キクラゲたっぷり餡かけ固焼き

7月25日

 毎日闘っています特発性間質性肺炎という病気はなかなかに辛いです。今、酸素使用量は1分間に8リットルが中心。あと少し10リットルになったら主治医は麻薬連動型の方向だと言いました。まあ残り最後の終末医療のはじまりですね。そこに僕は狭心症、心筋冠動脈に二本カテーテルステント手術してますから時々、胸がキュと痛む。心肺機能・・・停止への残り時刻はそう長くない。

酸欠の苦しさが襲うから、二つのことを連続してはできない。一つが終わったら、指で酸素を計り95か、96%位まで回復しなければ次の行動に移れない。

動脈血管内の酸素量に大きな影響を与える労作、労働作業のことだが、食べることも当然、労作のひとつである。

お皿を持ってお箸で一口二口食べると呼吸が苦しくなる、酸素量は90くらいまで、少し無理してると80台半ばまで下がる、次のお箸は3,4分して95まで回復してからだ。

ベッドで横になって食事はまだまだ良いほうだ、ベッドから電動車いすでトイレに行き、少しタイミングが遅れ気味の場合は酸素量70を切ることもあり、これはもう大変な苦しさで5,6分しなければ生きた心地はしない。

目下はこの繰り返しで生きてますが指の酸素%が下がったまま、アップしない状態、つまり動脈血の酸欠が解決しない場合は、いよいよお陀仏の時間なのだろう。

今のところ、食べ物への関心、食欲というものはある。だから生かされている。

昨日はヘルパーさんに食べたかったものをこしらえて戴いた。中華餡かけ堅焼きそばです。過日書いたが近所の中華屋さんに出前断られ自宅で作るしかないな、とヘルパーさんに頼む。食材は前夜にKに買ってきていただく。白菜、チンゲン菜、人参、ネギ、ピーマン、もやし、シイタケ、タケノコ水煮、そしてキクラゲ!あと、そうそう、冷凍のシーフードミックスね。麺はそのまま使える堅焼きそば用だった。さてさてお味は?

 十分食べられました。まあ街中華さんでこしらえて戴いたものとはいささか違いますが、具材たっぷりの中華餡も切り方適切で美味しかった。黒酢をたっぷり、辛子を刺激に味わいました。そうですね、ヘルパーさんもおっしゃってましたが麺は、インスタントじゃなく、蒸し麺をフライパンで焼く中華屋さんのやり方の方が格段に美味しく出来るのではないでしょうか。あと、味付けは我が家には今まで、創味シャンタンを置いてなかった、中華スープの素に加えてそれをプラスしたらもっと中華らしい味になるのかも知れませんね。今度創味シャンタン、用意しておきましょう。

またこの中華餡なら焼きそばでなく、ご飯にかけたら中華丼なのかなあ、そんな気にもなりました。

キクラゲ、たっぷり入っていて思う存分戴きましたよ、美味しかったあ。ヘルパーさんはキクラゲとキュウリの酢の物も作ってくれました。サッパリとしてとっても美味しかったです、ご馳走様!

そろそろ旬の果物に梨が入ってきましたね。昨日は今年初めて梨を食べました。甘さはまだ薄めですが初物は嬉しいものですね、堪能しました。