メトロ42(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

ロシア発パニックムービー、むっちゃ面白いよ!!
メトロ42[DVD]/セルゲイ・プスケパリス,アナトリ・ベリ,スヴェトラーナ・コドチェンコワ
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乗り込んだ地下鉄が、浸水からの激流により止まるし、電気ビリビリだし、
もう生きた心地しないけど、
生きるもん!




浮気妻・イリーナと浮気相手・ヴラトが逢瀬を楽しんでます。

イリーナには、外科医の旦那・アンドレイと娘ちゃん・クシューシャがいますが、
浮気相手に心惹かれて、もうどうにもとまらない。
けど、娘のことを考えると…ああ~ん、板挟み。モテる女は辛いわね。
…このアマぁ!!


アンドレイは、浮気されてることを知っていながら「この、ドスベタがぁ」と怒ることも出来ない。


その頃、地下トンネル内で浸水箇所があることを見つけた職員が上に報告しますが、
職員は酒浸りだったので、
おっさんがまた酔っ払って世迷いごと言うてはる…とスルーされてしまいました。


アンドレイとクシューシャ、そしてヴラトは、それぞれの事情から地下鉄に乗ることになってしまいます。

満員の列車内。
そこで悲劇が起こったァァァァ!
浸水していた地下トンネルが、水圧により崩落。
列車は、急ブレーキをかけますが、そのせいで車内の人たちは吹っ飛び倒れ押しつぶされ…と地獄絵図。



生き残った人たちは、列車を降りて前の駅を目指します。

…が、車内に残っている人たちもいました。
アンドレイとクシューシャ。
喘息持ちで吸入薬が手放せない可愛い子ちゃんアリーサ。
彼女に一目惚れしてモーションをかけていた青年デニス。
元チェルノブイリの看護師、肝っ玉姉御ガリーナ。
人の良いサラリーマンのおじさん。
そして、ヴラト。
あと、犬。どんな時でもケロッとしてる犬!!


悲劇に見舞われた列車から脱出した人々は、水没した地下構内を逃げますが、
レールに高圧電流が流れ、多くの人が絶命。


運行中止になったラッシュアワー時の乗客たちがブーブーと文句を言ってる所に、
ゾンビのごとくボロボロになった人たちが辿り着きます。
マスコミの一つがその様子をテレビで流したことから、
惨劇が皆の知る所に!


イリーナは連絡がつかない夫と娘を心配してますが、
モスクワ地下鉄事故のことを知り、
「うちの旦那と娘が巻き込まれてますがな!」
ショックのパー。


その頃、クシューシャを守ろうと大人たちは協力し、
地下構内からの脱出を目指します。

この時、アリーサが何度か喘息の発作をおこし、吸入薬を失くしたりしますが、
デニス君が命がけで頑張るんです。
アリーサもどんどんデニスに惹かれていきます。
良し、くっつけ、オメーら。
おばちゃんが許す。


しかし、水はどんどん流れ込み、
サラリーマンのおっちゃんは飲み込まれ死亡。


政府は、地下鉄から水が溢れてくる事態を考え、気密扉を閉め液体窒素で水を固めてしまおうと考えてます。

何度も助かりそうになりながらも助からない。
一生懸命救援して欲しいと伝えてるのに、届かない…。
救援が来てくれたものの、その頃には水で流されてそこにはもういない。


次から次へとピンチピンチ。

そのうち、アンドレイはヴラトがイリーナの浮気相手だと勘付きます。
ヴラトはクシューシャとも親しくなっていき、イラつくアンドレイ。



最後の救援の望みが絶たれた時、アンドレイはブラトを殺そうとしますが、
ガリーナに止められます。
そこへ救援隊がようやく彼らを発見。
助かった…と思ったら、水が押し寄せてきて…!


あああ、もうダメポ。
しかし、彼らは生きていました。
ようやくのことで、助かるアンドレイ達。

アリーサとデニスは、同じ救急車に乗り込み愛を確かめ合います。
号泣。


アンドレイは、駆け寄るイリーナを振り切ります。
怒りまくりのお父ちゃん。
それでもイリーナは、やはりアンドレイに寄り添おうとするのでした。


ヴラトは、イリーナから手を引くことを決めます。
ガリーナは「美味しい酒が飲める」と大喜び。


モスクワの地下構内は液体窒素で固められ、
何事もなかったかのように、美しい街並みが映しだされて、

         おしまい



三角関係!
この嫁がごっつヤな女で、
こいつと一緒に働くことになったら、
あたしゃ拒否りたいね!

娘のことを思う気持ちが半端無いのは認めるけど、
物事を俯瞰で見られないタイプの女。
付き合うのはしんどいわ。




その点アリーサちゃんは、うっかりさんだけど、気はいい子だと思う。
デニスくんと幸せにな!


ヴラトも、決して悪い人じゃないと思うの。
子連れでオレんとこへ来い!って言ってくれて、
たとえ下心の欠片があったとしても、クシューシャを気遣う気持ちは本当だったろうし。


やっぱりイリーナが、いっちゃん悪女や!

日本だったら担ぎ込まれた救急病院で、
内視鏡が壊れてるとか無いで!とびっくりしちゃいました。


2時間ちょいの映画ですが、
タルい部分がなく、特に列車事故のシーンなんかスゲェ!でした。
畳み込むように襲ってくるトラブル。
迫力満点の、押し寄せる水!
ガッコンガッコン傾く列車。
同じ喘息患者として、あの発作時の苦しみと不安がひしひし伝わってきました。


ぜひご覧ください。
面白いから!!!
イリーナってウルヴァリンSAMURAIのヴァイパーじゃん!ポチ欲しいです!!
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