マンゴーに舌鼓

7:13

 

 

フェイスブックの友達に瀬戸内海の島育ち故なのか大海原が大好きなK・T子さんがいます。

ヨットで世界一周をやっている最中、今はパナマ運河あたりだそうです、これからタヒチ方面に向かって航海の日々を過ごして、クリスマスイブの時期にニュージーランドは到着、世界一周がフィナーレになるそうです。

この方が数か月前に書いていたのを思い出しましす、「マンゴーは道端にゴロゴロ転がっていて、だれも食べない、ありふれた生り物なのですから、と。あれはどこの国だったかなあ。南米?ペルーかメキシコあたりだったかなあ。

インドが原産地のマンゴー、下記に紹介した専門サイトの記述によれば、日本への導入はこんな感じです。

「日本にマンゴーが持ち込まれたのは、明治時代の半ばだそうですが、その頃は種子で持ち込まれたために品種名の記録もなく、実生繁殖による苗が育てられていたといわれています。フロリダで育成された優良品種( ‘Haden’などの4品種)が、ハワイ大学から沖縄県に導入されたのは1958年のことでした。しかし、栽培に成功せず、日本におけるマンゴー栽培は定着しませんでした。1980年代に入ってから、ハウス栽培の導入により、ようやく安定して果実をつけることができるようになり、国内マンゴー生産の第一歩が踏み出されました。

 

昨年僕が自費出版した宮古島物語で紹介した知人女性は今から10年ほど前に宮古島に移住、懸命な丹精と働きでマンゴー農園を持ち、今は娘さんご夫婦、ご一家に任せていますが、僕も一度だけお邪魔した立派な農園、そこで見事に育った今年のマンゴーを先週、口にすることが出来ました。冷蔵庫で冷やして戴くアップルマンゴーの豊潤で心地よい甘さの果肉、素晴らしい美味しさで満足しました。結構いい値段がする商品なのでそんなに一杯は買えません、この知人農園のマンゴーだけでなく、宮古島には隠れた美味しさが結構ありますよ。一般的にはやはり黒糖。この自然な甘さは捨てがたい、固形の一粒を口に含むと健康度が上がる気配も。宮古島を散策して道端の畑に覆いかぶさるように茂るサトウキビ畑を思い出しつつ舐めています。そうだ、今週は粉末の黒糖を使って黒糖ゼリーを作って冷やして食べようかな。多良間島の揚げ菓子ウーヤキガアスも何かインパクトの無さが、ものが無い時代に育った幼児の記憶に繋がる不思議なお菓子!島の駅で取り寄せたピリ辛油味噌が長く欠品中なのは残念だ。癖を引く美味さで、白米ご飯が進むのに。

アジア太平洋戦争を生き延びて無事帰還できた実父が1年半も世話になった宮古島、今僕ができる極めてささやかな島の人々への恩返しは、こうしてたまにでも島の産物を買って食べてあげることなのかも知れないな、そんな気になっています。

 

マンゴーを専門的に研究している日本の国際農林水産業研究センター(JIRCAS)の関連サイトは下記です。

関心ある方はどうぞ。

https://www.jircas.go.jp/ja/database/mango/mango-top