青くて痛くて脆い【映画】(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

他人とあまり交流したくない大学生

同じ授業を取った、意識高い系空気読まない系めんどくさそう系の秋吉寿乃に懐かれ、

そのまま「モアイ」という会合を立ち上げちゃった。

 

 

秋吉に引きずられる形で、

ボランティアに行ったりする楓。

あれ?楽しくなってきたぞ。

 

 

 

 

大学院生の脇坂がモアイに入ったころからメンバーも増え始める。

だがそれとともに、楓は違和感も感じていくのだった。

 

 

 

 

就職内定が取れたころには、

意識高い系の学生を集めるイケてるサークルとなってしまったモアイと、

楓は完全に絶縁していた。

 

 

秋吉と二人で気付き上げたモアイは、もうない。

秋吉も今はいない。

 

 

楓はモアイをうさん臭く思っている友人菫助と協力し、モアイを潰す決意を固める。

モアイの中に入って、やばい情報を探せ。

 

 

 

 

菫助は好意を抱いている後輩のポンちゃんやリーダーの天野と付き合っていくうちに、

「そんな悪い奴らとちゃうんちゃうん?」

なんて思うようになったり。

 

 

モアイに参加してる学生たちの個人情報が企業に渡っていることを発見した楓。

これで、モアイを叩けるで!と興奮すれど、

ポンちゃんとイタしちゃった菫助は及び腰。

 

 

楓はSNSに

モアイと企業が癒着してるですますよ?

個人情報駄々洩れさせてるですよ?

…とアップ。

 

 

モアイは猛批判を浴び、

代表である秋吉が謝罪することになった。

 

 

そう、

秋吉は死んでたんじゃなく、

昔の高い理想に燃えてた世間知らず秋吉から、

世間に迎合しながら自分の夢を模索する現実派に代わってただけ。

楓はそれが許せなかったん。

心狭っ!

知らんがな!

 

 

2人がついに対面で文句言いあうの巻。

秋吉に「どんどん変わっていきはるなぁ」と言ってのける楓。

「これがお前の理想か」

「就職あっせんサークルやんけ」

「高尚だったお前の目的はどこへ行ったんじゃ」

とグチグチ。

 

 

でも結局は、

「もっと、ぼくちゃんのことをかまってくれたらよかったのに、

勝手に脇坂と付き合うし、

なんなん?チミ!」

ってことがすべての発端。

 

 

秋吉に「気持ち悪」「あんたあたしのこと好きだったん?」なんて攻撃されて、

「は?んな訳ねーし」なんてダメっぷりを発揮する楓。

 

 

 

 

結局モアイは解散。

楓はSNSに「モアイを解散に追い込んだのは私です、ゴメンチャ」と書き込むが誰にも信用されない。

 

 

事が落ち着いたころ、

楓は秋吉を見かける。

「ちゃんと傷つけ!」そう鼓舞しながら、

楓は秋吉を追いかけるのだった。

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

原作既読。

 

 

原作では、秋吉・ヒロ…と、

さも二人が別人であるかのように描かれてましたが、

映画ではそんなことは出来ないので、

早々に秋吉再登場。

勝手に死んだことにすんなよ。

 

 

 

 

 

 

たぶん…若い世代には、受け入れられると思うの。

しかし、

海千山千のババァには、

刺さらず。

 

 

「お前ら意識高い系は、未開のジャングルに行ってグリーン・インフェルノされるくらいの覚悟持ってるんか?」

そう言いたくなるDEATH。

え?そんな覚悟持ってるやつ、そうそうおらんて?

まぁそらせやなてへぺろ

 

 

楓も痛々しいけど、

秋吉も相当やと思うで滝汗

世界を平和にするためには、

みんなが一斉に武器を捨てたらいいとかなんとか(忘れた)、

キレイゴト言うとったけど、

内紛状態の戦場でそんなこと言うても屁のツッパリにもならんわ。

 

 

 

 

イケメソでリア充爆発の天野(テン)がいい奴だったり。

菫助の後輩ポンちゃんが一番強かな女やったり。

不登校女子の話が唐突過ぎたり、

楓の後輩の女子の棒演技がひどすぎて愕然としたり。

突っ込みどころはあるけど、

寝ることなく観たんだから、

それなりに話は面白かったのかもしれない。

 

 

 

 

ただ、

『何者』と並ぶ「どんでん返し」って言われたら、

どこがやねん?

ちゃうやろが?

くらいは言いたくなるかな。

 

 

最初っから最後まで誰にも共感出来ず…。

 

 

この映画のテーマは。

人は変わっていくのよ。

上矢印

これ

 

 

青臭くて痛々しくてちょろい…って内容の映画でした。

不登校の子が出てくる意味あったん?

見どころは、
楓の描いた、
理想にあふれるユメセカイのパラパラ漫画ポチ!

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