万里の長城を作った本当の理由…
グレートウォール (4K ULTRA HD + Blu-rayセット) [4K ULTRA H...
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火薬を求めて中国にやってきたヨーロッピャの方々は、
万里の長城に囚われて、
そこで友近に似た人に会います。
「君の名は!友近?」「ちゃうわ!」
火薬…それは男のロマン…なのかどうかは知らぬが(歴史に詳しい方突っ込まぬよう、お遊び心ゆえの戯れですじゃ)中国に火薬をゲッチューに来た方々は、盗賊に襲われ化け物に襲われ、とうとう二人になってしまったと思いねぇ!
怪物の腕を切り落とし、生き延びたウィリアムとトバールは、万里の長城にやってきて捕まりましたん。
「オメーら火薬を奪いに来たやろ?」
「知らないもん」
知らぬ存ぜぬを押し通してたウィリアム達は、兵士たちが臨戦モードになってるのを見てびっくりフジツボ。
人海戦術すげぇ!
一体何と戦うんでヤンス?
怪物でした。
人海戦術VS怪物海戦術。
ものすごい量のクリーチャーが襲ってきよる。
どう考えても、それはマイナス要素が高すぎるんちゃうんか?という、壁の上からバンジーして怪物を刺し殺す…という兵法から、投擲まで。
潜り込んできた怪物をウィリアムとトバールの二人がかっちょよく倒したので、ちょっと見直されました。
怪物は「ここは引け」とばかりに撤退していきよる。
怪物は饕餮(とうてつ)という名前で呼ばれてたよ。
饕餮は女王の命令のもと群で統一した行動を取る。
エイリアン…パクったんちゃうんけ?なんて思っても言ってはいけない。
饕餮は、60年に一回やってくる。
女王がもし繁殖してしもたら、地球は滅びるであろう
そんなにも恐ろしい饕餮から都を守るため万里の長城が建てられたんやでぇ!
ビバ中国建築。
強い我等の軍、その名は禁軍!
このウォールに一人いた異国人バラードは「なぁなぁ、チミたちも火薬を求めてきたんやろ?協力してここから脱出しようよ」と持ちかけます。
彼は25年前に来たまま、ここにずっといてはるねんて。
逃げ道はわかってるんやけど、一人で逃げるのもちょっとあれで…。
すっかりその気になる二人。
ところが饕餮の罠でシャオ将軍が殺され、リン(女性司令官・友近似)が将軍の大役を代わりに果たすことになったから、ウィリアムはリンを放っておけない風情。
饕餮は磁石が弱点(女王の司令が遮断されてお眠になっちゃう)かもしれんから、次襲ってき寄ったら捕獲して確認しましょうってことに。
饕餮の攻撃。
ウィリアムはリンたちに加勢。
仕方なくトバールも力を貸してくれるんやけど、ウィリアムのスタンドプレイにイラッ。
モノごっつ苦労して捉えた饕餮なのに、あっさり都から来たえらいさんに連れて行かれてしもた。
トバールとバラードは火薬持ってトンズラ。
ウィリアムは彼らを制止するのですが、彼らは
「しらんがな、ほなさいなら~~~!」
トバールに見捨てられるウィリアムはリンたちから「ユルスマジ」と怒られますが、禁軍の若者が(以前助けてあげた)
「この人は止めてはりました」
言うてくれたんでセーフ。
そんなこんなで揉めてたら、
万里の長城の下にトンネルが掘られてて都までイケイケになってたことが発覚。
饕餮、ここ通って都に行きよるやん!
トバールとバラードは野盗に襲われ「悪いことはできしませんのや」と言いながらバラードはアデュー。
都にいる饕餮が仲間を呼び寄せ、もう都ピンチ通信やんけ!
リンたちは都に向かいはる。
都は饕餮によって蹂躙されてました。
なんにしても女王を倒さなあかん!
捕まえていた銅鉄に餌と爆弾をつけて仲間のところへ戻し、その爆弾目指して弓を射る!
ナイス作戦!(なんやろか?)
ところが女王親衛隊の鉄壁の防御(エリマキトカゲみたいに…あるいはジラースみたいに首周りについてるヒレが頑丈な盾になり、女王を覆い隠して攻撃を無効化)で弓がなかなか当たらない。
当たっても弾かれる。
こなくそっ!
ウィリアムとリンは迫りくる銅鉄の猛攻を、仲間を犠牲にしてしのぎ、女王を狙い撃ち!
火薬に引火してドカーーーン!
女王、シボンヌ。
女王が死んだら饕餮たちは生命活動を停止!
こうして平和は守られた!
ウィリアムは、捕まっていたトバールを救い出し、ヨーロッピャに帰還。
メデタシメデタシで。
おしまい
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野盗たちは、饕餮に襲われへんの?
…っていうか、饕餮って中国ではポピュラーなクリーチャーだったのですね。
万里の長城は饕餮への備えでした!
…備えになってないやん。
穴ぼこ掘られてるなんて、間抜けにも程がある…。
「しまった、陽動作戦だった」
(゚Д゚)ハァ?
オメーら、美しく見せる軍…に気が行き過ぎてたんちゃうんか?と訊きたくなるほど…。
抜作にも限度ってものがあるよ…。
これがポンカスならば、ポンカスなりにようやった!と褒めるのだけれど。
「お金をザブザブ使ってなんで進撃の巨人っぽいのを観せられなアカンの?」
…なんて疑問をいだいたが最後。
素直に「ワーイ!クリチャーがうようよおる、ワーイ!」と楽しめないので、頭を空っぽにして観ることをオススメします。
でも、どう考えても青色女子軍の攻撃は、戦力を失うためにやってるとしか思えへん…。
その攻撃は、効果あるんでしょうか?
正直に言えよ、立体機動装置がやりたかってんやろ?
ウィリアムに助けられた若者が、身をなげうったり。
禁軍の偉い人が「後は任せた!」と言いながら散っていったり。
ヒロイズムはかなり高め設定にしたはずが…スベってはるw
リン以外の軍の偉い人たちの存在が空気すぎる。
トバールもバラードも出落ち感半端ない…。
トバールなんて、そんな名前のゾウおったなぁ…それはババールや!くらいのポジショニング。
饕餮。
女王を失ってしもたがな!
次の女王が生まれ出るのにまた60年かかるやん。
お前ら憶えとけよ、アイル・ビー・バックや!
60年後に会いましょう、ほなみんな撤退ーーー!
…ってしたほうが良かったんちゃうかなぁ。
女王が爆発ボーンした途端、ピタッと動きが止まって寿命が終わったセミみたいにコロッコロっ死んで行きはるんは、どうかと思うぇ?
映画業界の中国資本、ものすごいことになってはる…ってのが感想。
リンがどう見ても、若い友近にしか見えないよぅ。
この人キング・コングにも「いてもいなくてもどうでもいい」役で出てはったよね。
昨今流行りの戦うヒロイン、添え物じゃないヒロイン。
…を置きたかったのはわかるんだけど、リンでは荷が勝ちすぎてるんじゃなかろうか?
とは言え、饕餮がかなり良い出来だったのは確か。
もう饕餮ばっか出せーって思ったのは内緒です。
饕餮だけ観ていればいいです!
きっぱり。
クリーチャーに興味がない人には、
あんまり面白くないかもねかもねそうかもね…。
クリーチャー好きは観ていいと思います!
饕餮、カッコイイよぅ!トカゲ感が満載で好き!!
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