聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリット・ディア(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

たっるぅ~~~~。

 

裕福な医者一家。

そんな医者一家に異分子が紛れ込んできたことから、歯車が狂い始める。

歯車を狂わせたのは、異分子?

それとも…。

 

 

 

 

 

 

===登場人物===

 

スティーブン…高名な心臓外科医、プライド高い

アナ…美しく聡明で優しい妻、眼科医

キム…思春期に入った娘

ボブ…末っ子、ちょっとわがままで我が強い

マーティン…母と二人暮らしの16歳

 

 

もしかして、もしかして、私が手術をしたからマーティンのパパ上が死んじゃったのかもかも。

裕福じゃないのもパパ上が死んだからなのかもかも。

そんな思いに囚われているスティーブンは、マーティンに様々な援助をしています。

 

 

 

 

今まではマーティンの存在を内緒にしてこっそり援助してたのですが、おおっぴらに家族に紹介。

キムはちょっとポーっとなったりして。

 

 

ハートおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいハート

 

 

 

ある日、ボブが体調の異変を訴えました。

それまで明るくやんちゃだったボブが立てなくなります。

あわてて病院に連れていきますが検査の結果は異常なし。

 

 

大人しくしていたマーティンが本性を表しよった。

「スティーブン先生は、手術のミスで僕の父を殺した。

先生は家族の誰かを犠牲にしないといけない。

でないと全員がボブのように身体が動かなくなって…そして…。

先生には症状が出ない。だけど家族に残された時間は、そんなに無いかな」

マーティンが言うには、まず下肢が動かなくなり全身にそれは及び食欲もなくなって、血の涙が出てきたらもう…。

 

 

 

キムも倒れます。

病院に入院するものの彼女もまた異常なし。

 

 

アナは、マーティンと自分の夫との関係…かつて酔っ払って手術してミスをし死なせた患者がマーティンの父だったことを突き止めました。

「先生は僕の父を殺した後、母と良い仲になってますよ」

「んなこたぁどうでもいーんだよ、旦那が何を失敗しようが浮気しようが知ったこっちゃない。だけど子供やあたしにはなんの関係もないでしょうが」

まさに真理だと思います。

 

 

 

 

スティーブンはマーティンを地下に監禁。

「僕を殺しても誰も助かりませんけどね」

 

 

ここに至りスティーブンは、家族の誰かを生贄にしないと助からないのだと自覚。

子どもたち…特にボブはそれまで反抗的だたのに、急に態度を改めて良い子に変身。

「眼科医になりたいなんて言ってたけど、ほんとはパパみたいな心臓外科医になりたいんだイエローハート

 

 

スティーブンはボブとキムの学校に行って、どちらが優秀なのかを知ろうとします。

「そんなん答えられませんがな」

そらそうよ。

アナはアナで

「私達なら、子供をまた作れるわおすましスワン

なんて言いよります。

 

 

誰をKILLしたもんかわからなくなったスティーブン。

ボブが末期症状の血の涙を流し始めました。

家族全員をリビングに召喚。もちろん目隠しして拘束してるよ。

スティーブンも目隠しをして銃を持ってぐるぐる回ってはズドン。

…コント?

ロシアンルーレット・ぐるぐるバットver?

 

 

何発か撃ったらボブに被弾しボブ死亡。

家族は助かります。

 

 

ダイナーでマーティンと遭遇する家族。

お互い無関係でーす、みたいな素振りで、家族はその場を立ち去るのでした。

 

       おしまい

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

自分の父親を医療ミスで死に至らしめた憎い男に復讐してやりたい。

本人を苦しめるより、周囲の家族を苦しめたろう。

なんとかハラや男女平等と言う人に怒られるのを覚悟で言います。

 

 

お前ティンコついとんのやろ、

そんな回りくどい方法使うなや。

正々堂々正面突破で復讐せぇ。

 

 

「あたしら関係ないやん」というアナの発言に全く賛同。

どうにもこうにも好きになれない、そういう作品。

マダムは、こんな陰湿な陰気な根暗な…例えば悪口言うためだけにアカウント取って別ブログ作って、そこからコメントで文句云うてくるようなやつが大っ嫌いです。

お前じゃお前、バレとんじゃ!

(私怨)

 

 

バツブルームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキーバツブルー

 

 

そして何よりも、

この謎の症状をもたらすものが何なのかの解説が全くされていない。

なんでなん?どうしてなん?

呪い?

悪魔と手を組んだ?

こういう部分をきちんと説明してくれず、

「なんとなくそうなる」

…で慮れ、言われても、慮れるか!

忖度以前の問題じゃ!

 

 

これ、

『ロブスター』→■

の監督さん(ヨルゴス・ランティモス)の映画やん。

 

 

ロブスターも「こいつらアホか」と思いながら観ていたので、根本的にこの人とは合わないのだと思い知りました。

間が、好かん。

こちとらイラチなので、余計な間など要らぬのじゃ!とイライラし。

ほんで原因は何やねん?とイライラし。

小僧も小僧ならオトンもオトンやんけ!とイライラし。

多分この映画観たあと血圧測ったらちょっと高くなってたと思うわ。

 

 

つまり、

イラチには向かない映画。

 

 

 

マダムは後味悪い系が大好物なんだけど、これはパスです。

後味が悪いんじゃなくて、小心者が弱者をターゲットにして仕返ししてる…その根っこのいやらしさが好かん。

登場人物全員が「自分が一番可愛い」やし。

自己愛の強い人達ばっかりで、しんどい。

 

 

お姉ちゃんと弟、どっちの方が優秀?と教師に訊くオトンもオトンなら、子供は死んでもエエやん、また作ったらエエだけのことやし、だから私を殺したりしないよね?なオカンもオカン。

いきなりいい子ちゃんになって媚を振りまくボブもボブ。

 

 

これ、結構高評価なんですよね。

確かに記憶に残るイヤン映画だとは思うのよ、でも爽快感がないのよさ。

敢えて、全員を「いやなやつ」にしてるのも分かるねん。

でも好かん…そういう映画。

 

 

マダムなら復讐するなら、どストレートに本人を狙う。

怨霊になってでも。

家族は守る。

怨霊になってでも。

…怨霊から離れよか?

 

 

マダム、回りくどいのはエエわ。

しかも、鹿なんかなんもでてこぉへんやんけ。

ギリシャ神話がモデルだとか…。

聖なる鹿殺し…奈良公園の鹿(神さんの使い)を殺したら罪になるねんで!

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