パージ/大統領令 (ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

パージもとうとう三作目やでぇ!

 

 

 

人を殺戮しても咎められない夜、パージ。

今までは、貧困層がターゲットやったけど、

今宵はすべての人々がターゲット。

ヒッキー有利!(そうじゃない)

 

 

 

 

パージ法が出来て18年。
パージで主に狙われるのは、貧困層や弱者。
そんな中「パージ法に反対」の立場をとるローン上院議員が大統領に立候補しはった。

ローンはパージで両親を殺されてるの。

 

 

 

 

パージで懐が潤ってる「今のままでえやんか派」は「全員に富を与えられるわけ無いやろ?」とまぁ至極あたりまえに思える意見を振りかざすわけ。
 

 

小さな店を経営してるジョー

移民青年のマルコスはジョーのおかげで職を得て、元不良のレイニーもまたジョーのおかげで更生できたん。

 

 

 

ローンが大統領候補としてメキメキ票を集めそうなので、パージ賛成派は、パージの夜にかこつけてローンを殺しちまおうと計画を立てよった。

「今年のパージは限定解除、誰を殺してもカマへんで」(例年ならターゲットは貧困層)

 

 

その煽りを食ってパージ保険が高騰。

ジョーは保険を払えなくなり自分で店を守ることに。

また間が悪いことに、昼間に「チョコバーを万引きしたJK」を捕まえて説教したもんだから要らぬ恨みを買ってしまっちゃって。

 

 

こうして、長いパージの夜スタート。

パージ見物に観光客まで来る始末。

そう、もはやパージは大人のハロウィン。

 

 

 

 

ローンは自宅でその夜を迎え、警護に当たるのはレオ

レイニーはトリアージカーに乗り込み、

ジョーとマルコスは、チョコバーガールズから自分の店を守ろうとしてはる。

 

 

ローンが襲撃を受けてしもた。警備担当の中にスパイがおってん。

レオはローンを守って撃たれるものの、PCの中に仕込んでおいた自爆装置を起動させ辛くも逃走。

傭兵やドローンに追われるレオとローン。

変なマスク集団(観光客らしい)に取り囲まれピンチ通信のところを助けてくれたのはジョーとマルコス!

 

 

 

 

ジョーの店に逃げ込むものの、今度はパワーアップしたチョコバーガールズもやってきて、いやんもう…な事態に。

若者の無軌道を体現してあげちゃうわよぅ!なチョコバーガールズをレイニーが容赦なくヌッコロシング。

 

 

レイニーのトリアージカーに乗り込みトリアージセンターに向かうことにした面々。

ところがヘリに攻撃されたりで、ラクには行かしちゃくれねぇぜ。

 

 

抗争中のギャングたちの巣窟に入り込みやり過ごそうとするものの、取り囲まれてピンチやん?

でも負傷したギャングの仲間を助けることで交渉成立。

ローンたちを追っていた奴らはギャングにアデューされます。

 

 

注意バイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイ注意

 

 

 

トリアージカーに乗り込み、セイフティゾーンに逃げ込むと、そこにはパージの被害者と彼らを助ける意思や看護師、そしてレジスタンスがいはったんぇ。

 

 

 

 

レジスタンスはパージ推進派のシンボルになっている牧師をミサのときに殺そうとしてるんやけど、ローンは制止。

「彼が殺されたら『殉教者』になってしまう。そしたら推進派のみんな結束しはるやん、今それをやっちゃぁいけえねぇ、マイナス要素が多すぎるんさ!」

 

 

セイフティゾーンに政府関係者が乗り込んできよる。

逃げ出すローンとレオ。

しかしローンは連れ去られてしまう。

 

 

教会のミサに連れて行かれたローンはパージ・ミサの生贄にされるようです。

レジスタンスと一緒に教会に乗り込むレオ。

 

 

もう生贄寸前・まな板の鯉…ってところで銃撃戦スタート。

しかし多勢に無勢、レオたちは次第に追い詰められ、もうむりぽ―ってなってたら銃撃がやんだやん。

何事?と見てみると、ギャングたちがさっそうと救援に来てくれてたーーー!

