おかやま散歩2021(その3)~白髭宮 | 大根役者

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日常と街道の旅を続けています。ガスリーのHobo's LullabyとアズナブールのLe cabotin(大根役者)を友に

岡山市北区中仙道にある白髭宮に参った。

県道162号線を岡山から倉敷方面に進み、大野辻を過ぎた左方向にに鎮座している。中仙道という地名は各地にあるが。もちろん、五街道の一つ、中山道を意識したものだ。元々は、中・狭・道で、狭い谷道や路地という意味だ。地名を意識して、歩くと、街を意識できる。

鳥居をくぐり、境内に入る.。今は住宅街になっているが、マンション前に顕彰碑があった。

鳥居をくぐり、境内に入る。

手水舎

 

随神門

 

拝殿

後小松天皇の応永8年(1401)近江の白髭宮を勧請し、中仙道松之島に創建した。

文亀・永正年間(1501〜1503/1504〜1520)の大洪水に、社殿が辰巳村(現在の辰巳)に流され、氏子一同は法華宗昌林寺に祀っていたが、寛永13年(1636)に、氏子一同が岡山市北区中仙道地区に再建した。現社地は、大昔、海であった当時の松の島と呼ぶ一孤島であったが、今は稲田に囲まれてその面影はない。この松の島へ社殿を創設したのが白鬚宮である。今から150年前に、社殿を改築した。拝殿は38年前の改築となる。一時は参拝する人さえ無いくらいまで放任されていたが、次第に元の姿に帰ってきた。

近代社格制度では、村社である。

 

 

 

 

近江の白髭神社は、近江最古の大社で、社記によると第11代垂仁天皇25年、皇女倭姫命が社殿を創建(または、再建)、第40代天武天皇の白鳳3年(675)勅旨を以て「比良明神」の号を賜る。
 縁起は観阿弥作の謡曲「白鬚」にも謡われている。日本全国に約300の分霊社が祀られている。
 御祭神は猿田彦命で、、天孫降臨の際に、瓊瓊杵尊の道案内をされた神として、知られ、道開きの神としての霊験が知られている。白髭をたくわえた老人の姿としても知られ、社名の由来になっている。

本殿

摂末社