悪い大人は懲らしめちゃうZO!
こどもつかい [DVD]
3,256円
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子供にひどい仕打ちをしたら、
呪われて3日後に死にます。
リン●か!
あげは保育園で働く尚美は、ネグレクトされてるっぽい蓮が気がかり。
尚美の彼氏で新聞記者でもある駿也は、最近起きている不審死についてJCに取材してる際に、
「トミーの呪い」
というワードを教えられます。
虐待していた母親が死に、その前に子供が行方不明になる事件があった事実。
子供が消えてから3日後に母親が死んだ事実。
「トミーの呪い」がまさにその状況を言い表している…。
先輩は、アホかと取り合いませんが、気になる駿也。
駿也は、幼馴染の近藤がリサイクル店の店長をしていることを知りお祝いに。
和気あいあいとしてる席なのに、ある女の子を見た近藤は顔色を変えるじゃない。
その子が歌を口ずさんでいたので、とっさに録音する駿也。記者魂ってやつや。
尚美は蓮の母が迎えに来ないので家に送り届けたら、母親はどうも留守のよう。
仕方なく蓮を自分と駿也の住むアパートに連れ帰ります。
俊也は一瞬戸惑うものの、すぐに蓮と仲良しに。
調子こいた尚美は「私をママって思ってね」なんて抜かしやがります。
蓮の母親が死んだことが発覚。
「重荷を背負い込んじゃったよ、アタシ」と、ここに至って軽率な自分に気づく尚美。
保育園で蓮に「ママ」って呼ばれて「ママじゃないっ!」
あっさり拒否。
蓮に「約束したのに、ひどいよ…恨んじゃうから!」ってされました。
蓮も歌を歌ってます。
近藤がシボンヌ。
遺品のビデオを見ていた駿也は、近藤が万引きをした女の子に猥褻な行為をしていた事実を知っちゃうよ。
蓮の前に黒い服の男が現れたぽん!
黒マントの男にそそのかされ、尚美に呪いをかける蓮。
3日後に尚美は死にますからね。
駿也は尚美を助けようと必死に考えます。
蓮もまた歌ってはるやん。事件に歌が絡んでる?
「ぼーあんがー ぼーあんがー
すてぷらい すてぷらい
かんくろーさん かんくろーさん
おいない おいない
かみのごうさーかす おいないよ
あめじんとみーのしょうたいは」
微妙に不快な音の外し方と相反する呑気な曲調で耳に残ります。
マダムが毎日歌ってることは秘密やで?
駿也は、歌詞から「おいない」が三重弁であること「かみのごうさーかす」が上之郷サーカスであることを推理。
三重にレッツゴー。
上之郷サーカスは、土地の資産家が作り上げたサーカス。
人気があったのに、末路は悲惨で火災で全焼。その火事で子供が犠牲になりました。
資産家の血縁者である上之郷勝夫に会う駿也と尚美。
もうサーカス跡は更地になってるけど、サーカス従業員の宿舎に使っていた建物は残ってるはず、廃墟になってるけど…ということで、廃墟めぐり。
サーカスにいた「腹話術師トミー」の持っていた「人形」が、黒マントの男にそっくりなことが発覚!
廃墟の中、尚美の前に黒マントの男が現れます。
「今度はこのおばさんが遊んでくれるよ」
「誰がおばさんじゃ、お姉さんと言え!キシャァァァァ!」
黒マントの男に使役されたこどもたちが、尚美に襲いかかります。
しかし、駿也にはこどもたちもトミーも見えないので、尚美どうした?状態。
もうあかんってなった時、上之郷勝夫が助けてくれはりました。
勝夫が告げる過去。
上之郷サーカスで子供消失事件が起きて、親たちは「お前らが怪しいんじゃヴォケェ」と乗り込んで来はったんや。
そのうちの誰かが勢いでサーカスのテントに火を放ち、ボーボー!
トミーは燃え上がるテントに子供たちを救いに行って、巻き込まれて死んじゃった。
その後、あの一件に関わった大人たちが次々死んでしもて、呪いなんじゃ…?疑惑が。
勝夫はトミー人形をトラックの荷台にポイして、人形が村を出てどっかに行くように仕向けたん。
流れ流れてトミー人形は、近藤のリサイクル店に。
また、尚美もかつて自分が虐待を受け、黒マントの男に出会っていたことを思いまします。
旧知の仲!
