サマー・ヴェンデッタ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

山本リンダ(若い子知らん)の歌を思い出せ!

 

 

キャンプに行った若い子たちがKILLられちゃったけど犯人はまだ判ってないねん。

そんな「伝説の地」にやってきた男女4人。

彼ら彼女らにはいろんな思惑があり、

もう、どうにもとまらない!

 

 

 

 

1960年、フィンランドのボドム湖。

キャンプに訪れた10代の4人が襲われ、ひとりだけ生き残り後はシボンヌ。

犯人はまだ判ってません!

…ってな事件があったのです。これは事実。興味のある人は、ググってね。

 

 

 

イーダ…ヒロイン、ある事件で引きこもりになってしまった

ノーラ…イーダの親友、ショートカット

エリアス…全身タトゥーのポンカス頭野郎に見えて実はいいヤツ

アッテ…ボトム湖事件を独自の推理で考えてるメガネ

 

 

イーダとノーラは「オサレな山小屋でキャンプしね?」と言われてやってきたら、森の中でキャンプ。

なんじゃこりゃ!となりますが、仕方ないからキャンプすることに。

 

 

アッテは「ボドム湖事件」に興味津々。

一人で推理を組み立ててます。

「殺人鬼じゃよ、殺人鬼は今も森のどっかに居るんじゃよ!」

事件を再現したいアッテ。

イーダとノーラを誘ったのも、事件の被害者に体型が似てる女子を連れてきたかったから…。

き…貴様「ボドム湖事件」ヲかよ!

 

 

!?ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!?

 

 

この森にいるのはイーダたちだけのはずなのに、湖の向こう側に光が見えたりで、誰かおるんちゃうんか?っぽい雰囲気を醸し出す。

 

 

 

夜寝ていたらテントの周辺に誰かがいる気配がするるー。

エリアスが様子を見に行き、ノーラもテントから出ていきます。トイレ?

結果、イーダとアッテがテントに残ることに。

アッテが「写真…見てないから」と言いだしました。

ナンノコッチャ?

 

 

突然テントが倒れ、アッテは何者かに刺されちゃう!ナイフ

きゃー!

 

 

イーダの悲鳴を聞いて、エリアスとノーラが帰ってきます。

「逃げろ…逃げるンだ!」

三途の川が見えてるアッテが言い、「そんな…置いて逃げるなんて出来ない」なんてこともなく、皆さんは逃げ出すよー。友情とか、そんな言葉は、知らんがな。

 

 

 

逃げてたらノーラが足をくじきはる。

「逃げて!救援呼んできて」

 

 

エリアスとイーダが二人で逃走。

エリアスはイーダに「実は話がしたかった」と打ち明けました。

「裸の写真はない、むっちゃ探したけど、あらへんかった。誰かが君を陥れたんや」

「みんな見た言うてたやんか!」

 

 

ちょっと前のことになるけど。

イーダはパーリーでお酒を飲み気を失ってる間に裸の写真を撮られ、それが流出(ネットじゃなくアナログな方法で)しちゃったせいで皆さんの噂の遡上に登り、学校にいけなくなっちゃったのです。

 

 

エリアスはどさくさ紛れに「今でも…イマデモ、アナタノコトガ、チュキダカラー!」と告白。

アリアスはノーラと仲よさげに見せていましたが、かつてはイーダとアチチの間柄だったことも発覚。

「警察も含めて、写真のことは誰も知らない言うてるよ?」

エリアスが「俺を信じろ!」的に言うてたら何者かにグサッ。

 

 

エリアスの背後に、フードを被った犯人が…。

 

 

!!びっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくり!!

 

 

犯人は、ノーラ。

ノーラとイーダは共犯関係。

アッテとエリアスの遺体を袋に詰め湖にポイ。

 

 

「イーダの写真をばらまいたのはエリアス!」と聞かされていたイーダは、かつて好きだったエリアスを憎み、復讐するためこのキャンプに何もかも承知之助でついてきたのです。

アッテの『推理実証』も、エリアスの『復縁願望』(話し合いたい)も、全部まるっとお見通しさ!

 

 

エリアスの車を運転し帰路につく二人。

この車も処分せなあきませんが、とりあえず行けるとこまでは、車で行くのが計画。

「あのさ、エリアスもアッテも、あたしの写真なんか見たことない言うてたよ」問うイーダ。

「あたしは見たよ、すげーひどい写真やったわ…だから協力したんやん!

