どんだけ自分が好きやねん!
アメリカン・サイコ ―デジタル・レストア・バージョン― [Blu-ray]
2,700円
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超エリート(親のおかげ)で超イケメソで超ナルシストな男。
世間的には勝ち組。
でも彼の心は黒い闇に覆われていたん。
ヒャッハー!
オレ様、パトリック。
今日もお肌の手入れは怠らないぜ。ビューティフル・スキン・キープ・メン(なんやねんそれ)。
颯爽と出社!
秘書のジーンに的確な指示(主に外見的なもの)を出し、同じようなエリートどもと楽しく会話する。
イヴリンという婚約者がいながら、イヴリンの友人のコートニーとも関係を持つ。
イケてるオレ様には、女払い棒でシッシッ!ってしなくちゃいけないくらい女が寄ってくるのサ!
ま、オレ様の裏の顔はだれも知らないけどね。
オレ様は、街で娼婦を引っ掛けて、オレ様の持つ知識を披露しながら、行為に及ぶんだ。
もちろんカメラで撮ることも忘れんよ。
鏡に映るオレ様、なんてイケてるんだろう。
我ながら惚れ惚れするわ。
(人´∀`).☆.。.:*・゚
ところで、オレ様の目先のライバルはポール・アレン。
こいつ目の上のたんこぶ。
オレ様のセンス抜群の名刺より、ハイセンスなものを作りよる。
見る人(オレ様)が見たらわかるセンスのよさ。
憎そい。
…ので、殺すことにしたよ。
オレ様の裏の顔は殺人者。
今までも色々やらかしてるので、殺人そのものに嫌悪感はない。むしろ快楽。
ポールの部屋はオレ様の部屋より上等やんけ!
ムカつくわー。
よし、この部屋を、オレ様のKILLルームとして有効活用することにしよう。
ポールが行方不明になったので、探偵がやってきた。
オレ様は華麗に対応し、撃退。
ああ、オレ様、頭もいいから、そのへんのチンピラ探偵なんて屁でもねぇし。
オレ様の闇人格が、抑えきれなくなってきたンゴ。
「殺したい、ああ殺したい、殺したい」
この前遊んでやった娼婦をまた呼び出したった。
「あんたのせいで病院に通うことになったわ!」と言いながらも、金をちらつかせたらホイホイ言う事聞きよる。
ハッ、女なんてちょろいもんさ。
特に底辺の女なんてな。
また、ダイターンスリーピーしてるうちにムラムラしてきて(殺意が)。
一人をヌッコロシングしたら、それを連れてきた娼婦に見られてて、娼婦のやつ生意気に逃げやがる。
逃げてる途中でオレ様がKILLった女たちを見つけやがった模様。
こいつぁ生かしちゃおけねぇな。
逃げたってダメさ、だってフマキラーだもん♪(年代物のCM…知ってる人、マダムのお仲間よ?)
階段を逃げ降りる娼婦。
チェンソーを持って追いかけるオレ様。
マッパで女を追いかけるオレ様、カッコE。
上からチェンソーを落としたら、ナイスにヒット。
娼婦死亡。
オレ様の闇人格が咆哮を上げてる。
にゃんこを殺しそうになったのを老婦人に見られ、KILL。
目につくやつは全部KILL。
KILLKILLKILL!
アカン、オレ様なんてことをしでかしたんや。
弁護士に全部打ち明けてしまおう。
翌朝、ポールの部屋に行ったら、部屋がリフォームされてる途中やんけ!
え?ドユコト?
「あんた関係者ちゃうならどっか行って」
不動産屋らしき女に怒られて追い出された。
ええっ?
死体とかは?
ええっ?
オレ様の弁護士に会うのに、普通にしとる。
「オレ様の打ち明け話聞いたんけ?」
「ちょー、お前、アレ全然おもろないわ~、ポール殺したて…ワイ、この前ポールと飯食うたがな」
信じとらへん!しかも、
オレ様の名前も間違えとる。
オレ様の顔を覚えてへんの?
友人(表面的だし)たちも相変わらず実の無い話で盛り上がっとるが、オレ様の名前を覚えとるやつおらへん。
オレ様が犯した罪は、全部なかったことになってるし。
何やこの無関心。
無関心駄目、絶対。
皆さん、もっと関心を持ちましょうよ。ネ?
関心持ってよぅ!
みんな自分のことだけなん?
みんなもっとオレ様のこと知ってたんちゃうん?
あの犯罪すらなかったことにされて。
オレ様の存在価値って…、
なんやったん?
その頃秘書のジーンは、パトリックの秘密のノートを見つけて、
「ぎゃーーー」
ってなってましたとさ。
おしまい
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オレ様カッコエエ臭がプインプインしてるです。
原作未読。
だけど、かなりアレな内容だというのは、
ピエール・ルメートルの小説で知りましたん。
ピエール・ルメートル、オススメ。
映画の方は、それなりにKILLはあるものの、そこまでグロさも何もないです。
ただ、パトリックという人間の性格がグロい。
どんだけ自信満々やねん…。
自信満々故に、その自信を破壊するやつは許さへん!のですね。
ところで、このKILL。
現実なのか、現実じゃないのか論争があるそうですね。
マダムはポールや娼婦は現実っぽいけど、
猫からの件は現実じゃない気がするんだけど…。
あそこまでの大事件が起きてたら、街そのものが機能しないくらい大騒ぎになってると思うんだよね。
バットマンで、苦悩するセクスィな男を演じる前のチャンベー。
このアメリカンサイコでも「オレって何なの?」と苦悩してる。
苦悩の質が違うけど。
そしてこっちは、
「お前どんだけ自分スキーやねん(アホ色に彩られてる)」
やけど。
女たちにうんちくを語りまくるところとか。
かなりうざい。
イマドキのジャパニーズギャルなら「うぜぇーー」って言いそう←そして即KILL。
じっと我慢して聞いてる娼婦さんたちはプロやで。
名刺バトゥは、なかなか面白かったですよ。
すごい有名なシーンらしいですね!
名刺って言えば『何者』の名刺シーンは「バカにされる要素」だったのに。
ニューヨークのエリートさんは、やっぱ違いはるわ~(棒)
もっとすごいグロを期待してたのに、
「え?これ笑っていいの?笑っていいの?プッ…クスクス…クククク、ウヒャヒャヒャ」ってなっちゃう映画。
大変面白かったです。
トム・クルーズと同じマンションとか、
意外とミーハーなんだなー。
イヴァナ・トランプじゃねーの?って言ってるのは、
あのトランプさん?ポチ
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