9月になっても暑い日が続いています。
夏物のバーゲンでスリッパをゲット。
もう半額です。
東京の小学校は、12年前頃から児童
一人一人に「タブレット」が配布されました。
それまでは、パソコン教室で、クラスごとに
キーボードのタッチ練習やゲーム、お絵かき
など練習したり楽しんだりしていました。
私も授業で使えるよう「教育ソフト」を使って
パソコンで教材づくりをして、如何に導入の
工夫ができるか、実践したものです。
キーボードでは、ローマ字練習を兼ねて、
トライしていたのを思い出します。
教室の前には、大きな充電ボックスが置かれ、
なかなか立ち上がらない、おもちゃのような
タブレットが、児童専用として配られました。
校舎内には、学校Wi-Fiが飛び、子どもたち
は、ゲーム化した練習問題を喜んでやって
いました。習熟をはかるには、いいですね。
プログラミング学習も取り入れられ、集中
すると時間のたつのも忘れるほどです。
授業の45分の単位時間では、短いですね。
「デジタル教科書」を正式に取り入れると
いう記事を見つけました。(産経新聞・9月5日)
10年くらい前、発達障害の児童の学習に
効果的であるという、研究に参加したことが
あります。知能には問題がないけれども「読み
書きが苦手」など、子どもの困り具合に応じた
学習の仕方に役立てるというものです。
実際に教室にノートパソコンやヘッドホン、
印刷機など持ち込んで、授業や試験に取り
組み、難関大学に見事合格した高校生が
紹介されたりしました。
新聞記事によると、中教審では、
紙の教科書をデジタル化したものではなく、
「紙・デジタル・両方」をそれぞれ教科書と
して、検定や無償配布の対象とする審議の
素案を示して、どれを選択するかは、
各教育委員会に任せるというのです。
ますます教員の裁量に委ねられて、学級差や
地域差が出るのではないでしょうか。教員の
授業研究や機器の管理など、負担も増える
でしょう。
デジタル教育の先進国、北欧のスウェーデン
やフィンランドでは、「学力の低下」が見られ
るので、「紙の教科書に戻した」とか「戻す」
というニュースが伝わっています。
ところで学力を上げる秘訣を見つけました。
読書好きにすることです。(竹田恒泰氏)
それには、幼児期が大事。
教員時代に感じていましたが、良い文章を
声を出して読むこと「音読」もお勧めです。
脳を刺激してくれるそうです。
毎日、宿題に出していました。
その反面、スマホで育った子は、通常より
4~5倍、発達が遅れるという精神科医も
います。(樺沢紫苑氏)樺沢先生によると
発達障害が10年くらいで10~15倍に
増えていることに警鐘を鳴らしています。
脳の障害によっておこる発達障害は数%。
多くは、後天性発達障害で、スマホ・睡眠
不足・ストレス・徹夜などによる脳の機能
(前頭前野)が下がったことによることが
最近の研究で分かっています。
すると「スマホ育児」、恐ろしいですね。
後天性は、改善できるそうです。
まず「運動」、そして「食事」です。
アメリカの研究でも半数が、改善したとか。
諦めないで、やってみる価値がありますね。
「いい」と言われることは、試してみる・・
私のモットーです。自分で納得ができな
かったら「改良する」「やめる」。
例えば、「中国式・目の体操」があります。
最初の赴任校の養護の先生が、教わって
きたので、全校で取り組みました。目は大事
ですから、その後もほとんど毎日続けていま
した。(入浴中がねらい目です)
運転でも日常生活でも、眼鏡はいりません。
(サングラスは、しますが・・・)
リンパの先生は「血流をよくする効果が
いいのかも」と。そういえば、疲れたときに
目頭を押さえますよね。
それも、体操の一つにあります。
「視力回復運動」というと、ちょっとまやかし
物のように聞こえますが、「目の体操」は、
続けてよかったことの一つです。
みなさんのお勧めは、ありませんか。
美味しいと言われる店を自分で確かめる
こともいいですよね。
話が長くなりましたが、エビデンスのある
情報は、無視しないということです。
デジタル教科書は、使い方次第です。
教育は、人間教育です。ロボット生産では
ありません。いいことは取り入れ、リスクが
あったら改善する。その柔軟性や速攻性が
欲しいですね。文部省や教育委員会に振り
回されないよう、現場の教育関係者のみな
さん、お子さんをお持ちの方々、頑張って
くださいね。人生を豊かにするために。
日本を豊かな国にするために。
朝晩、
虫の声が聞かれるようになりましたが、
まだまだ、暑いです。
くれぐれも、健康に気を付けて。
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