神社の娘が卒業生にいて、以前から行きたいと思ってたのだが、16年にして、やっと顔を出した。
街を上げてみたいな大掛かりなものでなく、一神社で行うものなので、そんなに人も多くないのだろうと思っていったのだが、これが、思いのほか、人が多くて驚いた。初詣にもいったのだが、その時よりはるかに人が多い。1月なのにどんど焼きの炎で、境内一面が暖かく、炎の側は暑いくらいだ。
とりあえず、餅を買い、竹竿の先に刺し、炎であぶる。結構みな焦がしてたが、私の腕は、なかなかのもので、美味しそうに焼けた(まあ、卒業生にやり方を聞いてたので、まあ一種のカンニングだな。それは、よしとしよう)。
さて、今後のために少しだけ、焼き方を説明すると、炎が上がってるところに、普通の人はよく焼けると思って、餅を当てるのだが、それでは、うまく焼ける前に、餅が焦げてしまう。では、どうするのか?
赤くなってるが、炎のあがってない部分に当てるのが、コツのようだ(素人が偉そうにいってすみません(笑))。
さて、食べる段になって、ほかの人はそのままかぶりついてるのだが、わたしは、先生の特権ということで、砂糖醤油を持ってきてもらい、おしいしくいただきました。
一緒に、卒業生の3歳になる子供が、一生懸命焼いてるのだが、さすがに3歳だから、うまく焼けない。お母さんに合図して、ちょっと、目をつぶらしてる間に、私が焼いた餅と取り替えたら、いかにも自慢気な顔で、美味しそうに食べていた。子供って面白いな。
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これで焼くのですが、暑い。季節を間違うほどに。
こんな感じで、時を過ごしたのですが、このとき思ったことは、
こんな風に同じ街に住む人が集まるのってすごくいいなってこと。わたしの育った街じゃないので、知り合いに会うってことはなかったですが、きっとこの中には久しぶりに会った人もいたりして、久しぶりに会話して、それが予定された出会いじゃなくて。偶然に「よお」って感じの。
なんか、いいでしょ?
昔は、こういう場が結構あったんですよね。わたしは、北九州の若松に住んでいたのですが、おいべっさんっていう祭り(恵比寿祭り)があって、その日は、行くとものすごい人で、歩くのが困難なほど。しかし、必ず、知り合いに出会う。小さな街ってのもあるけど、すごく楽しい時がそこにはあった気がするんですよ。
今では、祭りっていったら、なんか動員数を競うものになってきたような気がして、どうも行く気が起きない。外に誇るよりも、そこに住む人が喜ぶ祭り、催しをやってほしいななんて、思ったりしてるわけです。
だから、今回のような体験をすると、ああ、これだよな。やっぱり。なんて一人で勝手に思っちゃってます。
下町っぽい、近所づきあい!
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上の記事にも同じような思いを書いてます。
人が集まるところって、確かにお金が集まるところなんでしょうが、本来、人が集まるところって、人の思いが集まるところなんですよね。そして、その場を離れた後も、それぞれの心に残って、それぞれの家路をその思いは共にする。そうして、それは、忘れられない思い出となる。
わたしは、綺麗な写真のような思い出よりも、そんな心に刻まれる思い出を残したい。そんな場が、もっとあってもいい気がします。