フラットライナーズ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

いっぺん死んでみる?…と思って実験したら。

 

妹を事故で亡くした主人公は、

医学の道を志しました。

仲間と一緒に、臨死体験からの蘇生を実験。

したら被験者は、なんかむっちゃかしこになっちゃってるやん!

ワレモワレモーーー。

 

 

 

===登場人物===

 

コートニー…自分の過失で事故り、妹を亡くしたことがトラウマ

ソフィア…落ちこぼれ寸前、ママもうざいし…

ジェイミー…チャラスケ、美容整形医を目指してる

レイ…出来る男、唯一の常識人

マーロー…美人、いつの間にか巻き込まれてたんだけど…

テッサ…コートニーの死んでしまった妹

 

 

 

運転中によそ見をしたせいで事故ったコートニー。

この事故で妹のテッサは死亡。

 

 

9年後、医学生になったコートニー。

勉強についていけなくて、それでも「医者になれ」というママの重荷に耐えられなくなっていたソフィア、軽い男のジェイミーを甘い言葉で誘い実験に引き込みます。

 

 

「ワイ、これから死ぬ。臨死体験や。

死後、脳がどうなるのかを、モニタリングするんや。

蘇生は任せた」

「マジカー?」ギョッとする二人ですが、あとには引けず協力。

ところがコートニーが蘇生しないので、優秀な医学生であるレイを呼ぶ羽目に。

レイのおかげで無事生き返ったコートニー。

美人のマーローも、実験メンバーに誘われていなかったけど、巻き込まれてしまいます。

 

 

 

 

実験はなんとか成功。

脳の変化をしっかりモニターできました。

でもこの一件のあと、コートニーの身の上に不思議なことが起こり始めます。

むっちゃ賢くなったり、怪奇現象が起きたり。

 

 

怪奇現象は他人にはわからへんので、みんな「賢くなるなら!」と臨死体験を希望。

レイ以外は全員実験に参加。

 

 

 

 

ところがですよ。

コートニーは何度も妹の存在を感じるようになりはるん。

ジェイミーにも、そこにいないはずの女性の姿が見えたり赤ん坊の声が聞こえたりするんよ。

 

 

妹に会いたくてやり始めた実験なのに、いざ妹が出てくると、怖いんや!えーん

コートニーはジェイミーに「妹を見た!」とTEL。

同じように女に取り憑かれていたジェイミーは、コートニーの家に駆けつけますが、コートニーは出てこない。

「あ、寝てしもたんやな」

寝てるんちゃうわ!

テッサに襲われて転落死したんじゃ。

 

 

まさかのヒロイン途中退場。

そしてまさかの、安否確認もせずとっとと帰るジェイミー。

 

 

翌日コートニーの死が皆に伝えられます。

実験のことがバレたら退学になるかも…みんなはコートニーの残した実験結果などなどを証拠隠滅。

ここからマーローやジェイミー、ソフィアに定番の怪奇現象発生。

 

 

コートニーの携帯には「妹に会いたい一心で実験しました」と懺悔する彼女と、そんな彼女を襲う「何者か」の存在が録画されていました。

 

 

怪奇現象に思い当たる節がある面々。

 

 

ソフィアは高校生の時、勉強ができた女の子の裸の写真をSNSにアップし彼女を傷つけました。

ジェイミーは妊娠させた挙げ句堕胎手術の時トンズラして、元カノを傷つけました。

マーローは医療ミスで患者さんを殺してしまいました。

 

 

「ごめんするんや!」

それぞれが謝罪に走ります。

ソフィアはすぐ許してもらいはった。もうひと悶着あってもエエんちゃうん?ってくらいあっさり。

ジェイミーは元カノが子供を産み育てていることを知り、今後償っていく決意。

マーローだけはなかなかミスを認めませんでしたが、ゾンビに襲われまくって踏んだり蹴ったりので「ごめんちゃい」。

しかし、がごめんちゃいだけでは駄目だったー。

なぜぇ?

 

 

?ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン?

 

 

コートニーが伝えにきましたで。

「聞こえますか?

罪を償うだけでは駄目なのです…自分を赦すのです…

こうしてマーローもなんとか命をとりとめました。

良かったね!

 

    おしまい

 

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

リメイク映画です。

元ネタは1990年。

 

 

ホラーちゃうやん!

いや、確かにホラーテイストではあるけれど。

ホラー耐性のない人が観たら怖いんか知らんけど。

 

 

ホラーちゃうやん!ちゃうやん!ちゃうやん!

 

 

主人公が臨死体験のときに見たシーンはとても綺麗でした。

ふわふわと漂う光の珠は、魂なのでしょうかしらん。

その後、ワイもワイも…と参加した人たちは、どんどん不穏なものを見ていきはる。

 

 

みんな、心にやましい闇を抱えてるからさー。

その闇が、映像になって出てきよるんよ。

 

 

とりあえず、みんなが流されるかのごとく実験に嵌っていく中、一人、

「オレはエエわ」

と断ったレイ、偉い。

美人のマーローと恋仲になれたのは、ご褒美?

 
 
そりゃ、あんな、間抜けな顔での臨死…からの~~~、みんな死にかけて大変やんけ!なんを見てたら、
「やりとうないわ」
ってなるのが当たり前ではなかろうかしらん。
 
 
まぁ、ソフィアは、学業でもやっとこだった上にママ上からの抑圧がひどくて、そういうのに頼りたい気持ちはわかるんだけどさ。
ジェイミーなんか「オレかて、かしこになって褒められたいもんネ」やし、
マーローも「自分だけやらへんのは損じゃん」って感覚?
 
 
決して悪い出来上がりではないのだけれど。
サスペンスとホラーの融合がうまく行ってない気がします。
逆に、ホラーは苦手という人が観ると、それなりに面白いんではなかろうか。
 
 
 
 
もう少し、バッド・エンドでも良かった気はする。
ラストシーンで、コートニーが弾いていたピアノの曲が流れて、みんながドキっとしながらも、
「と…とりあえずコートニーに乾杯やで」
なんやねん!
そこからホラー独特の、ここから怨嗟はまだまだ続いていくよ…じゃないんかい!
実はコートニーも自分だけ死んだことを恨んでて…でも良いんじゃないのん。
 
 
テッサちゃんは、お姉ちゃんを恨んでたんじゃなく、コートニーの「ほんのこつ、申し訳ななか」な気持ちが、「恨みがましいテッサ」を生み出した…んでしょうか。
それにしても、お前ら今回の事件がなかったら一生、自分の過去を振り返ることもなかったんやろ?
 
 
ふんわりウイング滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗ふんわりウイング
 
 
ま、レイだけはどっちにしても蚊帳の外やけど。
レイ、かしこ!
レイ、有能!
要するに、
みんながやるから…いうて、
流されたら駄目!
それがテーマ!?

 

ソフィア、暗記が苦手って。
それ、マダムも習ったけど、いっちゃん覚えやすいやつやったで。
今でも憶えてるもん。
ポチッとお願いしたします! 
      ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村