パートナーの見習いたいところ
PCに強い。
困ったときの旦那頼り。
旦那が「どないもならん」と言う時は、
素直に修理に出す。
あと、
ぶつぶつぐちぐち言いながらも、
今のところ
ちゃんと働いて稼いでくれはる。
出来れば定年退職した後も、
数年は嘱託で働け。
（命令
）
非常に良かったので、
紹介するZEのコーナー。
『砂嵐に星屑』
読みました。
関西のテレビ局を舞台にした連作短編集。
春夏秋冬四季折々。
春
かつて不倫をしていた上司が亡くなり、
東京に飛ばされていた邑子は禊を終えて関西に戻ってきた。
だがその上司が、
幽霊になって資料室でうろうろしてる…と言う噂が発生し…。
夏
未明の地震で、
会社まで歩いていくことになった中島。
彼は娘とちょっと揉めていて…。
秋
ゲイの彼を好きになってしまった結花。
ルームシェアまでは持ち込んだけど、
そこからは全く進展しない。
実は彼女にはある秘密があり。
冬
全くダメダメなADは、
番組企画で、
芸人さんの密着取材をすることに。
芸人さんの相方は、
人形の「ゆうたくん」だった。
アカン、
泣ける
「ほら、泣けるでしょ？」
そういうあざとさは感じない。
押しつけがましさもない。
ただ、
優しい気持ちで泣ける。
人間誰しもいろんなものを抱えて、
それを表に出さないで生活してる。
傍から見たらキラキラ
した人でも、
安定路線を走ってるような人でも、
人生勝ち組に見える人でも、
内面では、ほんとに煮詰まるほど考えてるんやで。
そんな頑張りながら生きてる人を
そっと応援してくれる小説。
結花の過去に「ああ…」となり、
ゆうたくんにこめられた思いに、
再び「ああ…」となる。
よるべない。
まどう。
夜辺ないでも、
惑うでもなく。
「そうやな、
わたしも、あんたの、
寄る辺になりたい。
円居たい」
そんな気持ちが伝わってくる短編集でした
『パラパラ』で、
ドリーミングパラダイス的扱いを受けていたUSJ。
こちらにも出て来ます。
こちらも、
違う方向からの推し
そして！
初版特典、
QRコードを読み込むと、
雪乃ちゃんメインの
『砂嵐にはなびら』
がおまけで読めるのです。
QRコードて
イマドキー！
あちこちにイマドキが感じられる作風ながら、
ちゃんとツボも抑えつつ。
一穂ミチさん、
すげー好きだ！
つか、
マダム最近泣いてばっかりや。
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