ユリアンアルプスの瞳、ブレッド湖
今回の旅のタイトル、『ユリアンアルプスの自然を満喫する旅』ですが、ユリアンアルプスとは、こちらの赤い地域を指します。
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アルプス山脈は、西のフランスからスイスから、リヒテンシュタイン公国、イタリアを経由し、東のドイツ、オーストリア、スロベニアまでまたがっております。
一番有名なのは、スイス側のユンゲフラウとかモンブランとかツェルマットなど、名だたる名峰が並ぶ地域なのですが、このスロベニア側のユリアンアルプスもなかなか美しい。
ユリアンアルプスの最高峰は、イタリアースロベニアにまたがるトリグラウ山。
黄色エリアは、オーストリアの『ザルツカンマーグート』というエリアとも被っており、同じようなカトリック山岳文化を堪能出来るエリアです。
ザルツカンマーグートとは『塩の御料地』という意味で、岩塩が特産品。あちこちのエリアで岩塩坑を見ることが出来ます。
ドイツ側では、このエリアでは美しいフラスコ壁画を楽しむ事が出来ます。
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アルプス近くのキャンプ場に停泊しましたが、湖の美しいこと。
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山々も美しくて、山好きの私はこのエリアに来ると、毎回テンション上がります。
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高速道路はずっとアルプスを抜ける高架ルートで、走っていてとても心地よい。
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オーストリアの高速料金は、ステッカーを貼るVignette式で、10日間で11.5ユーロ。
2024年現在は、ネットでE-Vignetteを購入すれば、ステッカーを貼らずとも、高速道路を走行することが出来ます。
その他、特別道路はMautというものが別途必要らしいですが、私はオーストリアを走っていてMautが必要な場面に遭遇したことがありません。
しかし、アルプスでも10km近くの長いトンネルを越える時は別途特別料金を支払います。
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こちらトンネル前の料金所で、通過料は13.5ユーロです。
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この標高高いエリアに道路を通した苦労を思えば、この通過料金も納得。
この特別料金はスロベニア側も同様で、Vugnetteとは別に7.8kmのトンネル前で、通過料金を払いました。8.2ユーロでした。
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そんなアルプス超えで約300km走り到着した、スロベニア・ブレッド湖。
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アルプスの白峰をバックに、エメラルド色の湖、真ん中に浮かぶ小島の風景から、『ユリアンアルプスの瞳』と呼ばれているそうです。もう一つの瞳は、今回訪問断念したボヒニュ湖です。
オーストリア=ハンガリー帝国時代のハプスブルク家の休養地であり、日本の天皇家や著名人が多く滞在したこの地は、スロベニアの誇る景勝地です。
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こちらはブレッド城。
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水底までくっきり見えるほどのクリスタルウォーター。エメラルド色の美しい湖は、ボートを使って中島に渡る事が出来ます。
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こちらが有名な聖母被昇天教会。
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再度貸しボート屋が現れて、中島に渡るか悩みましたが、暑さでダウンしていたので諦めました。
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散歩道で反対側まで歩くと、浴場を楽しむ客でいっぱいでした。
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レストランでしばし休憩。
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スロベニアのLasko(ラシュコ)というビールを頂きましたが、美味しいビールでした。
夫が、散歩道があまりに長すぎて、復路は歩きたくないというので、帰りは観光汽車に乗りました。乗車賃7ユーロであっという間に駐車場エリアまで戻れました。
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鴨の親子のどかですね。
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因みに、スロベニアはアイスホッケーが盛んな国で、以前はブレッド湖で冬季アイスホッケーが盛んであるとの情報通り、駐車場近くには、立派なアイスホッケー場がありました。
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暑い夏日に歩いた身体が冷やされて心地よかったです。
この地域の見たいエリアを回っていたらキリがなく、クロアチアまでたどり着けないので、次の目的地に向かいます。
次の目的地は鍾乳洞。
世界規模の大きさで、トロッコ電車で回れる大衆性の高いポストイナ鍾乳洞か、世界遺産のシュコツィアン鍾乳洞か迷い、シュコツィアン鍾乳洞を選択。
ユリアン山脈から続く白いカルスト台地が織りなす自然の美しさは、クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園でも体験済みなので、テンション上がります。
次回へ続く。