みんなのことが好きだったのに…
モーガン プロトタイプ L-9 [DVD]
1,533円
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人工生命体の研究。
3番目の彼女は、感情らしきものを手に入れた。
だが悲劇は、こっそりと背後に迫っている。
足音も立てずに。
人工生命体L-9・モーガンが職員のキャシーを襲った。
眼球を破壊されたキャシーは大怪我で~~す。(ここはしっかり映ってないので御安心を)
リー・ウェザーズは上層部から命令され、この一件の調査に参上。
人工生命体Lシリーズは、2度「ヒト」らしきものの生成に成功してたんやけど、
1回目は内臓が外に出た状態で生まれ、2回目は精神に異常をきたしており、ようやく3番目のモーガンが生まれたん。
人工DNAに、神経ナノテクを埋め込んだモーガンは、知性と感情を持つ人工有機生命体。
ではキャシー以外の研究所のメンバーを紹介しよう!
●テッド…プロジェクトマネージャー
●エイミー…行動心理学者、モーガンの一番の仲良し
●スキップ…料理もできる栄養士
●チェン博士…モーガンが母と慕う研究所のトップ
●ジーグラー博士…重要なのに影薄い薄幸体質
●ダレン…主にモニタを監視してる
●ブレンダ…看護師、ダレンの妻
モーガンと面会したリーですが、モーガンはリーが来た理由も素性も知っているやん。
モーガンは10代の娘っ子に見えるけどまだ5ちゃいなんだわさ!あっちょんぶりけ!
リーはチェン博士から、エイミーがモーガンに入れ込みすぎて、ちょっと度を越した接し方をしたと教えられる。
「閉じ込められている者にとって最も残酷なことが何かわかる?外を見せることなのよ」
エイミーはモーガンを連れて外に行きはったんやて。
まぁおかげで感情がむくむくと育ったわけやけど。
リーがモーガンの過去の映像を見てると、突如LIVEになり、モニタ越しにモーガンがこっち見てる。
メンチ切っとる!
ガンつけとる。
ふ~~ん、いい度胸やん…。
リーやテッドと入れ替わりエイミーが来て、監視カメラを切ってモーガンと対話。
「ありのままの自分でいいのよ~~♪」と助言。なぜなら明日シャピロ博士がやってきて、リーと一緒に面接をするから。
「一緒にナヴァール湖に行こうね」これが二人の約束。二人の共通の願い。
翌日シャピロ博士がやってきてモーガンと面談。
このジジィが、ムカァ…と来ることばっか抜かしやがる。
「自分を人間と思ってるか」
「チミはみんなを友達や仲間と思ってるかもしれんが、みんなはどうかな?」
シャピロはモーガンから怒りや恐怖という感情を引き出したいみたい。
モーガンがシャピロのプライベートを暴露して反撃するものの、ジジィは言いやがる。
「チミを廃棄する言うたらどう思う?」
この一言でカチーンときたモーガンは、シャピロの首に噛みつきKILLしてしまっちゃった。
モーガンは脱走するけど、リーに麻酔銃を撃たれ、気づいたらベッドに拘束されてたー。
リーは「本社に連絡します」言うてるし。
博士たちは「廃棄処分はやめたって」と泣きつきますが、下っ端の雇われ博士には何も出来ず、毒殺することに…。
モーガンは身体は動かないけど意識が残ってるので、
「お母さん」
とチェン博士を呼ぶのに、チェン博士は、
「私はあなたのお母さんちゃうし」
と言って麻酔をプチュー。
つれないわ~~~。
リーは、モーガンが閉じ込められていた部屋に監禁されました。
会社にチクられたら嫌やん?
チェン博士は殺害を部下たちに丸投げしますが、部下たちは、
「モーガンを殺すことなんて出来ない」
と助けようとしはる。
みんなでモーガン連れて逃げよう!
ブレンダが車を回す役、後はみんなモーガンを連れ出す役!
