安保法案の話ではないんだけど、 | マコチンのブログ

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早朝からおはようございます。
ブログ絶好調のマコチンです。

たまたま時間ができたので、いっぱい書いてます。


名前は出しませんが、政治家が動かす法案に反対して
デモを行う若者がマスコミの餌食になった2015年でした。
主張の良し悪しはさておいて、
どうしても言いたいことがあるので書きます。

僕は全くそういう人間ではないので蚊帳の外なのですが、

例えば園児の頃から聡明で、
小学校では遊びを我慢してでもお勉強に打ち込んで、
やがて社会や政治というものに興味を抱くようになり、
そして今までの日本の政治家たちが行ってきたことに対して、
それぞれ尊敬や軽蔑という感情を抱くようになり、
高校受験を迎える頃には、今の政治に少なからず疑問を抱く場面を感じ、
「自分が政治家になって本当に国のためになる仕事が出来たらいいな」
と夢を抱き始め、そのためには(政治家の土俵に立って国を動かすには)、
今は勉強を頑張って東大に入るのが一番の近道だ!と気づき、決意し、
高校受験はエリート校へ、そして入学直後から東大を目指し、
実際に東大に合格し、大学生になってからもとにかく政治家になりたい一心で
必死に勉強に励み、コネクションも作り、色々なものを犠牲にした人
がいるとします。

彼が、彼女が、その信念を曲げずにずっと真っすぐ貫いている間、
同級生たちは遊びだコンパだアーティストのライブだ、
新しいゲームだスマホの新機種だなんだと、連日楽しそうにしています。
彼らはその楽しそうな声が聞こえる教室にいながらも、
あるいは実際にその声に誘われながらも、
「それでも僕は、私は政治家になってこの国をもっとよくしたいんだ。」
という夢をそっと胸に抱き、誘惑に負けず遊ぶことを犠牲にし、
そして、実際に政治家になったとしましょう。

結果的に彼らが政治家になった後、その信念が崩れ、
政治の世界における汚い行為にも若干寛容になったり、
実際は状況が違っていたから、信念の叶え方を変えたりと、
それはそれは我々には理解できない複雑でレベルの高い、
いわゆるエリートたちの駆け引きや戦略や事情ってものがあることでしょう。


それに対してですよ?


昨日今日、政治に興味を抱いて
木を見て森をみないような人たちが、
それこそ一般的な娯楽や恋愛や遊びやハメ外しをしっかりと堪能してきた人たち
が、

選挙も待たずに大きな声で叫んだだけで、
一国の政治をひっくり返してくれだなんて

さすがに
虫が良すぎませんか?


その意見が正しかろうが、間違っていようが、
その図々しさが好きになれないのです。

僕だって嫌いな政治家や歴代の総理でもぶん殴ってやりたい人だっています。
でも、彼らが少なからず培ってきた努力と教養、そして払ってきた犠牲を考えると、
「お前は政治家として間違っている」だなんて、本気で思えないのです。

ここまで国民が政治家を馬鹿にする文化が確立してる国は日本くらいでは?
しかもほとんどの人が平和に暮らしてるはずなのに。


1年間必死にデモやるのもいいんだけど、
「今から東大に入って総理になるわ。」と本気で思って行動できない時点で、
きっとその人たちは政治家の足元にも及んでいないわけです。

政治家は神様じゃありません。
汚い人もいます。

でも彼らが人生の貴重な時期に積み重ねてきた努力もまた、事実です。

だから僕は政治家を心からは馬鹿にできません。

なぜなら自分には絶対真似できない努力だから。



言いたかったのはそれだけです!!