義母と



距離おいては近づき


距離おいては近づき


距離おいては近づき


距離おいては近づき


何十回と繰り返した。


この10余年、もっともかもしれない。



夫と義父母の関係は良くない。



結婚当初から、

夫はプライベートでも仕事でも



義父母に強い口調で話し、



義母は私に夫の愚痴を散々言っていた。



あまり聞いたことのない関係だ。



義母は何かあると私に言ってきていた。



神棚・仏壇・墓参り・大晦日の大掃除等々。



そんなものかと初めは思っていたが



義母の様子や話していることを考えると



義母と息子である夫の関係は、

相談事もできなければ



頼み事もできない関係だった。



逆も言える。



我の強い親子だ。



昔、私のことを



この人は何言うても何しても、

何も思わーらんからどうもない。




店のお客さんに言っていたことと



あんたな、

もっと考え過ぎんと

ふわーっとやったらええんや



と良く言っていたことを考えると



義母は、私の感覚や考えを捻じ曲げたかったのかもしれない。



自分の都合のいい「嫁」をつくりあげたかったのか



そういう「嫁」だと思い込みたかったのか



私にそういう「嫁」という役割を持たせようとしたのか



そんな風に感じた。



義母は、


「私、こんな性格してるでな」

「あんたの性格もようわかってるでな」




言っていた。



考え過ぎかもしれないが、



私の性格を知ってるからわかるやろ?

あんたの性格も良く分かってるし、

お互いうまくやれるやろ?



そんな意味に取れた。



義母は、


「分かっている」=「受け入れている」



と、思ってるようだが



それは、全く違うことだ。



義母の「分かっている」私は、きっと自分の理想の「嫁」なのだと思う。



理想の「嫁」と違うことをすると、

理想の「嫁」になるようにアドバイスするのだ。



自分の思うように考え、

動く「嫁」という存在。



義母が思う、私の意義は、



義母の理想の「嫁」であること。



夫も


「完璧な嫁」

「完璧な妻」

「完璧な母」

「養い妻」

「完璧な家政婦」

「性欲処理機」



私に求めていた、

そうであって当然と思っていたのと同じ。



親子揃って、



人形を手に入れて、

中身は自分達で入れ込むつもりだったのかもしれない。



それに、踊らされ続けた私。



途中から、目が覚めたように思う。




人は、そんな簡単には変わらない。



良くも悪くも、変わるとしたら自分次第だ。



自分が考えて、受け入れる。



誰かに言われただけで、変われるものじゃない。



何が正解で、何が間違いか



それは、自分の中にあると思う。




だから、私は



義母は受け入れられないと理解した。



きっと、義母は頼れる相手として、私を選んだ。



愚痴も聞いてくれて、

自分の辛さや苦しさに共感してくれて、



虫の居所が悪い時には、

嫌味を言ったり叫んだりできて、



自分が伏せっている時には、

優しい言葉をかけてもらい、

気にかけてもらい、



どこかに行きたいときには、

いつでも連れていってくれて、



助けて欲しい時には、

いつでも助けてくれる。



自分の全てを受け止めてくれる存在として、

私にいてもらいたかったのだと思う。




ま、




絶対に




嫌だけどね。





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