資格生かし、きれいのお手伝い

新田佐津紀さんは、ヨガインストラクターであるが、身体を動かすヨガのほかにも『骨盤インストラクター』でもある。また、近頃人気の『顔ヨガ』においては和歌山県で第1号の認定指導者である。毎日「綺麗のお手伝い・愛される笑顔作り」のために走り回っている佐津紀さんにお話を聞き、そして少しだが指導を受けたので報告する。( 中村 聖代 )



数人集まれば、どこにでも行って指導をしてくれるフットワークの軽さが人気の秘密であろう。出張講座は随時開催される。


彼女は、ヨガ認定インストラクター・リラクゼーションフットセラピー・JAFAアクアビクス認定インストラクター・リンパマッサージ認定セラピスト・そして和歌山県第1号のフェイシャルヨガ認定インストラクターなどの資格を有している。そのため各地域・企業・病院や大学などでも講演会やワークショップを開催、多忙な毎日だ。

顔に特化した運動により、以下のような効果が得られる。

・血流改善

・リンパ促進

・新陳代謝の促進

・コラーゲンの生成

・筋力の発達

そしてそれによって次のような美容効果があるという。

・顔色が良くなる

・たるみ改善

・しわ改善

・保湿効果

・その他(毛穴の減少、むくみの改善、しみ減少、小顔効果、自然な笑顔などなど)


 ただし、 「フェイシャルヨガはシワの削減だけでなく、増加にも寄与する」と忠告する医師もいる。 激しい筋肉の動きによって、コラーゲン繊維の消耗を増加させ、 シワを悪化させる可能性があるということだ。間違った方法で顔ヨガをすることで、逆効果になることもあるということだ。




【佐津紀さんの思い】

 「表情筋は、小さな筋肉なので効果がでやすく、1日たった3分、お風呂やトイレなどちょっとした時間を活用して1~2週間続けるだけで顔に変化が出てきます」。


「顔ヨガを知ることで、美の意識が変わり、いつまでも若々しい顔を手に入れることができます。自分だけでなく周りまで幸せにしましょう」。と佐津紀さんは言う。


 教えてもらった項目の中で、自身は3つだけを続けてみた。最初は硬かった筋肉がすこしずつ柔軟になってくるのがわかる。


  彼女のモットーである「綺麗のお手伝い・愛される笑顔作り」は自身だけでなく、周囲の人たちも幸せになるキーワードといえよう。


「地雷女」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ずばり、近づいてみたらとんでもない内面を持っている女性のこと




   地雷女は特に恋愛・友情の人間関係において厄介さを存分に発揮するようだ。




    例えば、恋人には1日でも連絡がないと、「どうして返事くれないの?私の連絡に無視しないで?」と束縛強めだし、ついさっきまで親しく話していた女友達がその場を去った途端「あの子ってださいよね」と悪口三昧…。






      自分中心でわがまま、いわゆる“かまってちゃん”なため、意識せずとも周囲の人間を困らせてしまう様子。




   外見は可愛らしいテイストで内面の厄介さが分からないことから、地雷に例えられて地雷女と呼ばれている。



    ネットでは地雷女と検索すると、特徴が数々上げられていて、「地雷女のメイクの特徴!」まで紹介されている。




     動画サイトでは地雷女メイクが流行っているようで、女性有名人や人気ユーチューバー、はたまた男芸人までメイクを披露している。特徴をあぶり出すことで、まるで地雷を撤去しているかのようだ。









    地雷いや地雷系  それとも量産系

      だが油断は禁物。いつどこに潜んでいるか分からない。皆さんも地雷を踏んでしまわないように気をつけて。


    

    (宇都古 舞)

