悪魔の奴隷(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

ちょっと詰め込み過ぎだけど面白かったYO!

 

病で死んでしまった母親のお化けがで~る~。

車椅子のおばあちゃんがし~ぬ~。

カルト教団で悪魔…ありが~ち~。

 

 

 

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===登場人物===

 

リニ…長女、責任感が強い、大学もやめた

トニー…長男、しっかりもの

ボンディ…次男、明るく弟思い

イアン…三男、末っ子、手話使い

ヘンドラ…モスクの説教師の息子、人に優しく!

ブティマン…祖母の幼馴染、オカルトなどに詳しい

 

 

歌手だった母が病の床に倒れてからリニたちの生活は、窮乏。

借金をして薬代を稼いでたけれど、それももう限界に近い。

動けず言葉で伝えることも出来ない母は、用事があるときにはベルを鳴らします。

チリン、チリン。

 

 

そんな母が、亡くなりました。

父は、リニたち姉弟と、車椅子で喘息の持病を抱えるおばあちゃんを残して出稼ぎに行ってしまいます。

 

 

子供たちとばーちゃんだけになった途端に怪奇現象連発。
母はもういないのにベルが鳴ったり、壁にかかってるママの自画像が怖いので布をかけようとしたら、それが人の形になったり…。
 
 
 
 
とうとうおばあちゃんが井戸に落ちて死んでしもうた。
車椅子でないと動けないのになぜ?
おばあちゃんの葬式なのにおとんは帰ってこない。
 
 
そのおばあちゃんは、死ぬ前にブディマンっていう人に手紙を書いてはった。
おばあちゃんと、ブディマンさんは、幼馴染でいろいろ知ってるわけよ。
「おばあちゃんは、おかーちゃんとパパさんの結婚に反対してた、子供が出来なくて困ってたのに突然リニが生まれた。おばあちゃんは子供を神様からの授かりものじゃなくて悪魔からの貰い物だと疑ってたかも」
そんな「み★もんたに相談してよ」な内情を言われてもなぁ。
 
 
おばあちゃんが死んだあたりからボンディの様子がおかしくなってくるん。
イアンを殺さな…でもそんなん出来ひん…とか、ブツブツ言うてる。
 
 
ブディマンからの情報(自分で書いた本を渡しよった)で、不妊専門のカルト教団があることがわかります。
子供を授かる代償に、最後の子が7歳になった時、教団にその子を捧げなくちゃならないんやって。
そう言われたら、リニたちは4人が6歳離れて生まれてる。
末っ子が7歳になる前に妊娠して、持って行かれるのを防いでた。
まず、兄弟が似てなさすぎる。
つまり、
「オトンはホントのおとんじゃなく、教団の誰かが実のおとんちゃうやろか?」
名推理を繰り広げるトニーに「んなあほな」と笑ってしまうリニ。
 
 
!!デレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレ!!
 
 
イアンが7歳になるのは3日後。
イアンはおばあちゃんのお化けらしいものに襲われ始めます。
 
 
ブディマンから連絡が来ました。
弟たちを見てないといけないリニに変わってヘンドラが話を聞きに行きます。
ブディマンは自分が書いた記事を渡し、リニに見せるように伝えます。
こっそり事実をヘンドラに伝えたりして。
その帰り、ヘンドラは事故に巻き込まれ死亡。
リニは、記事を手に入れますが忙しくて読んでる隙なし。
 
 
ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン
 
 
お父ちゃんが出稼ぎから帰宅。
早速イアンが井戸に堕ちたり家の周囲を変な奴らが取り囲んだりで、もうどうにも困っちゃう。
こりゃ、引っ越しするしかねーわ!おとん決断。
引越し準備も終わって、車を待つだけなのにタクシーいつまで待っても来よらへん。
リニは家の周りに「赤い木の実」がいっぱい落ちてるのを発見しました。
夜になってもタクシーが来ねぇでやんの。
「マァこういうこともあるサ」ノンキナトウサンかーーー!
 
