旅立ちの詩。[映] | Nulog-Style.出張所

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『牙狼〈GARO〉~蒼哭ノ魔竜~』観て来たり。
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(※以下微妙なバレあり)

結論から言うとすげー面白かった!

今回の舞台である「約束の地」が異世界という事も手伝って
全体的にファンタジー色が色濃く、
従来の和ゴシック(とでもいうのか)な雰囲気とはまるっきり違った
オモチャ箱をひっくり返したようなポップでカラフルな画づくりだったのが面白く。

魔戒剣も魔法衣(白コート)もザルバも(あともう一つあったりするんだが)
全て失った状態からのスタートとかいったいどこのRPGなのかと。
初期装備なんて木の枝だし(笑) まぁそれでもめっちゃ強いわけですが。
「嘆きの牙」を持ち帰るためだけのお使いクエストってあたりはモンハンっぽい。
最後には素材GETのために魔竜と戦っちゃうしね!

鋼牙の良くも悪くも真っ直ぐな性格も手伝って話がズバズバ進んでいき
テンポよく進むのも観ていて気持ちいいよねえ。
舞台や風景がころころ変わるので視覚的にも飽きませんでしたし。

今回のゲストであるジュダム(松坂慶子)やカカシのキャラも
今回限りが惜しいと思うぐらい濃くてよかったなあ。
恐ろしさだけでなく可愛らしさや哀愁もあり、尚且つ圧倒的な存在感もある
ジュダムという役に松坂慶子が兎にも角にもピッタリすぎる。
劇中では最後までジュダムが表している「モノ」は語られませんでしたが
パンフで松坂さんと監督との対談によるとレーザーディスクなんだとか。
なるほど綺麗な物を集めたりする執着とか人への恨みとか妙に納得いったり。

でも鋼牙にとっての一番の難敵はジュダムでもカカシでも魔竜でもなく
「笑顔」「歌」「踊り」という無茶ブリだという・・・

そして今回の牙狼最終形態に盛大に吹く。
轟天だけど轟天じゃないじゃないですかー!(何


"本物の大河"から「強くなったな」と言われる件や、ラストの零との絡み方といい
「冴島鋼牙最後の物語」の落とし所としては綺麗におさまったんじゃないかなと。
メイキング風景を盛り込んだエンドロールも
モノ(=牙狼)を作り出したヒトの想いが見事に体現されててよかったなあ。
カオルに関してはこっちの方が圧倒的に出番が多いような気もするが(笑)
あと蛍さんの名前あったのにゴンザいねぇと思ったらキリアの声だったんね。

惜しむらくはこの映画が2D上映のみであったという点か。
映像的にも前作以上に一番3D向きの映画だったと思うんで殊更。
まぁ実際3Dになってたら物量多すぎて監督死んでたんだろうけども。



あと上映前にHKの本予告みたよー。
うん、すげえ楽しみだ!!