         わかやま新報女性面掲載



余録

    # 以下、サイト引用させて頂きました



【地雷女】と【地雷系女子】とは違う

    地雷系女子は見た目が地雷っぽいだけで中身は普通


    地雷女は行動・思考回路全てが地雷

    地雷系と本当の地雷は見た目では見分けられない

    地雷系の女性は見た目が地雷っぽいため、混同しやすいのです。まずは、地雷系女子と地雷が全く違うことについて解説します。

1.地雷系女子は見た目が地雷っぽいだけで中身は普通

    地雷系女子は、黒髪ぱっつん前髪、泣いているようなメイクと可愛い系ファッションを好む女性です。地雷の見た目が好きなだけなので、見た目と違って中身は普通です。

   たまに、ファッションで地雷系の言動を好むことがありますが、本心は異なります。

   見た目が地雷っぽいからといって、全ての女性が厄介なメンヘラではありません。

2.地雷女は行動・思考回路全てが地雷

   地雷女というのは、見た目に関係なく行動や思考回路全てが地雷です。

    地雷女が取る行動は、とにかく自己中心的。言動全てが自分中心で、自分の非を認めない人が多いでしょう。


  【地雷女】に対し、【量産型女】もいるとか


     「地雷女」とは、男性から見ていざ付き合った際に、「まるで地雷を踏んだような」気分になってしまう女性のことだと解釈してください。

   つまり、付き合ったことに対して「失敗した」と思ってしまう女性のことで、正確な定義というものもありませんが、いくつかのタイプに分かれます。

   例えば、いつもお化粧はバッチリで有名ブランドなどの高価なものばかり身に付けているものの、実は内情は火の車で、場合によっては借金があり、お金を持っていそうな男性にしか興味がないというタイプや、感情の起伏が激しく、さっきまで笑っていたと思えば、些細なことで怒って帰ってしまうような感情がまるで安定しないタイプが例として挙げられます。



     「量産型女」は、現在どこにでも居るような髪型やメイク、服装を好む女性のことです。

   前髪の左右の一部分だけ顔の長さ程度まで伸ばしているボブカットがそのステレオタイプだと表現できます。

    人と同じなら安心、おかしいと思われないといった心理から、この「量産型女」が増えているのだと言われますが、個性というものが全くない為、男性からはそれこそ意味の通り「どこにでも居るタイプ」としか思われないことが多い。

主婦パワー2つのケース


 夫婦で営む工務店の店長兼ライフアドバイザー白木光恵さん。和歌山市内に店舗を構え、県内のあちらこちらに建てた「はなまるの家」は、住人達をとても幸せにしている。もう一人、食育活動を続ける栄養士の三國和美さんは地域の作物を使った食材をモチーフに、親子クッキングなどを指導。今回は2人のお母さんに登場してもらった。
   (中村 聖代)


  健康住宅、手作り感に人気

    
   白木光恵さん家づくり・食育で活躍_e0171960_122255.jpg













・〝木楽〟なわが家

 「身体にやさしい健康住宅を適正価格で建てる」というコンセプトのもと、天然無垢材にこだわった家づくりをする地元の工務店、それがはなまるハウジング白木工務店だ。

 家を建てるのはもちろん、土地探しから始まり、住宅ローンや保険の事まで、家を建てた後の生活のこともトータルに考えて、家づくりの提案をしている。

・スタッフ全員女性
  この工務店の特徴は、営業マンが一人もいないこと。店内のスタッフが全員女性だということだ。

  営業マンのかわりに光恵さんの夫である設計担当の社長がすべて説明を行う。アドバイザーは宅地建物取引責任者の資格を持つ店長の光恵さんだ。他には施工後、定期的に顧客の家を訪問する女性スタッフと事務方の女性スタッフがいるだけである。女性ならではの目線で家づくりのお手伝いをする、まさに手作りのあたたかな会社という空気が感じられる。
 
 多くの顧客がどうしてここまでこの工務店を選んでよかったと満足し、幸せになれるのだろうか?それは夫である社長の人柄もさることながら、光恵さんによることが多いのではないか。

・母の支え大きく
 光恵さんは6年前に父親を亡くし、母親は15年以上も長患いの末、3年前に亡くなった。「介護の仕事をしていた兄がいてくれたので安心できた」と光恵さんは話すが、覚悟していたとはいえ母親を亡くすという事実は当人に耐えがたい。