駿也と尚美はリサイクルショップのあるショッピングモールに行き、こどもたちに襲われます。
駿也は早々に気絶。
「おばさん一緒に遊んでよ」
「だ・か・ら!おばさんじゃねーよ!」
尚美はマントの男の世界に引きずり込まれちゃいました。
ようやくわかった真実。
腹話術師トミーはサーカスに子供を連れ込んでいたのです(犯罪的な手法で)。
トミーはいい人なんかじゃなく悪い人。
村人がトミーの悪癖に気付き、テントにやってきます。
トミーは自らテントに火をつけようとしくさる…「パパやめて」とトミーを制止する人形。
トミーの暴走は止まりませぬ。
ブリーフ一丁で、どこからどう見ても変態臭しか醸し出していないトミーを、トミー人形がKILL。
意識を取り戻した駿也が人形を見つけますが、見事に翻弄…。
尚美は蓮に「ゴメンね」と謝罪。
蓮は「うん、もうええよ」ええんか~~~い?となったマント男。
こどもたちを再び使役しようとしますが、そこに現れた上之郷勝夫が、
「僕が行くから、もうええやろ?」
「あっ、かっちゃん!」勝夫は、あの火事で唯一生き残った子だったのです。
こどもたちはマント男に反旗を翻しました。
マント男は駿也を襲いに来ますが、蓮に邪魔され、
「ちょっと蓮くん、何しようとしてますか?なにすんの?チミ、やめたまへ!」
人形を撃退。
結構弱い。
全てが終わったあと、
蓮はある一軒の家の前にやって来ます。
呪いアイテムをこっそり置き逃げ。
その部屋には虐待されてるような子がいて、蓮の残していった指(呪いアイテム)をゲッチュー…。
「悪い大人はお仕置きよ!」の連鎖は続く…。
おしまい
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全くこれっぽっちも怖くないけど、
虐待シーンは胸が痛い。
タッキー演じる黒マントの男が、コミカルなので、怖さがかなり削減されてます。
タッキー、顔立ちが良いだけに使い勝手悪そうだから、こういうちょっと変わった役って意外と向いてるかも。
しかし、細●数子に気に入られてブイブイ言わしてた頃とは雲泥の差…。
さて、この映画。
これだけ観てたら、人形がなんで黒マントの男になったのやら、いろいろあれれ?な部分もあると思いますので。
補完という意味も込めて、
こどもつかい (講談社タイガ)
745円
Amazon |
こちらをどうぞ。
映画では気のいい兄ちゃんだった駿也の過去話やら、
かなりハードでディープな内容。
虐待も性的な虐待描写もあるので、そういうのが苦手な方にはオススメしません。
でも、小説を読まないと合点のいかないところはあるのも事実。
子どもたちが歌う「トミーの歌」の元(英語の歌)はこれ。
「Boys and girls Boys and girls
Step right up Step right up
ComeCloser ComeCloser
Oinai Oinai
Kaminogou Circus oinaiyo
Amazing Tommy’s show time now!」
上手く作ってる。
これはほんとにすげぇと思いました。
ただ怖さを求めて観ちゃうと「なんぞ??」ってなっちゃう。
わしゃー、ホラーを観たかったんじゃよ?
出てくるこどもたち…トッシーっぽいビジュアルですが、服を着ていると言うだけで、ここまで怖さが激減するのか?
人形に翻弄されるシーンでは「チャッキーは、ようできてたんや」と涙が出そうになりました。
チャッキー、アホで下品なだけに凶悪やわ。
トミー人形(=黒マント)は子供っぽい稚気が勝ってる。
それと、駿也があまりにも良い青年っぽい風情なのがな~。
(Hey! Say! JUMPのメムバァらしいっす)
詰め込みすぎて、何を切り捨てて何を活かすのかが上手く選択出来てへん気がするねん。
不可思議な雰囲気はある映画なので、もったいないと思います。
こどもたちの歌は最の高。
時間返せとは思わないし、飽きること無く観られたけれど、
こういう雰囲気が苦手な人には、すごくつまんないんじゃないかしらん。
呪怨(ビデオの)を期待したら、
ダメ絶対!
あっ!
これ、ホラーと思ったらアカンのや。
ギャグでファンタジーでホラー初心者向けの子供映画でアイドル映画。
ホラーが駄目って人にこそ観てほしいです。
そんで一緒に歌おう!ポチ!
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