エミリー・ローズ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

ホンマに悪魔に憑かれたんか?それとも、心の病なのか?
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悪魔が来たりて、アタシを弄びやがるですー!
助けて、偉い人。
精神科医や神父さんが出張ってきたけど、改善しねーじゃんかよー!




とある法廷。
エミリーを死に追いやったのは、
医療を受けさせずエクソシストを執り行った神父の責任ではないのか?

神父に罪あるやろ?
検察側と弁護人が丁々発止。

そこで語られるエミリーの行状。

寮生活を送ってるエミリー。
うら若き女子。
彼女がある夜、突如眼が覚めたら、時刻は午前3時でした。

東京ベイで、ごちゃごちゃしてる時間に(そんな古い歌知らん)、
エミリーはんは、悪魔に襲われていたとです!



それ以来、エミリーには色んなモノが見えたりします。
つのだじろう先生が描くようなおどろ~~んとした顔があちこちに見えたり。
エミリーはもう半狂乱。

精神科で薬物投与も受けますが、あまり芳しくない。
「もうこりゃ、悪魔にとりつかれたに違いねぇよ!!」
エミリーは思い込んじゃうのです。


顔が変顔になったり、食物を受け付けなくなったり、アクロバット体術を身につけたり、
悪魔にとり憑かれるのもなかなか大変ですなぁ。

そこでムーア神父という方が登場し、悪魔祓いをするのですが、
薬物も使ってるので上手く行かず失敗。

エミリーの症状はドンドン悪化。
ご飯も食べれないのに虫を貪り食ってたり。
ヒィィ(((( ;°Д°))))




ムーア神父によると、彼女の中には6体の悪魔がいて、悪さしとるらしいです。

で、法廷のクライマックス。
陪審員が、
「もうよろしいやん…神父様留置場に入れられてるんやし、今日でこの審議は終わりでよろしいやん」
と言い出し、
裁判官も、
「せやな」
と結審。

ムーア神父は、そのまま釈放。
悪魔憑きがあったのかもね…。
本当に…。

     おしまい



・実話
・法廷もの
・でも、ホラー要素はあるよー

なかなか面白かったです。

女性弁護士が、悪魔なんかいるわけねーだろ?なリアリストなのに神父の弁護に付くのも良かったかな。

でもさ、これ、向こうの人には「悪魔憑き」って言うと、凄いことで「あり得るわ!」なのかもですが、日本でいうところの「狐憑き」みたいなもんでしょ?

「狐憑き」になった女性が、祈祷師に頼ったら死んでもうた…ってことでしょ?

どちらかと言うと公平な作りじゃなく、悪魔憑きはあるのかもよ?って雰囲気にしてあるけど、
精神疾患じゃろ~?と思ってしまうのは、
悪魔なんか信じてないアテクシだからでしょうか。


大体6体の悪魔の中に、サタンだかなんだかが入ってるなんて、
悪魔社会の中でもトップクラスの取締役みたいな人がわざわざ小娘に取りつく意味があるんかいな?
どんだけ暇やねんサタン…と思ってしまいましたがな。

若干怖いシーン(そういうのに慣れてない人)もありますが、
非常によく作り上げた映画だと思います。

マリア様のお言葉とかそのへんは、嘘くさ~と思っちゃいましたが。

実話と言いながら、
ほんまはアメリカじゃなくドイツかどっかの話らしいですね。

エミリーちゃん役の子が、
頑張ってました。

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