ウルフ・アット・ザ・ドア(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

犯人が薄らぼんやりで気持ち悪い

 

 

仲間4人で暮らしていたけれど、

そのうち一人が実家に帰ることに。

「残念やわぁ」言うてたら、犯人に襲撃された。

ヘッドホン男の無能さに涙せよ!

 

 

 

 

1969年のロサンゼルス。

ノックの音がした(星新一先生風に)。

 

真夜中夫婦が寝てるとノック。様子を見に行っても誰もおらへん。

でも誰かが侵入してるのは確かやねん。

消したはずの階下の電気が、ぱちっと点いたりとかな。

 

 

知らせを受けた警察が来ると、「LITTLE PIG」って殴り書きされた上に、家具が移動してるねん。

そういうイタズラ犯が、ロスを跋扈してた…その前提がまずありき。

 

 

イエローハーツグッグッグッグッグッグッグッグッグッイエローハーツ

 

 

では登場人物を紹介するね。

 

●シャロン…最近メキメキ売り出し中の女優

●ジェイ…シャロンの夫、無能ノ介

●アビー…資産家の娘、親から帰ってこいと言われ帰郷することに

●ボイチェフ…アビーを憎からず想っている男

この4人が、街から少し離れた山の中に建ってる別荘で一緒に暮らしてる。

 

 

●ウィリアム…ご近所の別荘に住んでる音楽好き、鈍感

●スティーヴン…ウィリアムの友人

 

 

乙女のトキメキドクロドクロドクロドクロドクロドクロドクロドクロドクロ乙女のトキメキ

 

 

アビーの送別会から帰宅した4人。
シャロンは妊娠していて、もうすぐ出産?と思わせるくらいお腹が大きくなってます。



その頃ウィリアムの家にはスティーヴンが来てます。
ごっつ音が良いヘッドホンを持ってきはったん。
ウィリアムは聞き惚れて陶酔中。
音楽に夢中の二人の背後を何者かが通っていったのに気づきよらへん。



シャロンは共通の友人エイミーに電話してるけど、電話が途中で切れてしもうたん。
「?」となりながらも深く考えないシャロン。
アビーが帰郷するのが切ないボイチェフは、一人散歩に…ハートブレイク


ノックの音がして「エイミーかも」と玄関に行きますが、誰もいない…。
アビーは用心のため窓を締めていきますが、犯人は既に家の中に侵入してました。


シャロンが鏡にお腹を映していると、誰かが背後を通っていきますが、シャロンも気づきません。
みんな気づかなさ過ぎる!!!

 

 

!?ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!?

 


ボイチェフは散歩の途中で車が停まってるのを見つけてしまいます。怪訝に思ってそれとなく調べてると、何者かに襲われちゃった。不用心…。
この車はスティーヴンが乗ってきたもので、当然のことながらスティーヴンはこの時点ですでにKILLされてはるぇ。


アビーは家の中で不審人物に出会いますが、そいつがにこやかに手を降っているので「シャロンの知り合いか~」と思いスルー。

なんでやねーーーーん!

シャロンに訊いたら「知らん」と言われちゃって。
ここでなんかおかしいと気づく女子ーズ!

 

 

!!ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ!!

 


ソファで惰眠を貪っていたジェイはKILLられます。
女子ーズがジェイの遺体を発見。


電気が消え、ピンポンが鳴り、ガラスのドアに血染めの手形…

窓ドンです!
お約束は忘れません。



女子ーズも襲われちゃった!
アビーはクローゼットに逃げ込み、シャロンは洗面所に隠れます。
ボイチェフが命からがら洗面所に逃げ込んで来よった(生きてたんか)。しかしながら傷だらけで戦力外通告。
シャロンは「お腹の赤ちゃんは助けてぇェェェ」と言いながら引きずられて行きはった…。


襲撃者は家中にろうそくを灯してけつかりやがります。


アビーは逃げ出し、ご近所さんのウィリアムの家に行き救援を求めますが、ウィリアムはヘッドホンで音楽に夢中で気づいてくれへん。
この絶望感たるや。
そうこうしてたら襲撃者に襲われてアビーも連行…。


シャロン、アビー、ボイチェフはひとところに集められました。
ボイチェフが必死でアビーを逃してくれますが、アビーは腹を刺されてしまいます。
「痛くないっ!気合で逃げるっ!!」
下半身を血に染め逃げるアビー…向こうからやってくる車!
「タスケテーーー」(助かった)


しかし、その車から降り立ったのは、ハンマーを手にした襲撃者の仲間でした。


死の間際、アビーは叫びます。
「何が目的なの?」



ニュースでは、アビーたちの死を報道してます。

カルト教団のメンバーである複数の男女が犯人として逮捕されました。
こいつらは全然反省の色も見せてやがりません。
デスノートに名前を書いてもいいと思うんですよ、マダムは。


       おしまい

 

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チャールズ・マンソン事件をもとにして作られた作品。

チャールズ・マンソン事件って何?と思ったら、

シャロン・テート、ローズマリーの赤ちゃんでググれ!

 

 

1969年といえば、ヒッピー文化が「オレってば、かっこええー」とブームになってた頃ちゃうやろか?

自然回帰とか、ヒーリングとか、最近ならボタニカルとか。

なんか優しそうな単語につられてるお馬鹿さんは、いつの時代にも一定数いるってことです。←世間を敵に回す発言。

 

 

とにかく皆さん不用心過ぎる。

皆さんには「ここでゾンビに襲われたら」を常に考えることをおすすめしたい。

 

 

特筆すべきはヘッドホン男ウィリアム。

こいつがあまりに鈍感すぎて「なんも知らんうちに犯行が始まり終わっていた…全く気づかなかった…おかげで命拾いした」…。

人の気配って感じませんか?

オツムパー人種なん?

天井裏に忍者がいるだけで「ムッ、曲者!」言うて槍を突き立てるサムライに、ちょっと色々教わって来いや、と申し上げたい。

まずは、お前にヘッドホン持ってきたせいで巻き込まれたスティーヴンに謝るところから始めよか。

 

 

そしてジェイ。

ノックの音がしてるのにミキサーガーガーいわして聞き逃すし。

ミキサーの蓋も締めずに回して、ぶちまけるし。

挙げ句の果てはうたた寝中に殺される…。

普通はこういう襲撃者ものでは、身を挺して身重の妻を助けるものではないのか?

 

 

 

実際にあった事件をもとにしてるので、しかもそれが有名なチャールズ・マンソン事件なので、

みんなが死ぬのはわかってるんだけどね。

もちろん実際の事件とは変えてる部分もありますので、これが事実だとは思っちゃダメダメ。

 

 

ホント理不尽な死すぎて、これはおばけになって出てきてもかまへん案件よ?

現実の事件も理不尽すぎて、泣ける。

 

 

こういう事件が実際にあったのが、怖いかな~。
やっぱ「ここでゾンビに襲われたら」思考は、
必要やねんて!

時代の先端をゆくマダムやで!
(それはない)



ペンタブが壊れてるので、古い絵を探してきて加工したんだが。
絵が全然上達してへんことがわかって泣けたわ。
そらもうBBAやからしゃーないしゃーない、
後は劣化するだけじゃもん!
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