蕎麦を求めて 長野&安曇野 | まこBlog in ドイツ

蕎麦を求めて 長野&安曇野

翌日、ゆったり出発で、初の北陸新幹線に乗車。



ピカピカの『かがやき』乗り心地は東海道線同様に最高でした!

向かった先は、長野駅。


長野の善光寺を訪れて、美味しいお蕎麦を食べたいとやってきました。

実は、善光寺って全国どこでもあるらしく、最初甲府の善光寺行きの特急チケット『かいじ』を入手していたのですよね。

で、前日、オクトーバーフェストの後にチケット確認して、果たして長野の善光寺は甲府経由だったろうか?と確認したら、全く行き先が違う事が判明。

幸い、秋葉原は東京駅に近く、JR全線きっぷ売り場も22時過ぎまで営業というので、終業間際ギリギリに東京駅に行き、無事に北陸新幹線のチケットを入手となったのでした。

長野駅は、以前に冬季オリンピックでノルディック総合のジャンプ競技を見て以来の訪問。


1998年ってそんな前だったの?

と時の流れの速さに驚愕。

長野はよく訪れますが、木曽や松本止まり、スキーならば白馬や野沢温泉、それ以外では軽井沢限定とかで、なかなか長野市に足を運ぶ機会が無いのですよね。


善光寺までは、長野駅前から約2kmの参道を歩くと着きます。のんびりトコトコ歩きましょう。

しかし暑い。

10月の長野だというのに、気温30度のムシムシってどういうことだ!

ここで参道まで2km歩くと言ったら、夫にブチギレられて休憩。


ちょうどお昼時のサラリーマンが集う定食屋さん風のお店でしたが、手作りっぽい太さのツルツルの蕎麦がとても美味しかったです。


夫はもちろんビール。

道中購入した、お茶屋さんのほうじ茶どら焼き。


これがえらい美味しくて、以降日本滞在中、ずっとほうじ茶ラテだとか、ほうじ茶のお菓子ばかり食べることとなったのでした。

後味が良くて、いつまでも風味が楽しめて、夫も美味しい美味しいと大絶賛でした。


そんなこんなで休憩しながら、タラタラ見て進むものだから、一向に善光寺に辿り着けない。


街角にはこんな夫の心くすぐる、アンティークカメラが至る所に飾られていて、なかなか楽しい。

縦2つレンズのカメラは、ドイツのRollei

昨日はドイツのライカのカメラやら、レトロカメラも沢山見ましたが、今日もまたカメラと私はゲンナリ。

善光寺の門前町は、何故か異様にアンティークカメラを扱うお店が多かったのが印象的でした。

私の大好きなお蕎麦屋さんがいっぱいあっていいねぇ。


お蕎麦なら何杯でも食べたいと思いながら歩いていて足が止まった和紙屋さん。


鮮やかな和紙の説明をして店内を楽しみ、購入したのは、何故かオニヤンマのキーホルダー2つ。



数年前に流行った、虫除け蜂よけに有効と噂の品。

今年はドイツ、異常に蜂が発生しまして、街中でのランニング中も、職場の業務室でも、休憩所でも、蜂に追いかけ回されて困っていたのです。

念願のオニヤンマを見つけられてラッキー。

後は夫が、ドイツのアドラー(鷲)と勘違いした、こちらのタペストリーも購入しました。



一富士二鷹三なすびって縁起がいいね!って、これ鷲(Adler)じゃなくて鷹(Falke)ですよね!

どうしようかと思いましたが、縁起物だしどっちでもいいかなって感じです。

その後はこちらも私の念願の八幡屋さんの唐辛子。


善光寺といえばの唐辛子にテンション上がります。

これでもかと言う程の量を買い込みました。


そしてようやく辿り着いた善光寺。


門前町では、出たばかりという新蕎麦を山程購入し、日本に行ったら買いたいと思っていた竹笠を購入し、お参り前に既に手荷物でいっぱい。

※帰宅後の撮影※

また買い物の度に、そば饅頭やらおかきやら試食させてくれるのが日本らしい。


夫は「ハーケンクロイツだ!」とか言って写真撮ってましたが、日本の寺院は逆ハーケンクロイツです。


大きくて立派なお寺ですけれども、既にお疲れ気味の私達。


この後観光を巡る気力無く、チェックイン時間と同時にホテルに戻る事にしました。

善光寺は同じような参拝客が多いのか、お寺の前にタクシーが並んでおり、直ぐ乗車して帰れたので助かりました。


こちらが日本で購入したかった竹笠。

雨に濡れないし、ランニングに絶対に便利だと思って、日本で欲しいものリストに入れていたのです。

涼しくて快適。手に入れられて良かったです。

ホテルは長野駅前の、New Nagano Next というホテルでしたが、安価なのに外国人へのおもてなしも厚く、多くの外国人観光客が訪れる良ホテルでした。


ご自由に使えたり貸し出し可能なアメニティがこんなに沢山あって素晴らしい。

ウェルカムドーナツやドリンク、更には自販機の飲み物2つまで利用できるコイン配布とか、至れり尽くせりでした。

夕食は、ビールビールとうるさい夫の為に選んだこちら。


日本が誇るイタリアンレストラン、サイゼリア!

