雲石街道の旅その8~安芸武田氏の城下町(立専寺) | 大根役者

大根役者

日常と街道の旅を続けています。ガスリーのHobo's LullabyとアズナブールのLe cabotin(大根役者)を友に

長束から雲石街道を北に向かう。街道からはずれ、安芸山本のバス停を左に折れる。山本川を遡ると立専寺が見える。この寺が武田氏の菩提寺だ。

武田氏は、甲斐源氏の一族であり、祖は八幡太郎義家の弟新羅三郎義光である。源平合戦の一方の巣役であり、他の一族には厳しく対処した頼朝は共に挙兵した甲斐源氏の信義に対しては頭が上がらない存在で、合戦後も会守護職として優遇した。南北朝の動乱期を迎えると、武田信武は、早くから足利尊氏に従って戦功を挙げ、甲斐及び安芸二カ国の守護に任ぜられて勢力を誇示し、信武の嫡男信成は甲斐国守護職を継承し、次男氏信が安芸武田氏の祖となるのだ。以後200年間安芸国を支配することになる。


立専寺は元々金龍寺と称した禅宗の寺だったが武田氏滅亡により、寺も荒廃し、天文4年(1535年)に僧正春により再興され、真宗に改宗し、「武将山立専寺」と改められた。山門は天正年間(1573~1592)の様式のものだ。

$大根役者



大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

大根役者

立専寺の北には武田氏の居城銀山城のあった武田山がそびえている。立専寺周辺にはお広い屋敷もあり、面白い鬼瓦も見える。安芸武田氏の城下を散策してみよう。

$大根役者
大根役者
大根役者