SNS時代と政治と選挙 | マコチンのブログ

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自由に活動、自由にコラム

これを思ってるのは僕だけではないはずなんですが、
SNSが当たり前の今の時代、選挙が近づくとそれを使った主張をよく目にします。
個人的には不特定多数の人間が見る媒体に自分の政治的な思想を記すことは、
全裸の写真を投稿してるのと同じくらい
「デリケートなことを恥じらいもなく書きなぐってる」と思うのですが、
それは僕が勝手に思ってることですから、まぁ人それぞれでいいでしょう。

気になるのは1つだけ。


政治家や政党の悪口しか書かない下品な人、多すぎませんか?


別にいいんですよ。
何を思うかはその人の自由だし権利だし、
主張するのも自由なんですが、
あまりに悪口というか、もはや狂気とも思える
「とにかく嫌い!嫌い!嫌い!」みたいなのが目立ちすぎる。

昔からそういう人っていたんでしょうけど、
それが街中の百人に1人とかで埋もれてたんでしょうね。
今はその人たちが投稿ボタン1つ押せば目立ってしまう。

いつの時代も「悪口」「陰口」「悪い噂」は娯楽になります。
自分の主義を持たず影響されやすい性格の人、
あるいは知識が全くない故に影響されやすい人たちは
きっとその内容が心に響くのでしょう。

政治の学習をすることが苦手な人たちにとっては、
図書館に行けば無数に置いてある政治家たちの理念が書かれた本を読むよりも、
素人がSNSに投げた叫び声の方が面白くストレートに入ってくるのでしょう。

自民党がどうとか、
どの候補者がどうとか、
考えはどうだっていいんです。

「僕は1人でも多く国民を殺してくれる人が政治家になったらいいなと願ってます」

たとえばこう考えることは悪いことだとは思いません。
倫理的に言えばおかしいんだけれど、
事実国民が多すぎるって主張されれば否定する理由もないし。

思うのは自由ですから。
殺したら罪だけど。笑

僕は自民党だろうが、民進党だろうが、個人の候補者だろうが、
大前提として行動力がある時点で全員凄いなとは思っています。
この時点で普通に暮らしてる僕なんかより立派です。
選挙で闘ってるわけですから。

いくらその内容が嫌いだからって、
悪口しか書けないって、本当にどうなの?

自分が指示してる政党とか候補者だけ褒めたんじゃ満足しないんですかね?

人間関係もそうだけど、政治って特に
「なんて素晴らしい人なんだ」って政治家をまず自分なりに見つけて、
そこからその人が所属してる政党に興味を抱き、調べ、
過去の功績も失敗も色々な視点から調べて情報を入手し、
最終的に、その人がどういう人なのかを自分が決めるのが正解だと思うのです。


客観的、論理的な思考を微塵も感じない書き方で
・●●党が当選すると我々の生活がこんな酷いことになる
・●●党は日本をつぶそうとしてる
・●●党には入れないでください
とかなんとか。

もうね、本当にうるせーよって思うわけです。

あなたが一番素敵で日本に貢献すると思う候補者の宣伝をしてくださいと。


幼い子どもが
「アンパンマンくそ!アンパンマン最低!アンパンマン死ね!」
ってただただ連呼してたら嫌でしょ?

「バイキンマンって本当は優しいよね!ドキンちゃんにも優しいもん!
 チャンスになってもアンパンマンのことやっつけないし!
 アンパンマンよりもバイキンマンが好き!」
こっちの方が聡明じゃないですか?


人生に必要なことの大半は童話に書いてある、なんてことを聞いたことがありますが、
本当にそう思います。

人の悪口は言わない。
好きな人の良いところは褒めよう。

こういうことって幼少期に習ったはずなんですけどね。
大人になって政治の話になってもそれは例外じゃないでしょ。
日本中が政治家の悪口言うのが当たり前になったら
きっと平和でなくなりますよ?



もう哲学者ヴォルテールの言葉で強制終了!!

「人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。」

「偏見は、判断を持たない意見である。」

「長いこと論争している場合は、たいてい彼らは何を
 論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。」

「何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。」




おまけ

自らに立候補する気概すらない者が
立候補している者、更にはその先の世界で闘っている者のことを
批判するだけの声など、聞くに値しない。

マコチン