 3人の子育てをしながら仕事を続ける光恵さんを、心で支えていたのは母親である。「自分の帰るところがなくなってしまったような気がしました」。若くして両親を失った彼女だからこそ、人に寄り添うことができるのだろう。

  「どうしてこんな目に」と思う経験は誰にでもあるが、それを糧にして大きく成長するのが人間だ。今後も彼女たちの建てる家が和歌山にどんどん増えていくことは間違いない。

   親子クッキングなど開催

    三國和美さん家づくり・食育で活躍_e0171960_1223997.jpg


















・お母ちゃんの思いから
    「栄養士グループNAGA」は平成元年にできた。合併前の那賀郡に住む栄養士の資格を持つ女性たちが、「子どもたちに健康を贈ろう」というコンセプトのもと、子育てをしながら自分たちでできることをしたいと結成した。
 
 三國和美さんは当初からのメンバーで、現在は5代目の会長である。
 
・さまざまなイベント
 毎年秋に開催される「紀の川市食育フェア」や「紀州根来かくばん祭り」等の地域のイベントに参加し、研修会なども開催する。「おとなも子どもも食育!」をモットーに各世代に向け食の大切さや楽しさを伝えたいと活動している。食全般についての講座など要望があればご依頼くださいとのこと。和美さん自身は紀の川市食育推進会議の会長でもある。
 
 「親子クッキング」では子どもたちが作った料理を親もいっしょに食べる。紀の川市各地で開催し、9年になる。保育園の園児に包丁の持ち方から指導する。和美さんの2人の息子も幼少時から料理の楽しさを覚え、育メンになっている。

  子どもだけが対象の「きっずクッキング」や男性料理教室も開催する。 「食は生きる基本。自分にとって何が必要かを自身で気付くことが大切。小さな頃からの経験が一番です」。と和美さんは言う。
 
・今後の課題は
 食育ペープサートや牛乳パックシアター、紀の川市の少年少女発明クラブで食の実験をしたり、活動は幅広いが、やはり後継者が少ないのが悩みの種だ。ボランティアの部分が大きいのでメシの種にする仕事にはなりにくく、好きでなければできない。

  それでも地元で離乳食の相談を受けた赤ちゃんが、今度は親になって子どもを保育園に連れてきたりすると、年月の経過を知るとともに、やりがいを感じるという。
 
 あと2年で30周年を迎える。会長の席も次の方にバトンタッチする時期だ。「今まではサポートが主体でしたが、NAGAグループが表にたったイベントを主催したい」と抱負を語る。
 
 これからも活動を続ける和美さんは、作って食べるのが大好きな元気なおかあちゃんだ。

   【わかやま新報女性面掲載】

  一心寺、多くの人の納骨から立派な仏様をつくる



     一心寺は大阪ではとても有名なお寺さんです。開創は文治元年(1185年)で、浄土宗の開祖法然上人によるものです。ここは納骨に訪れる人が多く、その遺骨を10年ごとに砕いて仏像に焼成し直すことで知られています。酒封じ祈願の本田出雲守忠朝の墓や8代目市川団十郎の墓などもありました。

↓山門(仁王門):平成9年に再建された前衛的な黒門で、仁王さま(阿吽像)が青銅で造られています。
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↓大屋根の建物が大本堂です。
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↓左奥が納骨堂、右の大きい建物がお骨仏堂で、10年ごとに遺骨を集めて大きな仏像に仕上げています。











     #   一心寺広報から



    一心寺は大阪市天王寺区にある浄土宗の寺院で、宗派に関係なく参詣や納骨を受け入れるお寺として有名です。当寺院の発祥は1185年に法然上人がこの地に庵を設けたことと伝えられており、当時はこの地から西に海が見えたと言われています。