 

 

ラブラブグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッラブラブ

 

 

 

ローンの無事を確認。

牧師は、

「おまいらも、パージに乗っ取ってぼくを殺したらええやんけ、

ぼく死ぬわ、牧師だけに…。

(しーーーーーーーんタラー

ぎゃわーーー、さぁ殺せ、殺すんじゃよー!!

アホらしくなったレジスタンスは牧師を無視。

レオは、殺さへん替わりにと牧師のおキャンタマを思いっきりキック。

牧師悶絶。

 

 

監禁されていたパージミサの生贄を救出するも、傭兵部隊が攻撃して来くさる。

傭兵のボスとレオの一騎打ち、レオ勝利~~。

ジョーはローンとレイニーをかばい、死んでしまいはる。

「店のことは頼んだ」マルコスにすべてを任せて。

 

 

キラキラおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスおすましペガサスキラキラ

 

 

パージから二ヶ月後。

 

 

ローンは大統領になり「パージ廃止令」を発令。

マルコスは店を開く準備で大わらわ。

レイニーも手伝ってはる。

 

 

しかしパージ推進派は、選挙に納得がいかず、国中で暴動を起こしとった。

人の心の残酷さと凶暴性に、終わりはないのか。

希望の種を蒔く人がいれば、絶望の種を蒔く人もいる。

人の諍いの歴史は、そうして紡がれてゆく…。

 

        おしまい

 

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なかなか面白かったですよ!

これだけ見てもちょっとアレかもなので、前作のパージ:アナーキーを観ることをオススメ。

マダムはアナーキーのほうが好きかな。

下矢印


 

 

一作目はこちらから→『パージ』■

 

 

 

 

パージの夜、どうしますか?

●ヒャッハー公認でKILLれるでぇ!と外に出ていく

●ヒャッハーなんてとんでもない、家にこもって防衛に徹する

 

あなたはどちらのタイプですか?

マダムは、

●めんどくさいからいつものように家で引きこもる…です。

ダメ人間発言でた~!!!

毎度のことです!

 

 

いや、でもね、パージによる政策って経済効果やらで一定の成果を上げてるわけさ。

貧困層に流すお金をカットして、他に使う。

セキュリティシステムや保険業界は、パージ特需で潤う。

不満を解消させられる。

 

 

ターゲットになった方はたまったもんちゃうけど。

 

 

三作目は政治色が強い。最後の牧師云々でちょっとゲンナリしちゃったけど、やっぱり面白いです。

人は善なのか、悪なのか。

善の代表はローンではなく、ジョーさんやと思うんよ。

移民であるマルコスを受け入れ、過去のあるレイニーにも寛大。

チョコバーガールも、いつかきっとジョーさんのありがたさがわかる時が来るんやで…と思ったら、パージにかこつけて攻撃しにやってきた挙句逆に殺される…。

あたら若い命を、改心する余裕もなく散らしちゃってまぁ…。

 

 

 

 

ローンさんのような正義の人、正しい意見をきちんと言える人も重要だけど、ジョーさんのような人が増えて、「種を蒔いていく」ことでマルコスやレイニーがその後を受け継いでくれる…。

 

 

でも、ジョーさんみたいな寛大な人ばかりじゃないのがなー。

クチだけ正義ぶっても、実際に行動を起こさなかったら意味ないやん?

そんで、実際に行動を起こすというのは、とってもハードルが高いねん。

 

 

だけど、ハードルはあくまでハードルで、

障壁じゃないんよ。

 

 

ラストで、人の本質はやはり悪って思い知らされたけど。

これみんながパージ反対やったらそれはそれで怖いと思う。

かなり面白かったのに、胡散臭い牧師のせいでなんかテンションさがってしまったぼよ~~ん。

とりあえずローンはメガネっ娘のときのほうが可愛かったので、ずっとメガネ着用しててほしかった。

チョコバーガール悪いやつやねんけど、憎めない。

 

あと、レオが…かっこよすぎて…たまらん。
おじスキー、バタンキューの巻!


この映画、実際の大統領選とシンクロしてかなりヒットしたようですね。
商売上手やで!
善意も悪意も受け継がれていくんですよ。
うちは多分、めんどくさいの血脈が受け継がれていく…、
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