コロナボーナス&昇給額調整 | まこBlog in ドイツ

コロナボーナス&昇給額調整

ドイツでは随分前に、看護介護職に2回目のコロナボーナスが支給されることが決定しておりました。



満額で550ユーロ。

1回目の満額1500ユーロと比べると少なくなりましたが、それでもボーナス支給されるのはありがたい。

今年は3月にアウトブレイク化して、施設の住人&従業員が90%コロナ感染という状況の中、日本から帰国して必死に周りの陽性者達を警戒しながらの仕事で、それは大変なものでした。

実を言うと2022年12月現在、施設でコロナ再ブレイク中でございます。


陽性者はちらほらいるのだけれども、殆どの方が発熱もなく無症状なのです。


加えて、徘徊者ばかり陽性なものだから、もう部屋隔離とか無理で、どうにでもなれと思っている節があります。


抗原検査は毎日出社時にしておりますし、FFP2マスクつけて仕事していますけれども、いつまでこんなコロナに振り回され続けるのだろうかと思ったり。


話は反れましたが、このコロナボーナスがいつまで立っても支給されないので、社員一同業を煮やしておりました。


加えて、介護職は今年は4月と9月に昇給があったのですが、この昇給額が政府がアナウンスしている額より少ないと不満を訴える社員続出。


昇給額のデータソースを試しにこちらのサイトから拝借し計算したらしい。



ドイツの看護スタッフは、9 月 1 日から大幅に高い給与を期待できます。 管轄の看護委員会は、2023 年末までに最低賃金を段階的に引き上げる必要があると決定しました。 休暇日数の増加も検討中です。ベルリン。 ドイツの看護スタッフの最低賃金は、9 月 1 日からいくつかの段階で大幅に引き上げられます。 レスポンシブル・ケア委員会は、火曜日に発表されたように、満場一致でこれに同意した. これによると、非熟練労働者の最低賃金は、2023 年末までに現在の 12 ユーロから 14.15 ユーロに、有資格の非熟練労働者は 12.50 ユーロから 15.25 ユーロに、看護職員は 15 ユーロから 18.25 ユーロに徐々に引き上げられる予定です。 ドイツでは約 120 万人の従業員が最低介護賃金に該当する施設で働いています。

私なんか、9月の昇給で喜んでいたし、ついでにこちらのエネルギー補助金(Energypauschale)300ユーロも合わせて支給されたので、喜んでいたのですが、この昇給でもまだ足りなかったってこと???




そんな状況だったものですから、社員一同、クリスマス後に送られる給与明細を待ち続けていたのです。


そして待望の給料明細をみる。


コロナボーナス満額支給

昇給額の調整が9月分から毎月入る

12月の基本給大幅アップ

総支給額1000ユーロ以上プラス


と、かなりの額の振り込み額が提示されておりました。


自分でもどれが本当の昇給額なのか疑問に思い計算して見ましたが、確かに是正後の金額が正しいものでありました。


1000ユーロ以上とか、日本円で約15万円程余分に振り込まれている状況なので、これは歓喜ですよね!


年の瀬の嬉しい支給に、思わずブログをアップしてしまいました。


それにしてもこれだけ昇給させて、ようやく世間一般の最低賃金に並ぶとか、どれだけ看護&介護職の賃金が低いのかと、改めて思いました。


働き始めた10年前とか、ドイツにまだ最低賃金というものすらなかったので、低賃金で働かせまくりでしたよ!



しかも、1ユーロジョブとかいって、生活保護を受給している人々を1時間1ユーロで道路工事で立っている仕事に、支給を受ける為の義務として、強制的に借り出してスタンプカードを押すとか、人権問題的にどうなの?と思うような悪どいこともしておりましたよ。(最低賃金制度が出来てからは無くなったようです)


。。。。。


この話題を書き出したら切りがないし、あんまり年末の話題にそぐわないので辞めます。


来年はどんな年になるのでしょうね。


今日で仕事納めで明日大晦日だけ1日お休みなので、しんみり穏やかに年を越せたらいいなと思います。


今年お世話になった全ての皆様に感謝を込めて!


よいお年をお過ごし下さい。