ちょっと詰め込み過ぎだけど面白かったYO!
病で死んでしまった母親のお化けがで~る~。
車椅子のおばあちゃんがし~ぬ~。
カルト教団で悪魔…ありが~ち~。
悪魔の奴隷 [DVD]
4,298円
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===登場人物===
●リニ…長女、責任感が強い、大学もやめた
●トニー…長男、しっかりもの
●ボンディ…次男、明るく弟思い
●イアン…三男、末っ子、手話使い
●ヘンドラ…モスクの説教師の息子、人に優しく!
●ブティマン…祖母の幼馴染、オカルトなどに詳しい
歌手だった母が病の床に倒れてからリニたちの生活は、窮乏。
借金をして薬代を稼いでたけれど、それももう限界に近い。
動けず言葉で伝えることも出来ない母は、用事があるときにはベルを鳴らします。
チリン、チリン。
そんな母が、亡くなりました。
父は、リニたち姉弟と、車椅子で喘息の持病を抱えるおばあちゃんを残して出稼ぎに行ってしまいます。
夜になってようやくリニはブディマンの記事を読みます。
「悪魔の種バラマキ計画」
……ネーミング……。
教団の狙いはイアン。
なぜならイアンが「悪魔の子」だから。
イアンを狙っていたお化けは「おばあちゃん」。家族を守ってくれていたんよ!
そういえばイアンばっか襲われてた。
最近は。
つまりお化けは、ママとおばあちゃんの二人?おって。
二人は幽霊になっても嫁姑バトゥ…とはちょっと違うけど…をしてたんさ。
そうなんだ~と感心してたら、なんでかゾンビが攻め入ってきて、家族はきゃー。
押し寄せるゾンビをドア一枚で必死に止めていたのは、おばあちゃんの霊でした。
イアンはもう完全に悪魔っ子化していて、「ぱぱもこっちおいでよー」とかいうとる。
話もできるようになっとるがな。
見捨てるナリ、見捨てるしかないナリ!
ブディマンが車で迎えに来てくれて危機一髪間一髪逃げ出す一家。
新しいアパートに身一つで引っ越してきた一家。
お隣さんは新婚さんで、とても親切にしてくれる。
いい人そうでよかった。
でもお隣さんの家には、地図が貼ってあって、
ピンがあちこちにささってる。
そしてあの赤い実がいっぱい…。
「また収穫の時期ね」
収穫て、ナニーーーーーー?
おしまい
―――――――――――――――――――
オカン→お化け、カルトのメンバー、悪魔信仰。
おばあちゃん→お化け、家族を守る。
お化けツートップ。
しかも不妊というセンシティブな問題を、カルトでコーティングするという荒業。
Jホラーの影響受けまくり、ママは貞子+伽椰子さんみたいな?
なかなか面白かったですよ。
これ、リメイクらしくって。
元のタイトルは、
「夜霧のジョギジョギモンスター」
…ほとんどの人が「ジョギリショック」を連想するタイトル。
そして脳内で「夜霧よ今夜もありがとう」を歌ってしまうと思うのココロー。
うわぁ、ごめん、若い人にはついてこれへんネタやったわ。
さて、この「悪魔の奴隷」。
ホラー度はそこそこ高いです。
インドネシア版
J ホラー風味。
井戸とかさ、家の中の薄暗い土間に井戸があってさ。
その井戸の横でちっこしてるんよ。
同じところで食器も洗っとんよ。
ちっこしてたやん!
一番恐ろしかったところ。
あと、食あたりしそうなキッチンも怖かった。
そこかい!
まぁ、そのへんの文化はともかく。
貧しいってのもコミコミで、家の中が薄暗くって「いかにも出そうですぜ」な雰囲気がよろしいわ。
この作品、リニに好意を持ってるいい人のヘンドラの死に様がむっちゃ良かった。
バイクで人を避けて、転倒。
トラックに引きずられる。
顔がズリズリズリーーーーっと、痛そう!
このシーンで、ちょっと加点。
雨の日に傘をさして家の周囲を取り囲むカルトな方々も怖い。
いい雰囲気です。
欠点は。
詰め込みすぎ。
お化けと悪魔をミキシングして、カルトでゾンビって…。
みっくちゅじゅ~ちゅじゃないんだから…。
テンションが低いまま恐怖を持続させるタイプの映画。
ホラー苦手な人には、なかなか怖いかもー。
ラストの新婚さんのダンスが、
意味わからなさすぎる!
106分…と、ちょっと長いんですが、
↓