あ~~もう、ほんまのこと言うわ。

写真はありませんでした。

あたしがでっち上げました。

なんでって…あんたがエリアスと仲良くしてるから悔しかったんよ。

あたしはあんたが好きやってん。

なのにあんな男とイチャイチャして…。

だから『存在しない写真』を撮られたってことにして噂を流したら、勝手に尾ひれがついて行っただけ。

酒に薬を入れてあんたが気を失うようにしたのも実はあたしの仕業v」

誰も味方がいなくなったイーダに寄り添ってくれてたノーラが、

諸悪の根源やったん。

 

 

「あんたが『エリアスを殺したい』って言い出したときは、ヤッターって思ったよ」

「クソサイテー女!」

二人は、大喧嘩。

運転中ですよ?お嬢さんたち。

案の定、事故ります。

 

 

事故で動けなくなった二人の前に一人のおっさんが登場。

「レッカー車で引いていったるわ」

「ほな、お言葉に甘えて…」
牽引してもらってる途中で、イーダもノーラもアッテ殺害には関与していないことが発覚。
え?
どういう事?
何故の嵐ーーーーー!

誰がアッテをKILLしたのん?


…ってなってたら、レッカー車、むっちゃスピード出しよる。
カーブでぶっ飛ばされ、ふたりとも意識不明。


( ゚д゚)ハッ!
気がついたイーダはノーラに「逃げろ」といいます。自分は何かに足を貫かれていて身動きとれないから。
ノーラは逃げ出しますが、結局捕まっちゃった。


イーダとノーラは結束バンドで手足を縛られた上に、口にはアロンアル★ァ的な接着剤が塗り塗りされ喋れません。
おっさんが「どちらにしようかな」として、ノーラをチョイス。
ノーラは、すごい悲鳴を上げてます。
接着剤がめりめり剥がれるくらい。
何をされてるのかはわかりませんが。

 

 

ガーンえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんガーン

 


イーダは、気がついたら家の前に放置されてました。


警察が捜査に行きますが、イーダの言う「大男のおっさん」なんて見つかりません。
心が壊れたんや、あんな事件起こしたんやもんなぁ。
どうやら、警察はイーダが3人を殺して、精神をやんだと思ってるっぽい。


こうしてボドム湖伝説に、もう一つ事件が加わっちゃったーーー。

 


    おしまい
 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

キャンプでヒャッハーしてる若人、全員氏ね!

…な話だと思ってたら、途中で「そっちか」な「どんでん返し」入りの愛憎劇、からの~~、何や訳のわからん殺人鬼?に話に持っていく。

ジェットコースタームービーでござる。

 

 

ボドム湖事件は本当にあった事件で、キャンプに行った若人の一人が犯人として捕まったんだけど結局その人は無罪となったらしく真犯人は未だ判ってないんですって、奥様!

未解決事件を扱うので「自分なりの解釈でなんでもあり」な設定になっても仕方ないんですが…。

なんだろう、この「尻の座りが悪い」感じは。

 

 

そしてネット全盛のこの時代に、その写真が全くネットにアップされない、噂も口でヒソヒソ言うてるだけ。

アッテが見てる地図もGoogle Map先生じゃなく紙の地図…ってことは、

このイーダの事件って、今の時代の話じゃないの?

過去の事件なの?

 

 

おっさんがアッテを殺した犯人なのですが、この人の素性も何も全くわからないので、そうなんか~~、へぇ…でございます。

 

 

ノーラとエリアスが付き合ってるのかと思ったら、エリアスは純愛一直線「イーダ命」だったっていうね。

見るからにアホバカ男の様相を呈して、実はいい人でした…な。

 

 

でもさ、イーダって無実のエリアスをKILLする引き金を引いたわけじゃん。

騙されてたとは言え、「殺したい」なんて口走るから、ノーラもその気になったわけやん。

なによりも、殺害計画立ててる時の、イーダとノーラのキラキラした笑顔が怖いわ。

 

 

乙女のトキメキおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい乙女のトキメキ

 

 

合点がいかないのは、映画の初っ端に出てきて、ナイフを研いでる男。

こいつが犯人なの?

こいつが、年月を経ておっさんになったの?

んで、ラストに出てくる奴らは何者なの?

ボドム湖見学ツアーの御一行様なん?

もう観光地になってるのん?

 

 

いろいろわからないことが多いです。

カチッとした、

「うおおおおお、そうやったんかーーーー」などんでん返しを期待したら駄目。

モヤモヤ~~~っとした作りです。

血しぶきは派手に出てるっぽいけど、グロもなく…。

唇べりべりは痛々しいものの、

「そんで、ノーラは何されてたんさ?そこを見せてくれや!」

そう言いたくなる人が多くても、仕方ないですよね~。

 

 

グリーンハーツグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグリーンハーツ

 


ノーラがイーダを好きなのは構わないし、嫉妬メラメラも構いません。
ただ、ふたりとも「思い込み激しいちゃん」だし、
ノーラにもエリアスにも好かれてたくせに、
全部をぶち壊したイーダを、全然カワイそうとは思えへんのです。

なんぼおっぱい大きくても、思えへんのです!

 

 

バツブループンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンプンバツブルー

 

 

この映画のテーマは、

「噂を信じちゃいけないよ」と「あんたら誰よ?」。

これ!

 

面白くないわけではないのですが、

「?」が多すぎて、ファッ?ってなるよー。ポチ!

      ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村