下矢印下矢印

続きです。




寝室に行く時、時間は深夜1時前だった。


フラフラとしながら、ベッドに倒れるように横になった私に夫が言った。


向こうで寝た方がいいんと違うん。


子供を心配してのことだろうが


落ち着いて、寝かけてやるの見てからきたし、

穏やかな息遣いやったから大丈夫。


ほんでも、

向こうで見てたった方がええんと違うん。


しつこい💢


何にもできないくせに、

あれこれ言うことは立派だ。


その日、夫は休日。


私は仕事をして、食事が終わったら


毎週行っている食糧の買い出しに行った。


洗濯物や食器の後片付けやって、買い物行って、結構クタクタだった。


これでは体がもたない。


薬の影響で、朦朧として眠くて頭が回りにくい中、子供の対応をした。


見ていただけの夫。



今日はこれ以上は無理だ。


で、


私もしんどい。


そう答えた。


夫は、久しぶりに聞く大きなため息ついて


何やねん、その言い方。


と言ったのだった。


言い方が問題か?


そうじゃないだろう。



夫は、子供が辛い時には何にもできない。


どうすればいいかわからないので


私に丸投げだ。


子供が最優先なのはわかるが


私だって、色々抱えてる。



やっぱり、

この人は目先のことしか考えられないんだな。


私が潰れたら、

あんたどうするつもりだ。


と、半ばキレそうになりながら


睡魔に負けて、落ちた。