うなぎ、できれば焼いてタレ付けて食したいですな!
シャチョーが療養施設に行ったまま帰ってきよらへん!
…ので、迎えに行った若い社員。
でもなんだかこの療養所、変だぞ?
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===登場人物===
●ロックハート…若手有能社員、社長を連れ戻す命を受ける
●ペンブローク…社長、療養施設に行ったまま
●ヴォルマー…療養所の所長
●ハンナ…老人ばかりの療養所に一人いる少女
●ワトキンス婦人…療養所の患者、パズルと歴史が好き
●フォン・ライヒマール…かつてこの地域に住んでいた男爵
会社が合併する大変なときに社長はトンズラかましよった。
まァ居場所はわかってるから「オメー、迎えに行ってこいや」と押し付けられたロックハートくん。
NYから、スイス-風光明媚なド田舎-まで、やってきたよ。
この療養所、もともとは山の上に建つお城だったそうです。
でも、城主だった男爵が、
「純血主義(うちの血筋が一番高貴なんじゃ)」が昂じて、自分の実の妹とマグワイヤーしたもんで、村人たちから「フケツ」「変態」の誹りを受け、城を焼かれちゃったんですって。
そんな曰く付きの療養所なので村人たちからは嫌われてます。
なんとか社長に会うことが出来、会社のために戻って貰う約束を取り付けるロックハート。
携帯の電波も届かない所なので麓の村まで行って電話しようとタクシーに乗ってたら事故。
気がついたら自分が療養所に入ってるやん。足の骨を折ったらしい。
所長は「療養所のおいしい水です、せいだい飲みなはれ」。
まるで怪しい水売りの如く水を勧めよる。
社長は部屋を移動して、またも居場所がわからぬ。
療養所内でロックハートは、パズルが大好きなワトキンス婦人と出会います。
そして、ジジババばっかりの療養所内に、一人だけいる少女ハンナとも出会いました。
所長曰く。
「ハンナは、体つきこそ女性らしくなってきたけど、まだまだ子供の心を持っている特別な患者やねん」
贔屓されとるがな~。
所長は青い小瓶の水を一滴口に含んでいます。
ハンナにもぽたり。
さて、ロックハートは「治療」を始めることに。
足も治したいしね。
水を溜め込んだタンクに入れられ瞑想してたら、うなぎがワラワラよってきよる。
キモイー、助けてー!ロックハートは意識を失ったのに、「あんた幻覚見はったんやで」←塩対応か!
ワトキンス夫人から、「城が焼かれたのは、近親相姦だけじゃなく、村人が人体実験にあってたかららしいよ」とこっそり教えられました。
ハンナと親しくなったロックハートは、ハンナと一緒に村まで降りていきます。
社長のレントゲンやカルテを村の医師に見せようとしたのですが、村には医師がいません。
獣医師?に聞いてみると「脱水症状」と言われちゃった。
あんなに水ばっか飲んでるのに?
村の若い男がハンナに言い寄り、ハンナ危機!
ロックハートは松葉杖&ギブスなので役に立たねぇ!
そこへ現れた所長は、ハンナとロックハートを連れ帰りました。
療養所に戻ったロックハートは、タンクの中に浸かっている人たちを発見するも、所長に見つかり「なんでそんなウロウロするかな」と言われ、拘束され歯を抜かれます。麻酔なし。
またもや逃げ出したロックハート。
警察に駆け込むけれど、警察署長の部屋にも、療養所の所長が飲んでいた青い小瓶があるのを発見。
「グルかーーーーー」
またもや療養所に連れて帰られたロックハート。
懲りるという言葉を知らないのか、またまた療養所内を探索。
地下に実験室のようなものがあるじゃん!ワトキンス夫人が御遺体にされ(干からびてる)地下湖にポイされちゃった。
うなぎが寄ってきて夫人を食っていきよる。
その頃ハンナは、初潮を迎えていました。
ロックハートは治療に来ている老人たちに「所長たちのせいで病気にされてるんや!健康長寿詐欺にかかってるんや!」と騒ぎ出しますが、誰もロックハートの言うことに耳を貸しよらへん。
あっという間に捕まって(もう…何度目や)、うなぎ拷問部屋に連行。
拘束され寝かされたロックハートのクチから無理やりホースをツッコミます。
胃カメラでもオゥェェェェェェなのに、結構太いのを挿入。
そしてその管を伝ってうなぎが次々に流れ込む~~~。
白目を剥くロックハート、滲み出した冷や汗があの青い小瓶の中身。
解説しよう!
