雪辱そして照は横綱へ

7月19日

女子プロゴルフ、若林舞衣子選手が今週は見事に雪辱を果たした!おめでとう。そして最終日のコースには2歳になる愛息がお母さんの雄姿を応援する印象的なドラマもあった。彼の長き人生の記憶の底に母の満面の笑みと、真夏の緑の芝生が刻まれたら良いなあ。

 前週は堀琴音選手の初優勝の気迫に圧倒されてプレーオフ3つ目でボギーを打って倒れた。そして何ともまた今週、本県阿見町のイーグルポイントが会場のGMOサマンサタバタ大会で、最終ホール、若き野沢選手に追いつかれてまたもやプレーオフ。「弱気になるのだけは避けた」と本人が試合後に語っていた、良かった、二ホール目、1メートル強のバーディーパットを沈めて、出産後6人目という優勝の偉業を達成しました。ちなみに前回5人目のそれは、僕が若い時分に、家族でしばしばコース応援までして、何年かは年賀状のやり取りまでしていた塩谷育代プロでした。

 夕方は大相撲、本割で全勝同士の一騎打ち。白鳳に負けて照ノ富士は今場所初めて、土俵の土にまみれた。敗因は明らかだった。白鳳の幾度かの顔面平手打ち、照の出足がストップして完ぺきに態勢を崩される、一時、騒がれたよねえ、白鳳の張り手、やらない取り組みはないくらい頻繁に使う機先戦術だ、やってはならない決まりはないけれども、果たして横綱相撲と言えるのか頻度の多さから僕も疑問をもつなあ。小兵力士が大型に挑むときにやるのは許せる、ハンデを埋める決まり手作戦の一つだからね、しかし、白鳳みたいな実力派の大型力士が多用するのはいただけない。

 優勝は出来なかったが照ノ富士、今週早々の番付審査会諮問会議あたりでの横綱推挙はまず、間違いないところだろう。

 この名古屋場所、僕の応援する他の力士では、高安は大関復帰へ再びやり直しになった、また頑張れば良い、若隆景はオッツケの強さだけでは勝てない、相撲が相手に覚えられてきた、もっと稽古をして新たなる戦術を加えないと大関とりには遠い。顔つき、雰囲気が引退した叔父さんの朝青龍にそっくりな豊昇龍、10勝あげて技能賞も獲得、来場所以降の活躍をまた期待したい。栃ノ心は7勝あげて十両落ちは免れた。新入幕一山本は辛くも千秋楽にやっと勝ち越して、北海道に住む前職場の役場仲間たちに顔向けができた。

 夕食に再びKにアサリのペペロンチーノをこしらえて頂く。今回は僕のレシピメモをプリントアウトして渡した。茹で塩などは指示しなかった。30分近くして出来上がり食べた、「薄味すぎたかも」と彼は言った、ウン、少し塩味が薄いが、大丈夫、十分に食べられた、ペペロンチーノとは元来貧乏人のパスタの意、オリーブ油、ニンニク、唐辛子だけがメインのパスタだ、昨日のそれは水煮缶のアサリ、バジル、マッシュルーム、ピーマンも入った立派なペペ、美味しかったよ。料理は薄味の方が応用が利く。濃すぎたら終わりだ、薄くするのは至難の業、薄いのは後から塩味を追加するのは何とか可能だ、昨夜のペペも僕は、卓上の天塩焼き塩を少し振りかけて食べた。