
【あらすじ】
ある日、最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められた・・・。
同じ事件が3人の視点から語られた時、
物語は二転三転していく。。。
とても読みやすかったです。
もともと劇作家さんらしいので演劇の台本のようにスラスラ読めます。
テンポも良くて、どんでん返しも何度もある。
ブラックな中にも、全貌が明らかになっていく面白さは爽快!
しかもこの作品、、、、主要人物の中に「マッキー」が出てきます(笑)。
すっかりこの人の作品にはまってしまい、他の作品も読みあさってしまいました(笑)。
ただ、表紙のイラストはちょっと・・・。登場人物の顔をイメージする醍醐味が。。。
『悪夢の観覧車』 木下半太

【あらすじ】
チンピラ大二郎が、大型観覧車をジャックした。目的はわけあり美人医師ニーナの身代金6億円。360度丸見えの観覧車で身代金の受け渡しは成功するのか。4つのゴンドラを視点に物語は進む。。。
この人の作品はやっぱり読みやすいです。
しかも物語の大筋がしっかりとしてるので、
それぞれの視点がだんだんとつながっていく様子は読んでいて気持ちがいい!
前作『悪夢のエレベーター』よりもスケールや内容がレベルアップ!!
コミカルな中にもちょっぴり切なさも混ざったりしていて、
とってもおもしろかったです!
『悪夢のドライブ』 木下半太

運び屋のバイトを始めた売れないお笑い芸人を2億円の借金を抱えた女子高生が追いかける。実はそこには、ヤクザや刑事、SMの女王様までもが、どっぷり参加していた…。抱腹絶倒のコメディサスペンス。
前作二作品が密室劇で分かりやすかったのに対して、
今回はちょっとあらすじをつかむのに苦労しちゃいました(汗)。
読書好きなくせに読解力ない方なので。。。(汗)
でもいったん内容をつかむとその後の展開のスピード感がたまらなく面白い!
細かなところまで伏線が張ってあって、それらがつながっていく心地よさは健在。
どんでん、どんでん、どんでん返し!!
前作の登場人物もチョイ役で出てくるファン向けのお楽しみもあったりします(笑)。
興味のある方、ぜひぜひ読んでみてくださいませ!【おしまい】