      法然上人の没後、1596年に一千日の念仏修法を行い、寺を再興しました。当寺院は大阪冬の陣・夏の陣にて家康が本陣を敷いた場所としても知られ、戦場で討ち死にした武将の本多忠朝の墓があります。      本多は戦の前の晩に深酒をし、討ち死にする間際「戒むべきは酒なり」と言い残したと言われており、「酒封じの神」として知られるようになり、今では禁酒を誓う人も参拝するようになりました。                     大阪市の無形民俗文化財にも指定されている当寺院で特徴的なのはモダンな山門と仁王像です。                     山門は大阪城三の丸玉造門を移設したもので、「黒門」と呼ばれていましたが、1945年の空襲の際に消失してしまいました。現在の黒門は1997年に再建されたものです。                                          





     遺骨で仏様を造る          









   一心寺でこの前代未聞のしきたりが始まったのは明治20年です。安政3年(1856)、年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まりました。それにより、納骨に訪れる方も後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨佛の造立が発願されたのです。

      古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。     

     また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。



    まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。


       #  宝山寺(奈良県生駒市)広報から





     もともとは役行者や空海が修験の場として開いたこの寺を、延宝6年(1678)に宝山湛海が中興し歓喜天を祀りました。般若窟と呼ばれる大岩壁を背景に本堂、聖天堂、多宝堂、絵馬堂などが立ち並びます。

  色ガラスのはまった獅子閣(重要文化財)は明治17年(1884)に迎賓館として建てられた洋風建築で、訪れる人の目をひきます。



 現世のあらゆる願いを叶えてくれるとされ、生駒の聖天さまと呼ばれ親しまれています。中でも商売繁盛の現世利益や禁酒といった断ちものを祈願する庶民信仰の寺として知られています。



  生駒の聖天さんへの参道






   大阪・キタの法清寺


「禁酒寺」のかしくさま


  〝節酒〟祈願の多さに共感





   山口瞳著『酒吞みの自己弁護』(ちくま文庫、新潮文庫)を読んでいて、面白いフレーズに思わず、膝を打った。

     

 

 「酒をなぜ飲むかと言われれば、体にいいからとは答えない。 また、 体にわるいからとも言わないー-」

       

  

  「曽根崎心中」で有名な大阪・キタのお初天神から歩いて5分 ″禁酒寺と呼ばれる法清寺を訪ねた。


  バー街の中にひっそりたたずんでいる。この地にいた遊女「かしく様」がご本尊である。


  この女性はふだんおとなしいのに、酒が入ると人が変わり、ささいなことで兄を殺してしまった。


    刑執行の直前に「油揚げ」を所望、その油で髪をとかし、次いで酒の害から世の人を守ろうと請願したという。

 



 

     その後、歌舞伎や文楽で美化され、いつしか禁酒寺となった。



     かしく様の前に置かれた「願かけ」をみると、「禁酒」より「節洒」の方が多いのがなんともおかしい。


 当方も「缶ビール2本まで」という誓いをたててきたのだが……

  



  ところが、帰りに近くの「夕霧そば 瓢亭」(ここもお勧め)に入り、油揚げの入った「かしくそば」に舌鼓を打ちながら、生ビール大で乾杯。



 適度に歩き回ったせいか心地良く酔い、「ほどほどの酒は体にいい」と自己納得した次第。 


    (法清寺〜日経夕刊1面コラム 掲載)

   



 

     廃棄される柿を見て、その柿を活かした商品作りを積極的に行っている、和歌山県かつらぎ町の「ゆらりファーム」代表の高校3年生城向ゆら(しろむかい・ゆら)さんに今までの取り組みとこれからの活動について伺いしました。

 

     (森下 和紀)




廃棄される柿を見て〝もったいない〟



     城向さんは、廃棄される柿が畑に戻される光景を見ながら、いつもなんとかならないかなぁって思っていたと言います。 



    もともとお菓子作りが好きだった城向さんは、和歌山県立紀北農芸高校の生産流通科の食品製造コースに進みました。城向さんはこの製造コースでジャムづくりを学び、食品ロスを減らすことを考てきました。



  ジャムを容器に充塡中




    規格外の柿、みかん、八朔などが、出荷基準を満たさず規格外となり、畑に放置されている光景はまさにもったいないです。かつらぎ町でも年間で約38tもの農作物が廃棄されるとの事。 

 



