東寺から京都駅に帰る途中、裏道を通ってみた。突然、DX東寺劇場が現れた。このあたりだったんだ。
周辺の京都らしい佇まいの中に、存在し続けていることも京都らしい。
ストリップ場「DX東寺」は
大正2年(1913)1月30日、芝居小屋の南大正座として竣工した。瓦葺の木造建築、一階は四人掛け桝席、2階は座敷になっているいわゆる芝居小屋だった。『京都市の近代化遺産 近代建築編』では竣工年不明、鉄筋コンクリート造とされているので、建て替えられたのだろう。
昭和25年2月21日、南大正座から東寺劇場に改称した。歌舞伎、剣劇、浪花節、大衆演劇、映画などの興行が行われていた。昭和31年頃には芝居小屋だった東寺劇場で初めて百万弗ショウと呼ばれるストリップ興行が行われた。
開館21周年を迎えた昭和46年7月11日にはDX東寺劇場に改称した。京都の大学生は、ストリップを反体制文化と評価し、劇場に通った。
昭和から時間が止まった風景が存在している。
界隈も昭和からうごかない風景が存在している。この風景も京都なのだ。
この住宅街角地にあるスーパーオカモトが、京だし巻きの元祖として、知られる店だ。
近くにはゲストハウスもある。
おなじみの化粧地蔵も迎えてくれる。
この風景も京都らしい建て方だ。
ふと入った裏道を歩くのも京都の歩き方だ。
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