地元和歌山・東京でも個展開催
柔らかい感じで心癒す
「魂のしずく」という佳矢乃さんの世界観で人生に彩りをー。小学生から憧れの職業だったイラストレーターに。和歌山県みなべ町在住イラストレーターの佳矢乃さんにイラストへの熱い思いを聞いた。(森下 和紀)
小学生からの夢
「大学、就職、結婚を県外でしましたが、通勤の苦労に耐えられず、県内での自宅でイラストの制作活動に入りました。絵は小学生の頃から、好きで、描いていました」という佳矢乃さん。
出版物の表紙や本の挿絵からポスター、パッケージなどの分野にも依頼が多く、「anan」、「Tarzan」をはじめとして、ミスタードーナツ・プリペイドカード、東京都医師会の情報誌の表紙などなど大手企業のパンフレットなどに挿入された佳矢乃さんのイラストは多数ある。
イラストがつなぐ縁
「東京の友達がつないでくれた縁で、墨田区のカフェで2020年から個展を開催。ネットで作品を見るより私の世界観に実際に触れて作品を見たいという方がたくさん来てくれました。やはり、お客様と直接お話ができることがとても嬉しいです」。
ヤタガラスのイラスト
さらに田辺市内の珈琲専門店でも、東京の「熊野古道女子部」事務局の方が来店した時に、八咫烏(ヤタガラス)のイラストを描いたTシャツが目に留まり、気に入ってもらった。 オリジナルの八咫烏 Tシャツデザインを3タイプも手掛けました。
また、地元では、和歌山市内のカフェ、海南市内の古民家での個展も開催。地元の観光協会南方熊楠顕彰館での イラストTシャツ、みなべ須賀神社の御朱印帳などで佳矢乃さんのイラストが活きている。
魂をしずくに例え
佳矢乃さんは、魂をしずくに例えています。
雨のしずくのようにふたつのしずくが、魂の起源の宇宙から降りてきます。いつもふたつの魂が響き合い、現実の世界の彩りを成しています。彩りは佳矢乃さんのイラストの魂となって観る人の魂を揺さぶります。
ひとりではない、いつもふたりという安心感もあります。
そのようなイラストは佳矢乃さんのイラストレターとしての活動に繋がっています。