車に轢かれてあっけなくシボンヌおすましスワン
 
 
ロッカーの大金はこうして引き取るものがいないままジュンマンの手に渡る。
だがドゥマンたちは追撃の手を緩めない。
息を吹き返していたヨンヒを連れてジュンマンの家に行き、ジュンマンと母をアイロンで殴りつける。
気を失うジュンマン達。
 
 
ヨンヒはドゥマンをKILL。
家に火をつけてそのまま逃走炎
この女は…ネガティブ
 
 
ジュンマンは意識を取り戻すが家が燃えてすべてを失ったことに呆然。
「生きてりゃ何とかなるよ」認知症の母が慰めてくれる。
 
 
ヨンヒは金を持ち空港に行く。
だがパク社長の部下がヨンヒを見つけ、彼女もまたKILLされてしまう。
 
 
そのトイレの清掃員として働いていたジュンマンの妻は、個室の隅にロッカーのキーが落ちていることに気付く。
開けてみたら大金の入ったバッグが…ラブキラキラ
 
 
ジュンマンの妻は何のためらいもなくポッポナイナイ。
このまま終わればいいねぇ。
 
 

■おしまい 

 

 

 

出典 https://www.amazon.co.jp/dp/B092J8MCB8

 

 

  ■感想

 

 

原作既読。

ジャパニーズでは映画化できんかったけど、これはこれで大変オモチロかったです。

曽根圭介さんは『腸詰小僧』が結構インパクトあり。

 

 

バッグの呪いやポーン

保険金のために殺された旦那の呪いや。

ってくらいバッグを手にした人たちが死んでいきはる。

『キラー・ヴィトン・バッグ』と言うタイトルでもよいくらい手にしたらえらい目に合う。

 

 

ミランがちょっと気の毒。

いくら借金したからってDV受ける謂れはないし、

なんとなくふらふらっとくっついた男はアホの極みやし、

「いい人!頼りになるお姉さん!」と思ってたヨンヒにはあっさり裏切られるし。

 

 

麻酔が切れて目覚めたミランに、

「あら、起きちゃった~?」て!

生きたまま切断するなら麻酔くらい追加したって魂

曲世愛やマーベルゾンビーズのBPを思い出しちゃったじゃないか。

 

 

ま…まぁ、要らない男はKILL、っていう直情はアカンけど、KILLもしたくなろうってもんよ。

ちなみに一番タイプの容姿。

 

 

ヨンヒの悪女っぷり←KILLされる

テヨンの情けなさ←シボンヌ

ドゥマン社長配下の殺し屋の無慈悲さ←多分逮捕される

 

 

なかなかにバイオレンスで、

そういう繋がりか!

ニャルホド、って思う作り。

 

 

認知症の「嫁が悪い、嫁が全部悪い」って言うババァ、息子にはとてもやさしい。

 

 

そしてなんでみんなそんなに借金してるねん!

そこが気になるわ。

 

 

ジュンマン一家。

あのお金で、店開くなりなんなりして、幸せになってほしい。

けど、もしかしたら旦那に内緒で自分で持っておくかもね。

 

 

皆さんならどうしますか?

警察に届ける?

小心者か!

(ふつうは届けます)

 

 

なんか噂によると、

『梨泰院クラス』で最後に二人が観に行った映画が、これなんだとか。

知らんけど。

『六本木クラス』でも映画観に行かないかな。

『それがいる森』だったりして。

 

 

この映画のテーマは。

「大金を手にしたら、

誰も信じてはいけない」

上矢印

それ!

まさにそれよ!

 

 

マダムは10憶当たっても誰にも口外せず、

ひそやかに贅沢して暮らそうと思います。

まずはリフォームから。

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