ビールもワインもピザも全て安いし、美味しいし、サイゼリアで大豪遊の大満足の宴会となりました。

デザートまで全て美味しかった。

ここでなら、幾らビール飲んでもいいよ!

キノコと野菜のピザも生地もイタリアで食べたピザのように本格的で美味しくて、偏食の食の細い夫が珍しくおかわり。

そうか、夫は日本では、サイゼリアかハンバーグ屋かラーメン屋に連れてくれば、食事を凌げるのだと学んだ、2回めの夫連れ日本旅行。

夫に「君の食べたがっていたSchwarz Nudln(黒い麺:蕎麦の事)ってこれ?良かったね。黒いヌードル食べられて!」

とか言われてまたブチギレ。

違うわ!

長野善光寺まで訪れて食べたかった、黒い麺は、断じてサイゼリアのイカ墨パスタではない!!!

いや、イカ墨パスタ美味しかったですけれどもね!
本格蕎麦は、明日に持ち越しじゃ。

次の日のホテルの朝食。


こちらはパン食メインの朝食で、珍しくテイクアウトが出来るというので、私はテイクアウトしました。

私はやっぱりパンよりご飯派なので!

日本滞在中は、ずっとおこわ系のおにぎりのみ食べておりました。御赤飯に山菜おこわ、舞茸おこわに、空港でのおこわ稲荷、全て最高でした!

パンもすこしだけ持参しましたが、胡桃パンが歯応えあってドイツのパンみたいで美味しかったです。私は残念ながら、日本のふわふわイーストパンが苦手です。

夫は鶏肉と全粒粉トーストを喜んで食べておりました。日本のソーセージはどうも受け付けないらしい。

今回の秘策、それは両親が長野駅まで迎えに来るというもの。


実家から250km程あるはずなのに、行動力だけはある両親が「信州のお蕎麦食べたいから」という理由で、4時間かけて迎えに来てくれました。

車があると行動範囲が広がって助かります!


眼下広がるりんご畑と長野街並み。

1時間程走らせて辿り着いた先は、安曇野の大王わさび園。


以前訪問した時に、何て水が綺麗で素敵な所!と感激して、もう一度訪れたいとずっと思っていたのです。

わさび園の入場は無料で、綺麗なわさび園内をお散歩出来るのが嬉しい。


水が本当に綺麗ですね。


まだ彼岸花が辛うじて咲いておりました。


わさび園のこの清流美しいこと。


人口の溜池でも、モネの池のように不思議な色合いで本当に綺麗。


中では養殖の魚泳いでおりました。


暑い夏とかに訪れると最高に癒される避暑スポットです。


綺麗な清流では、SUPを楽しむ方々が。


綺麗な水流に水草が模様のように浮かぶ水面に、昔ながらの水車が映えます。


車旅の休憩にちょうど良い癒しスポットでした。


その後は売店で熱々のわさびコロッケを頂き、生わさびを見学し、お土産を沢山買って帰りました。


両親もお買い物出来てホクホクで良かったです。

売店では偶然前列に並んでいたのがドイツ人観光客で、ケルンから来たと、わさび園を楽しんでおりました。

側にはベルリン在住38年日本人ガイドがドイツから引率ということで、しばし歓談致しました。

最後に、ようやく念願の10割蕎麦、新蕎麦!


山盛りで存分にお蕎麦を堪能しました。


夫は蕎麦は食べませんでしたが、ビールとこちらのキノコの天ぷら盛り合わせが気に入ったらしく、一人で、ほぼ二皿食べました。

キノコ狩りが趣味で、一時マイスターの試験までした夫、これは舞茸で椎茸でえのきでとの説明に、喜んでキノコを食べておりました。

舞茸と肉厚の椎茸がお気に入りで、椎茸は「まるでお肉を食べているかのようにジューシーだね!」と感激しておりました。

こちらお蕎麦屋さんの前にあった青果市場。


キノコ好きな夫に松茸を見せようと訪れました。


大きさにビックリお値段ビックリ、日本のトリュフこと松茸。



貴重な季節に日本を訪れる事が出来ました。

父は大好きな柿を沢山購入し、母はお値打ち椎茸を山程購入。

帰りに恵那のSAで、出始めたばかりの栗きんとんを購入して、ホクホクで帰宅したのでした。


※銘菓、中津川・川上屋の栗きんとん※


岐阜、中津川名物、栗きんとんは秋には欠かせない!

秋に日本帰国は初めてでしたけれども、さつまいもやら栗やら美味しいもの沢山食べられて幸せでした!