シューズ&フォーム分析【addidas: Supernova Ries】
ベルリンマラソンEXPOのアディダスブースにて、シューズ試着&フォーム測定を行ったので、その記録です。
(EXPOを堪能しまくった時の記事)
選んだシューズは、Supernova Ries
大まかな評価としては、
・Supernova Ries は私にとって上手く反発が活かせるシューズである。
・貴方はピッチ型ランナーで、ランニングエコノミーが素晴らしい。けどピッチが高すぎるので、もう少しストライド広げて走るともっと良い。
・真下着地が完璧というか真下過ぎるので、もう少し前に着地しても良い。
・上半身の前傾具合も丁度良い
・腰が落ちてちょこまか走りになっている。腰高意識して!
・貴方の想定通り若干左に身体が傾いています。
でした。
評価結果は日本語でも表示出来たので、結果を貼り付けて自己解説していきたいと思います。
なるほど、やはり私はピッチ型ランナーのようです。下記のランナー像の特徴見ると、ピッチ高くストライドが短いと出ております。
次はランニングエコノミーです。
四肢の運動力(重心を前に進める力)も反発を活かす力も高く、ランニングエコノミーを高く評価してくれました。
かなり省エネでエネルギーを活用して動けているようで、嬉しいです。
やはり私は、省エネスタミナ型ランナーのようです。
次は足をどのように動かしているかのパラメーターです。
このピッチは言い訳すると、ルームランナー慣れてなくてバタバタしてしまったのですよね。。。
普段のランでこんなピッチでは、当たり前ですが走りません!
ピッチが高すぎて、地面にほとんど接地していないというデータが出ました。普段の接地はグリーンゾーンの0.25前後です。(以前に計測したことがあります)
真下着地0.0と、本当に真下そのものに着地しているとのこと。徹底的に真下着地フォーム追求した甲斐がありました!
だから大腿筋は全くダメージ無いし、省エネフォームを維持出来ているのですね。
もう少し気持ち前に着地しても問題ないよとの事なので、スピード練習してストライド広げたら、多少前になるかも知れません。
上半身の前傾も、丹田に力入れて走っているお陰で、適度な傾斜を維持できているようです。
これは如実に腰が落ちている事を示していますね。言い訳するならば、ルームランナーに馴れなくて、怖気づいたおかげで、より腰が落ちたのだと思っています。
腰高意識、引き続き頑張りたいと思います!
地面反発を推進エネルギーへ変換する能力らしいですが、グリーンの適正ゾーンを維持出来ました。
以下、スーパーノヴァ・ライズの評価です。
ピッチが高くて腰落ちていたけれども、それ以外はほぼ高評価でした。
スーパーノヴァ・ライズ、アッパーも柔らかくて走りやすかったです。SLがボロボロになったら、次に買うのはスーパーノヴァにしたいと思いました!
SLよりクッション具合がスカスカしていなくて、心地良かったのですよね!
以下、身体の部位や関節の動き方と、私が一番興味がある項目移ります。
股関節も後足部も若干内側に入り気味。でもトレーナーさん曰く、私は両足ニュートラルとのこと。ともあれ、X脚内股ランナーですね。
ステップの距離感が異様に大きいですが、2軸走行が出来ているということなのだろうか?
重心の変位は、私の危惧通り、まだまだ左に傾いている事が分かりました。だからシューズのソールが高くなるほど、身体がより傾斜して、左足首が内に入る『オーバープロネーション』を起こしやすいのですね。
上下安定性無くふらふら左右に振れているのも気になります。
このデータはよく分からないのですが、股関節の伸展データがよろしくないですね。腰低で足が臀部に充分に引き付けられていないということでしょうか?
着地はまさかのフォアフットよりでした。
自分はフラットを目指しているのに、まだまだフォアの癖が抜けていないのかな。ちょっとショックでした。
このデータは、効率の良い真下着地を示していますね。支持期のデータが低いのは、腰が落ちているからだと推測します。もっと気持ち膝伸ばして前方に着地してもいいねってデータですね。
右の膝のデータが若干良くなく、荷重を避けるような動きをしているのかな?
このデータからは、ランニングエコノミーが良い事が分かります。ケガのリスクが少なく、エネルギー推進効率が良く、いい感じ。
最後に画像データです。
右の足の振り上げは、肩が水平でいい感じです。
実際は動画なのですが、かなり右肩が上がって、左骨盤が変に上がってニーイン気味なのが、明らかに分かりましたので、改善したいなと思いました。
以上の分析結果だったのですが、かなり詳細にデータを見れて大満足です。
次も機会があれば試してみたいと思いました。
定期的にフォームを見直すのは、本当に大事。
以上、シューズ&フォーム分析、でした。