揖保乃糸の美味しさ 8月4日  食材が良くて、かつ心込めて作ったものはやはり冷えても十分に美味しく食べられますね。2日にテイクアウトで買った夢庵の鹿児島産鰻重です。食べ始めは2日午後2時ごろ、胃袋が小さいから一度には入らず、夜、朝方未明、そして3日朝食としてまで計4回に分けて戴きました。その都度、ウナギは勿論、ご飯もとても美味しく、特に最後はスーパーで買う田舎の梅干しの一かけをまぶして食べると、甘みに程よい酸味がフィットしとても満足しました。各種漬物も美味しかったなあ。朝鮮漬け、ヘルパーさんに漬けて戴く手作りのナスキュウリ、ミョウガ、酸味がでてきて食べ頃、それに夢庵にて季節限定の泉州ナスの漬物もテイクアウト、それぞれの持ち味を楽しみました。  そして昨日の誕生日はソーメン揖保乃糸と花月のお弁当を戴きました。ソーメンはいろいろありますがやはり、食べてみて美味しいなと思うのは揖保乃糸ですねえ。播州、兵庫県たつの市あたりの田園地帯で古くから造られているソーメンです。 詳しい歴史紹介サイトによれば、斑鳩寺(揖保郡太子町)の古文書「鵤庄引付」(1418年)に"サウメン"の記述、伊和神社(宍粟市一宮町)社殿造営の祝言に"そうめん"を使う(1461年)等に記録が見られます。播州でそうめんづくりが本格的になったのは、江戸時代の安永頃(1771年〜1780年)だと考えられ、当時は龍野藩の「許可業種」として奨励されていたようです。 江戸時代、そうめんを作る農家が増え生産量が伸びるにつれて、粗製乱造で産地の信用を落とす者が現れるようになりました。そこで、龍野藩・林田藩・新宮藩内のそうめん屋仲間が集まり、品質などについて取り決め、違反した場合は違約金として2両を払うとあり、厳しい管理が行われたようです。 こうした厳しい生産規制、製造の決まりを守っているからこそこの美味しいソーメンが食べられるのですね。  さてそして僕たちがスーパーで買って食べています一般の揖保乃糸、ランクは下から二番目くらいなんだそうです。小麦粉の品質や手延べ技術者の造り方で品質が高いものがたくさんあるそうです。いつの日か口にしたいものですね。  さて僕はソーメンでも饂飩でも、タレに出来合いのめんつゆは使いません。甘くて口に合いません。昆布と鰹節、酒と醤油、この醤油は甘くて流行りの「生」は嫌いです、昔の醤油です、それを一旦煮詰めて冷やし、ミョウガや青じそ、生姜を入れ、梅干しとレモン汁をたらしていただきます。 8月4日の誕生花は、「タイマツユリ」です。 この花は、まるで炎のように見えます。 このことから、「Torch Lily(松明のユリ)」という英語名や「タイマツユリ(松明百合)」という和名がついたのでしょうか。 花の色はそのほかに、白・黄・オレンジなどがあります。 花言葉は、「あなたのことを思うと胸が痛い」・「恋をする辛さ」です。 切ない言葉ですが、これはこの植物の茎がよじれて成長していくという性質から来たものなのです。