麻酔で意識が朦朧としているモーガンを助け起こそうとするエイミーたち。
しかしモーガン暴走。
みんなを殺していきはる。
チェン博士は「モーガンに感情を与え、平和的な人工人間にしようと思ったけど、兵器としての仕様を超えられなかった」とビデオメッセージを残してるところを殺されはった。
ジーグラー博士は首吊って自殺(なんやろか)。
人工生命体の存在意義は「兵器」やったのね…。
モーガンは唯一心を許しているエイミーだけを連れて、車で逃げていきはる。
目についた人をKILLすることも忘れへんで。
リーは閉じ込められた部屋から逃げ出し、スキップとともにモーガンを追いかけるーー。
湖に来たエイミーとモーガン。
モーガンはリーの存在に気づき、リーと激しいバトゥに。
ハイヤッ、アチョー!オワタァ!!
リーが倒れた。
木の枝?が腹に突き刺さり、血まみれで苦痛に呻くリー。
モーガンはリーをその場に残し立ち去っていく。
人工生命体モーガンは無敵なのか!
エイミーはモーガンを止めようとして「もうやめよ?」と懇願。
キョトンとするモーガンに襲いかかるリー!
「生きてたんか~~い」からの猛攻!
…からの、モーガンの頭を掴んで湖に沈め溺死させるリー。
戦いは終わった。
リーはエイミーもKILLりはる。
「なにごとであるかーーー?」
となってたスキップもKILL…モーガンに関わった人間は、みんな死んでしまった。
会社では偉いさんたちが、
「モーガンは劣ったプログラムでやんすよ、これからはモーガンにかかってた資金を全部L-4に投入でやんす」
L-4。
それはリー。
彼女こそ、最強の兵器としての人工生命体だった…。
おしまい
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シャピロのおっさんが「怒り」と言う感情を引き出したかったのは、モーガンを兵器として一つ上の段階に進めたかったからなの?
それにしても、仲間言うてる人のお目ン玉を突き刺すエラー(自己申告)を起こしてるモーガンやで?
リスクを考えなかったんかいな。
殺されたのは、しゃーないわ。
事故事故!
登場人物がそこそこ多いので、キャラがかぶる人もいるけど、まぁそこはええよし。
「アナタは殺さない」とモーガンに言わしめたエイミーだけど、
あれよあれよという間に仲間がみんな殺されていって、
正常な思考能力を失ってたのかも。
つか、モーガンを助けようとしてくれた人を次々殺していくって…アカンやんか、モーガンちゃん。
ナカーマを裏切ったのは、あんたよ?
自らの命の危機に至って、バトゥモードが覚醒したんかな。
エイミーと外の世界に行ったときも、死にかけてるシカを安楽死させてたし。
モーガンちゃんには、多分「複数の回答」がないんや。
ひとつの結末しかないんや。
だから、苦しんでいるシカを見つけ。
1・安楽死
2・このまま見過ごし自然の成り行きに任せる
3・介抱する
苦しんでるなら殺したらいいじゃない。選択肢1のみ!
だから「裏切られた、KILL!」
うむむむ、
モーガンちゃん…じぶん視野が狭いで。
まだ5ちゃいだもん、仕方ないけどね。
モーガンちゃんは犠牲者で、リーさんこそ最強の人工生命体兵器。
出来る女やなーと思ってたリーさん、異常なくらい冷静沈着で強くてタフなのも、人工生命体ゆえ…か。
そんな人工生命体にほの字になって死んでしまったスキップさん。
名前が浮足立ってるからアカンのや←ひどい言い様やな。
…とはいいつつ、小気味よくテンポ良くまとめられた作品。
モーガンちゃんがバトゥモード・兵器モードになって行くにつれ人形のような無表情になっていくのがビジュアル的にも良かったです。
おお、この監督さん、リドリー・スコットの息子さんなのか。
かなり酷評されてるようですが、
御仏シネマじゃないと思いますわよ。
人工生命体は、運動神経や反射神経や知性や、
いろんなスキルが人間より上なのに、
薬剤耐性や溺死させられるという基本の部分は人間と変わらない=ムテキングではない。
十分殺せるから人類が支配されることも、多分無い。
このさじ加減が良かったけどなー。
主役も脇役も、肝心要な主要ポイントは全部女性。
男はあたふたしてるだけ。
エイミーの足手まとい感(姫ポジション)とモーガンのヒーロー感!
こ…これはもしや禁断のアレ?
チガウヨ~、マダム妄想激しいよ~、
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