159. もうパンプスは、履かない!? | 脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

40代で余命宣告され、脳腫瘍手術〜リハビリを乗り越えた体験記です。

入院生活で、面会時間が、苦痛でした。

 

「手術したら、後は、回復を待つのみ」

という状況ではなく、想定外のことが

起きました。

 

唯一、手術前の担当医の説明で

当てはまったことは、

「手術の途中で、動脈を切ってしまったら、

命はありません。切らないよう、細心の

注意をはらいます。」と、

「聴神経は、デリケートなので、

切らなくても見るだけで

聞こえなくなってしまうことがあります。」

でした。

 

脳幹部から、右の三叉神経に

伸びていた卵大の脳腫瘍を除去するという

手術は、20時間を超えました。

外科的には、4週間で治療は、

ありませんでしたが、

後遺症が重くのしかかっていたので、

入院生活は、5ヶ月になりました。

 

毎日のように、面会時間は、訪れました。

 

苦痛の原因は、靴音です。

 

ヒールの靴は、コツコツと響きます。

歩き方や体重によっても異なった音が、

患者の頭に響くのです。

 

私のように、片耳の聴力を失っていると、

肉声は聞こえないのですが、

ヒールの音は、頭全体に雷のごとく

襲ってくるのです。

 

健康なときは、ヒールの音も

健康のバロメーターのようで、

心地いい響きでした。

 

入院して、初めて靴音が、

こんなにも患者を苦しめていることに

気が付いたのです。

 

それからというもの

持っていたヒールのパンプスは、

処分しました。

未練がましく残したのは、

黒色の一足でした。

 

ウオーキングシューズのように

底がゴムで出来ている靴を

選ぶようになりました。


  

 

ちょっと、おばさんの靴?ばかりで、

かわいくないのが気になっています。

 

先日、行きつけの靴屋さんで

かわいらしい靴を見つけました。

 

一目惚れで、買ってしまいました。


 

パンプスといっても

硬いヒールの付いたものばかりでは、

無かったのです。

 

歩いていても、自分の脳に響きません。

足音がしませんから、

私のように音に敏感な人にも

影響しないことでしょう。

 

ちょっとだけ、行動範囲も

広がりそうです。

出掛けることが、今まで以上に

好きになりそうです。

 

・・  ・・   ・・  

秋の蝉雨止んだよと合図くれ

 

 

 

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