うなぎには毒があるので、一旦人間の体に入れて、人間の体を使い濾過。
出てくる水分=汗こそが老化を止める秘薬!
チッコではアカンのか?
このうなぎ自身に特殊な効能があるのか?
ジャパニーズから、うなぎの蒲焼職人を連れてきたらアカンのか?
所長はハンナに初潮が来たことで大喜び。
「よっしゃ、ほな、この高貴な血を受け継ぐ子供を作ろか」
所長=男爵。
ハンナ=男爵と妹との間にできた子供。
老化防止の薬で時を漂ってきた二人。
子作りする気満々の男爵。
「妹も、イヤだのやめてだの言うてたけど、結局子供作ったんやで?」
ドヘンターイ!
ハンナまさに貞操の危機!
そこへロックハートが現れ、屋敷に火をつけます。
轟々と燃え盛る炎に包まれる療養所。
ハンナは男爵を湖に突き落としうなぎの餌に。
必死で消火活動する職員。
我関せずで夢の世界の住民になってる老人たち。
城から逃げ出すロックハートとハンナ。
二人は山道を走ってくる車にはねられそうに。
上司が業を煮やしてやってきたのです。
「NYには帰りませんよ」
ロックハートは制止する上司たちを振り切って、ハンナと共に山を降りていきました。
無邪気に笑うハンナと、
愉快そうに笑うロックハート…彼の顔がどんどん邪悪な笑いに変わり…。
おしまい
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サスペンス・スリラーのつもりで観てたら、後半うなぎホラーだよ。
蒲焼食いたい。
外部と交流のない療養所。
退所する人はいない。
ジジババだらけ。
ワケありげな青い小瓶。
紛れ込んだ青年が、幻覚なのか現実なのかわかんねーよ、ほんとに!な体験をして…。
そういう伏線が全部、ドッカーンとひっくり返される後半の変態。
パチもんのシャッター・アイランドだと思ってたら、うなぎ。
いや、決してつまんなくはないんですよ。
その証拠に146分もあるのに、そんなに長くは感じなかった。
ただなー、言わせてもらうなら、もう30分は削れるところあったやろ?的な。
所長=男爵の変態性。
特にあのシーンは、
「このド変態…ヤダ…」
って思っちゃうよ。
主人公のロックハートが、ウォール街の有能な金融マンに思えないくらい、学習能力がありません。
雉も鳴かずば撃たれまい…いや、好奇心は猫をも殺す、こっちかな?
何が現実で何が幻覚なのか、
トイレのうなぎは幻覚なのか。
牛の腹をかっさばいたら出てくるうなぎは、幻覚じゃないのか?
うなぎ尽くし。
青い小瓶の中にある永遠の寿命を与える液体。
アクア・ウイタエっぽいやつですが、これはほんの少ししか採取できないの。
そらせやろ。
人様にうなぎを呑ませて冷や汗出させて採取やモン。
この秘薬を飲んで延々生きながらえてる男爵と、彼の娘(ハンナ)。
妹にクリソツなハンナに、またもや子供を産ませて「血を守る!」…あほちゃう?
城の地下にある湖?にいるうなぎは、永遠の命をくれるっぽいんやけど、蒲焼にして食ったらアカンのやろうか?
うなぎの毒って確か加熱したら解毒されたはず。
ロックハートが途中歯抜けになるのですが、途端にバカっぽく見える不思議。
歯は大事!
いろんな伏線をぶっこみすぎて、ホラーに逃げよった!
そう思われても仕方無いかにゃ。
トイレからうなぎ。
浴槽にうなぎ。
うなぎの踊り食い。
そんな、
うなぎ映画。
あと…大変失礼なのですが、
ヒロイン・ハンナの容姿が好みじゃない。
微妙にブサイク。
個人の感想なので、
こういうタイプが好きな人には、
ごめんなさい。
看護師さんのオパーイが、
引力に負けて、もうダルンダルンにたれまくりです…。
もうそこに臍あるやん!
そんな垂れ具合。
引力って怖いですね、ポチ!
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