 

夜になってようやくリニはブディマンの記事を読みます。

「悪魔の種バラマキ計画」

……ネーミング……。

 

 

教団の狙いはイアン。

なぜならイアンが「悪魔の子」だから。

イアンを狙っていたお化けは「おばあちゃん」。家族を守ってくれていたんよ!

そういえばイアンばっか襲われてた。

最近は。

 

 

つまりお化けは、ママとおばあちゃんの二人?おって。

二人は幽霊になっても嫁姑バトゥ…とはちょっと違うけど…をしてたんさ。

 

 

そうなんだ~と感心してたら、なんでかゾンビが攻め入ってきて、家族はきゃー。

押し寄せるゾンビをドア一枚で必死に止めていたのは、おばあちゃんの霊でした。

 

 

 

 

イアンはもう完全に悪魔っ子化していて、「ぱぱもこっちおいでよー」とかいうとる。

話もできるようになっとるがな。

見捨てるナリ、見捨てるしかないナリ!

 

 

ブディマンが車で迎えに来てくれて危機一髪間一髪逃げ出す一家。

 

 

新しいアパートに身一つで引っ越してきた一家。

お隣さんは新婚さんで、とても親切にしてくれる。

いい人そうでよかった。

 

 

でもお隣さんの家には、地図が貼ってあって、

ピンがあちこちにささってる。

そしてあの赤い実がいっぱい…。

「また収穫の時期ね」

収穫て、ナニーーーーーー?

 

タラー滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗タラー

 

      おしまい

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

オカン→お化け、カルトのメンバー、悪魔信仰。

おばあちゃん→お化け、家族を守る。

お化けツートップ。

しかも不妊というセンシティブな問題を、カルトでコーティングするという荒業。

 

 

Jホラーの影響受けまくり、ママは貞子+伽椰子さんみたいな?

なかなか面白かったですよ。

 

 

これ、リメイクらしくって。

元のタイトルは、

「夜霧のジョギジョギモンスター」

…ほとんどの人が「ジョギリショック」を連想するタイトル。

そして脳内で「夜霧よ今夜もありがとう」を歌ってしまうと思うのココロー。

うわぁ、ごめん、若い人にはついてこれへんネタやったわ。

 

 

さて、この「悪魔の奴隷」。

ホラー度はそこそこ高いです。

インドネシア版

『死霊館』→■

J ホラー風味。

 

 

井戸とかさ、家の中の薄暗い土間に井戸があってさ。

その井戸の横でちっこしてるんよ。

同じところで食器も洗っとんよ。

ちっこしてたやん!

一番恐ろしかったところ。

あと、食あたりしそうなキッチンも怖かった。

そこかい!

 

 

!?ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!?

 

 

まぁ、そのへんの文化はともかく。

貧しいってのもコミコミで、家の中が薄暗くって「いかにも出そうですぜ」な雰囲気がよろしいわ。

 

 

この作品、リニに好意を持ってるいい人のヘンドラの死に様がむっちゃ良かった。

バイクで人を避けて、転倒。

トラックに引きずられる。

顔がズリズリズリーーーーっと、痛そう!

このシーンで、ちょっと加点。

 

 

雨の日に傘をさして家の周囲を取り囲むカルトな方々も怖い。

いい雰囲気です。

 

 

乙女のトキメキグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッ乙女のトキメキ

 

 

欠点は。

詰め込みすぎ。

お化けと悪魔をミキシングして、カルトでゾンビって…。

みっくちゅじゅ~ちゅじゃないんだから…。

 

 

テンションが低いまま恐怖を持続させるタイプの映画。

ホラー苦手な人には、なかなか怖いかもー。

ラストの新婚さんのダンスが、

意味わからなさすぎる!

 

 

106分…と、ちょっと長いんですが、

許したってほしい。
タクシーが時間どおりに来ない時点でジャパニーズは怒り心頭なのに、
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