ケージ・ダイブしたら海底にドーン!
海底47m [Blu-ray]
5,184円
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オリに入ってサメを見ませう。
そうしませう。
おねえさま、サメですわ。
おほほほほ。
あら、ケージが沈んでいくでおぢゃる…オホオホォォォォォォフォォォォォォ!
メキシコにバカンスでやってきたリサとケイトの姉妹。
美人姉妹です。
リサは彼氏のステュにフラレナオン。
積極的で社交的なケイトに比べ、消極的で慎重派なリサ。
フラレナオンの姉を慰めようと妹のケイトが画策したのは、現地で出会った男たちに誘われたケージダイビングにチャレンジすること!
あんまり気乗りしていないリサですが、
「ステュにつまんない女って言われたんでしょ?一泡吹かしたろうや無いのさ」
なんてそそのかされ、つい「そやな」となってしまい。
サメを見てワーイワーイ言うケージダイビング。
深さ5mくらいのとこで見てるだけやから、怖くないしね。
でもこのケージボロすぎない?
ケイトがやる気満々なので、今更帰りたいとも言えず、仕方なくケージに入ります。
サメが来ました。
でか~~~いい!
「キャー、すげー、うひょーザンス!」なケイトに比べリサは、
「もうエエ、もう堪能した、上げて!帰りたい」
ところが思わぬ事故でケージが海底47メートルのところまで落下…と言うか沈下?しちゃった。
酸素にも限度があるし。
サメがうようよおるし。
無線も47メートルでは圏外で連絡つかへんし。
パニーーーック、リサ、パニーーーック!
ケイトはなんとか無線の届くところまで浮上しようとケージから抜け出します。
「がんばれー」応援してるだけの姉。
ケイトは船にいたテイラーと交信!
「危ないからゲージに戻ってろ、すぐ助けに行くから」
そう言われて一安心する姉妹。
しかし全く誰も来てくれへんがな。
なんか船のエンジン音が遠ざかる気もするし。
ケイトがもう一度上昇したらサメが襲ってきよります。
ここから急に界面まで浮上したら潜水病になるし…ここでじっとしてるのもイヤやし。
もやもやしながら色々模索してたら船に乗ってたハビエルが来てくれました。
ウィンチを繋いで引き上げます!
やったーやったー、ハビエルサメに食われました。
犠牲になったのだ。
なんとかウィンチを繋いで引き上げてもらうけど、ケーブルが切れて、またもや海底にドーン。
希望から絶望へドーン!
しかもリサはケージに足を挟まれて身動き取れなくなっちゃった。
もう酸素が無いーーー。
「新しいタンクを落とすわ!ただ、窒素酔いするから、お互い幻覚とか見えてないか注意して!ケージにおって」
酸素ボンベが落下してきます。
ケイトが取りに行き、さ…酸素…スーハースーハー、ふぅ一息ついた…ギャッ鮫がきはった!
リサにも酸素渡さなきゃ!受け取って、この酸素を!
がぶぅ。
ケイト、鮫に襲われました。
リサももう空気がない…必死のパッチ、まさに必死のパッチでタンクを入手するため奮闘するリサ。
なんせ動けないので、泳いで取りに行くわけにも行かないのよ。
久しぶりに映画で「必死のパッチ」を観た気がする!
なんとか酸素を吸って一息ついてたら、ケイトから連絡が。
生きてたのね、ケイト!よかったぁぁぁぁ。
「もうダメポ…寒いし…」
な…なんじゃってぇぇぇ?
ケイトたんのピンチや無いの。ここで頑張らないと、いつ頑張るんですか、ワタシ!
ケイトと一緒に帰るんや!
BCDを使ってケージを浮上させ、脚を抜き出します。
怪我したけど気にしてられるか。
ケイト、ケイトーーーーっ!
瀕死のケイトを見つけ、ケイトを抱えて浮上するリサ。
「急に浮上したら危ない!」テイラーが言います。
「潜水病予防のため、ある深度まで来たら一旦停止して」
停止してたら鮫に囲まれてたーーーー。
潜水病の何の言うてられへんがな、浮上や浮上!
タンクも何もかも全部捨てて海面目指すリサ。
やっと海面について船を見つけて「ココヤ、ここ!」
救助してもらえる…と思ったら鮫が襲い来る!
がぶぅ。
噛まれたーーー。
がぶぅ。
噛まれた―ーー!
それでも船に引き上げられて、ワタシ…助かったのね。
助かった…あはははは、生きてる…あはははへへへへへへ。
なんと、リサは窒素酔いをして幻覚を見ていたのでした。
まだ脚はケージに挟まれたまま。
海上警備隊が救援に来てくれリサは救出されました。
ケイトも無事に助けられてます。
へへへへへへ、
助かったぜ、おっちゃんよぅ、
へへへへへへ。
おお…矢吹くん…。
助かってハッピーエンドってことでよろ!
おしまい
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
まさかの幻覚ENDーーーーー!
ぶっ飛んだわ!
サメ映画にしては、人を襲うシーンがきれいやなぁとは思ったけど。
とにかく映像がすげーきれいです。
この作品と、大まかな部分ではかぶります。
ケージの中に入って鮫を観てヒャッハーする予定が、エライコッチャーになってしまいました…そんなところ(思いつき)は、おんなじやんけ!です。
しかしこちらは、多少姉妹にイラつきつつも、基本的に姉は妹を思い妹は姉を思う…そういう姉妹愛(若干劣等感を抱いたりはしてますが)が根底に流れてるので、観ていていや~な気持ちになりません。
氏ね!なんて思うわけもございませんよ。
ええ。
行動的なケイトが、こんなことになったのは自分のせいだと悩んだり。
「あんたのせいやからな」
「うるさいわ!あんたもちょっとは頭使えや、身体使えや、ワシばっか危険背負い込んでるやんけ」
そういうややこしく罵るような事態にならないのは救いです。
リサがパニックを起こしたらケイトがなだめ、
ケイトがパニックを起こしたらリサが頑張る…。
そして美しいのです。絵が。
鮫の動きも美しい。
がんばりなはれ、がんばりなはれや!
…応援してたら。
幻覚でしたァァァァァ!
いやまぁ斬新なオチ!
ここを許容できるか出来ないかで、評価が別れると思うんですよ。
マダムは「マジカ」とは思いましたが、
まぁ伏線っぽいのもあったしOKOK。
窒素酔いそのものは、概ね後遺症もなくすぐ戻るようです。
リサも、ヘヘヘヘヘってなってましたが、あんま心配いらなさそう。
みんな助かってよかったよ―。
こういうんじゃないねん!
もっと…もっと、
KILLられて食われてキャー!なんがええねん!
そういう方には、オススメしないかなぁ。
ずっと海の中という閉塞感、酸素がなくなったらどうしたらエエのんという焦燥感。
サメがいつ襲ってくるかわからん恐怖感。
そこは上手く描けてたと思います。
マダム自分がこういう状況に置かれたら、
パニック起こして、
ぎゃわー、いっそ殺してほしいんじゃよーーーってなると思うねん。
「諦めない」って大事。
すぐ諦めてしまうマダム、反省!
…っていうか、
マダムならまず、
わざわざオリの中に入ってサメみたいとか思わへんし、
思っても行動に移さへんやん。
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