■あらすじ
ナツカシス!
●桜井…カメラマン、なんでもこなす
●ふみ子…桜井の妹
●藤田…技術者、ふみ子の恋人
●古江…TV局の社員、割とポンコツ
パシフィック製薬は自社の提供する番組がいまいち人気無しで困ってはる。
ソロモン諸島で魔神が発見されたというニュースが飛び込んできた。
「チャンス!視聴率にテコ入れじゃーい!」
テレビ局で何でも屋をしていたカメラマン桜井と古江が探検隊を組織して島に上陸。
そのころ北極海では潜水艦がゴジラに襲われてた。
島の住民がタコに襲われてると、コングがやって来てタコを追っ払う。
シッシッ!
桜井たちはコングを眠らせて島から運び出し、ジャパニーズに連れて帰って視聴率ウハウハじゃぜーと目論む。
島民の踊りが圧巻。
まだゴジラに金をかけられた時代…。
途中でコングが目覚めちゃったので運搬船を切り離し桜井たちは事なきを得た。
ゴジラがジャパニーズにやってくる。
ふみ子が乗ってる電車がゴジラのせいで運行が止められ乗客に避難勧告が出る。
だがふみ子は逃げ遅れ(どんくさい)、一人川の中で「アアッ!」「イヤァッ!」っとしてたら藤田が来て助かった。
コングVSゴジラ、初戦勃発。
熱線を吐くゴジラにコング苦戦。
つか、熱線を見て目をぱちくりさせるコングのアホの子っぷり…。
コングのアホの子度数はその後もどんどん上昇し、
「これ、アメリカーンな方々が観たら、イラっとするんちゃうか?」と危惧するほどアホの子。
コングは敗退し、ゴジラ勝利。
ゴジラが東京にやってくるのでみんな避難し始める。
避難中にまたもやはぐれてしまうふみ子
お前…
再登場したコングが電車を襲い、車両の中にいたふみ子をゲット。
ふみ子を抱えたまま国会議事堂に上り万歳ポーズのコング。
ジャパニーズに高い建物がなかったせいで、アホの子が加速してるようにしか見えない。
不憫。
ふみ子を救出してゴジラに対しコングをぶつける作戦。
コングVSゴジラ第二戦勃発。
前回と違い高圧電流により帯電体質になったコング。
熱線VSビリビリ電流。
ギャースギャース!
今度は互角で(忖度)コングとゴジラはそろって海に落ちていく。
沖合に現れたのはコング。
コングは自分の島に向かって泳ぎだした。
サヨナラコング。
アホの子、またね~。
■おしまい
■感想
「え?」って時に目をぱちぱちさせる演出は、河瀨直美監督に受け継がれてる(違う)。
ヘリコプターに「わ~~い」ってしてるようにしか見えないコング…。
コング本家にかなり寄せて作られてる。
昭和37年の映画なので、今観ると「どやねん!」な部分は多々ありますが、異世界だと思えばええんよ。
桜井のノー天気っぷり。
みんな住んでるのが公団らしいねんけど、狭っ!ってなっちゃった。
でも当時はオサレ最前線やってんやろな。
島に上陸したときに、島民にタバコを配りまくってて。
それはいいけど、子供にまで手渡すのはどうよー。
当時の緩さ…素敵すぎるわ。
岩を投げつけたり物陰に隠れてたり、コングはアホなりに頑張ってる。
ただ、どうしてもビームとか、そういう飛び道具持ってるやつとは対等に渡り合えんわ。
時が流れても。
コングが巨大になっても。
しょせんゴジラには勝てぬでござるよ。
…を如実に表した作品。
昭和コング映画。
見所はタコです!
タコを見るたびに「たこ焼き何個できるねん」と思うし、
スダールはきっとスダーコから命名したんかなー、
みたいなことばっか考えちゃいます。
コングがウッホッホー!ってするときに平手でパチパチパンチしてる。
グーで殴ったら身体に悪いもんな。
コングは手が長くて、進撃の猿の巨人(獣やって…)に近しい形。
あの巨人をもっとアホ~~ンな…4~6歳児くらいの知能にしたらコングの出来上がりぽん。
ゴジラは目がデカくて可愛い路線
ハリウッドの大物相手に引けを取ってませんよ。
さすがはジャパニーズ怪獣王です。
この映画のテーマは。