
中部は日本航空産業の要 ボーイングは準日本製だった
今回、実家には最初の3日と最終日間際に1泊の、計4泊しました。
1泊目は夜間帰宅して寝て潰れ、2泊目は買い物三昧で、3泊目は予備日という事で、当初は前回積雪で逃した白川郷に行こうとしておりましたが、雨天を受け、近場観光に変更。
夫は鳥も好きですが、戦闘機も大好きで、2年に1回ベルリンで開催される航空博覧会での航空ショーを楽しみにしているほど。
それならばと、戦闘機好きの夫の為に立ち寄った『岐阜かかみがはら航空宇宙博物館』

実家の直ぐ側の岐阜県各務原市は、航空自衛隊の基地があり、川崎重工業があり、航空機産業の中心都市であります。
20年以上前に立ち寄った事がありますが、なかなか見応えのある博物館なのですよ!

展示は航空機開発の黎明期から始まります。

こちらは三菱重工業の『零戦』を開発した、堀越二郎さんの紹介ですね。こちらはジブリ映画の『風立ちぬ』で学習済み。

精密に作られた機器の紹介や、現在はボーイングの飛行機の胴体と主翼を日本企業が製造しているという事で、実際のカーボンで作られた胴体や、主翼の素材が展示されていて、技術の凄さを手にとって確認出来るようになっておりました。
残念ながら写真撮影はしておらず。
ここ各務ヶ原の川崎重工業や三菱重工業、スバルといった企業が全て中部地方に集約している意味というのを、最後に空港で知るのですが、この時は軽く流して展示を観ておりました。
2階は宇宙コーナー。
各国で開発されたロケットの模型展示あり、人工衛星の展示ありとかなり見応えたっぷりの宇宙コーナー。
最後は宇宙ステーションの日本ブースの模型を見る事が出来ました。

壁に取り付けられたパソコンや各収納庫の様子など、見ていてとても楽しい。

夫も宇宙ステーションの模型を見るのは初めてだったらしく、見応えたっぷりの展示に大満足の様子でした。

最後はシュミレーションゲームもして、お土産売り場では夫が航空機の模型を食い入るように見て、小学生の時に流行った宇宙食の販売を懐かしく眺め、博物館を後にしたのでした。

外は大雨でしたが、快適に観光出来て助かりました。
この博物館の直ぐ側では、航空自衛隊による『航空ショー』が毎年10月半ばに実施されるという事で、そういえばブルーインパルスが毎年飛んでいたな、と過去の記憶を振り返る。
日本滞在日数的に航空ショーが見れないことを、夫は残念がっておりました。次の来日は航空ショーに合わせられたらいいね。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のリンクはこちら。
昼食後は、セントレア空港のスカイラウンジで航空機の発着を眺める。

中部のセントレア空港は、ドイツのDHLの基地がありまして、DHLの貨物飛行機というレアな飛行機をみることが出来ます。
そんな空港の片隅で見つけた一機の飛行機。

胴体が半分開いており、あれは展示用の飛行機なのか?と夫と話していたのですが、よくよく見ると、飛行機部品運搬専用の飛行機であることが分かりました。

飛行機名は、ボーイング747 LCF ドリームリフター

日本企業による製造は実に30%を占めるという事で、ボーイングの飛行機は準日本製と言っても過言ではない。

各工場が名古屋湾沿岸周辺にあり、海運でここセントレアに運搬される航路が説明されております。

各社の部品は、セントレアのドリームリフターに運ばれ、空輸でアメリカのボーイング社に運搬されるという。
博物館での説明がより鮮明になり、日本の最新テクノロジーのレベルの高さを知り、いい社会学習になりました。
夫も「だから日本の航空機はボーイングが多いんだね!」と納得。
夫はドイツのハンブルクでも一部部品製造している『Airbus』の機種を一生懸命探しておりましたが、そりゃ見つかりませんよね。
ともあれ、夫のお陰で、一人だったら絶対に立ち寄らない航空博物館で見識を深め、展示をより面白く見ることが出来ました。
ドリームリフターの拡大図と関連記事はこちら

https://www.jiji.com/sp/v2?id=20091022civil_aviation_planes_03
その後は、セントレア空港第2ターミナル内にある、『Flight of dreams』という展示を訪れました。

ここでも飾られている、ボーイング787。

こちらでも、各務原の航空博物館と同様に、ボーイング機種の日本企業が製造に携わった部分の紹介がなされておりました。

更にはコックピットも無料で見学出来るというので、参加。

実際のコックピットまで見れて、飛行機好きの夫もご満悦。

最終日、空港前泊でどうなることかと思いましたが、楽しく快適に過ごすことが出来て良かったです。
最後に、こちらはセントレアの歴史紹介ブースで飾られていた、レゴブロックで制作された、DHL貨物運輸コーナー。

名古屋大学のレゴブロック部の皆さんが制作されたとのことで、楽しく展示を拝見しました。
以上、中部は日本航空産業の要の記事でした!