31.病室に戻っても、気分はブルー-手術後9日目 | 脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

40代で余命宣告され、脳腫瘍手術〜リハビリを乗り越えた体験記です。

2000年2月、私は、頭蓋底の脳腫瘍手術を受けました。

20時間を超える手術の後、リカバリールームに8日間いて、

やっと、普通病室に戻りました。

 

○3月2日(手術後9日目)

 

 

自分で文字が書けるようになるまで、兄と夫に

1日1回、写真とメモを頼んでいました。

 

兄のメモから・・・

16:30 :直は、リカバリールームから4人部屋の病室

に戻っていた。

あまり元気なし。

 

「喉の飲み込みが出来ないのは、予想外で最悪だ。」

と言っていた。

 

「目もだんだん元に戻っているし、

飲み込みも2週間から1ヶ月位で出来るようになる。」

と励ます。

 

手術直後の瞼は、右の顔面が麻痺していたので、

 右目は、瞬きもなかったことでしょう。

それに視点が定まらず、50音表を指すときでも、

誤字を指していました。

 それに比べたらという意味です。

 

直に、手術時間について聞かれたので、

8時に入って、出てきたのは翌日の7:30頃

だと言う。

 

 「手術開始から11時間は順調だったが、

その後、小脳が腫れて、穴が塞がれたので、

午後11時頃、小脳を切開した。

そのため、歩くときにフラフラするけれど、

半年から1年で元に戻る。」

と先生の言葉を伝える。

 

明日、MRI検査の予定。

 

直の食事の流動食が上手く入らず、器械が「ピー」と鳴るたびに

ナースが来た。3回ほどやり直したが上手くいかず、

結局、注射器で水を入れ、ホースの通りを良くしたら、

入るようになった。

ナースも不機嫌。

 

直は、立つのがとても辛そうで、

ナースと車椅子でトイレに行った。