【美人薄命】いや、ウィット、グラマー備えれば 永遠に
美人の定義とか何だろうか?
顔の良さに、最近は「個性」が加えられている。あるいはグラマー、性格、ウイット、機転といったこともその条件の一つになっている。
女優の変遷を見てみるとーー。
かつては原節子、若尾文子、吉永小百合、沢口靖子といった隙のない美人型が持てはやされる一方、キャラクターに特徴のある女優やタレントにも人気が出ている。
関西でいえば、吉本の漫才「ハイヒール」のモモコなどは決して美形ではないが、チャーミングだ。
美人の大きな条件は全存在から発する美しさとでもいえよう。
もう一つは、マリリンーモンローの見直しに象徴されるように、肉体美の良さである。
単なるスリムでない、女性らしいふくよかな魅力だ。
井上章一氏(国際日本文化研究センター所長)。『美人論〛の著書の井上氏の論旨は一貫している。
「残酷な言い方ですが、平安時代に美人でなかった人が現代において美人であることはありえない」と。
顔の造作の美醜がすべてであるというわけだ。
一方で、本間正明氏(近畿大学世界経済センター所長)のように、「外国人の目に映る日本の女性は多様である。意外な方が美人と誉められることが多いですよ」という。
ともあれ昔も今も美人論議はかまびすしい。
最近の面白いエピソードにこんなのがある。
謎解きみたいであるが、「長雨が続くと、整形がはやる」。
その心は、「2泊3日の旅行を取りやめて、整形にやってくる。30万円前後の資金をそこに費やす」。