本格的なジャムづくりへ学校での学び



     自宅の倉庫(物置)をジャムの加工場にするために家族の協力や、保健所の指導を得ながら諸手続きを済ませていき、無事に和歌山県から営業許可を取得。城向さんは、高校の先生から柿ジャムの製造の技術面についていろいろとアドバイスをもらいました。このことが今のいろんなフルーツのジャムづくりの基礎となっていますと話します。

 

  クラウドファンディングに取り組む



    開業資金の確保のために高校の先生から提案があったクラウドファンディングに取り組みました。プロジェクトページの文章などは城向さんが思いを込めて作ったと言います。 


     結果、多くの支援があり目標金額の138%で達成しました。その資金で、加工に必要な調理のための器具を購入しました。「本格的なジャムづくりのために立ち上げた“ゆらりファーム”の名前の由来は、ゆらさんのゆらとリファーム(農家の再生)をつなげて命名しました」と語ります。



      クラウドファンディングで支援してもらっていた農家さんから製造の委託を受けて、紅八朔マーマレードを作って農家さんに卸しています。そして、田辺市の瓶プリン専門店のオーナーからコラボプリンの共同開発を提案され、ゆらり八朔プリンを開発し、即日売切れが出る人気でした。 




   高校で調理実習




    さらに新たに開発した柿そうめんは、柿ジャムの製造時に残る、柿の皮を捨てないで作りました。柿そうめんは今まで商品化されてなく、試作を繰り返し開発・発売しました。着色料はなく、城向さんは無添加にこだわっています。柿ジャム、柿と柚子のジャム、柿と生姜のジャムの3種類の柿ジャムも作って完売しましたと言います。


 

農家さんとの連携を強めてWin-Winに



     かつらぎ町だけにこだわらず、フルーツを農家さんから買い取って商品化して販売していきます。このあたりでは、フルーツ王国と言われるぐらい、フルーツが途切れないです。インスタグラムを見て、農家さんからの規格外のフルーツを使ってもらえませんかというオファーが来て、製造の委託をしたいという農家さんが増えて来ています。 

 



これからの“ゆらりファーム”について



    農家さんとの連携、タイアップは今後も続いていきます。城向さんが自分の工房で試作品を作り、試食をしてもらって、商品化を目指しています。「高校を卒業したら、もっと商品を増やしたいです。フルーツ以外にもトマトのジャムや、色々な農作物のコンポート(瓶詰)もやってみたい。ふるさと納税の返品にも柿そうめんを出品していますが、他の商品も出してみたい」と語ってくれます。


    将来は後輩の高校生のバイト先にゆらりファームが選ばれて、その高校生の活動の橋渡しになればと思っています。高校生の起業家としての活躍と、城向ゆらさんの将来を見据えた行動に期待は高まるばかりです。 

 



ゆらりファームのQRコード   ⬇️



  (わかやま新報女性面掲載)




  阪急電車•••







   「阪急電車    片道15分の奇跡 」   「嫌われ松子の一生」      



                超アナログの生き方に共感                                 純白のドレス 


      阪急電車〜〜              そもそも「中谷美紀」という女優は好きではありませんでした。なんとなく虫が好かないーそんな感じでしたが、彼女の出演する映画を観るうち、考えが変わりました。                                      まず「阪急電車  片道15分の奇跡 (2011)」。これは元勤務していた会社の店舗や社員が画面に出てきたり、阪急今津線にかすかな思い出があったりしたので面白く観ることができました。                                             中谷美紀演じるOLは純白のドレスを着て元恋人と寝とられた後輩の結婚式に出席、その姿のまま引出物を持って電車に乗ります。 



                       そうした情景がまずありえないし、他にも細かい点が気になりましたが、宮本信子の演じる「おせっかいおばさん」的な人物が多様なエピソードで描かれれています。            


                  

     嫌われ松子の一生  予告編           ⬇️           



  次に観る機会があったのが、「嫌われ松子の一生 (2006)」。                  壮絶で不幸な日々を過ごしながらもハッピーな人生を目指して奮闘する川尻松子のお話。教師からソープ嬢、殺人まで犯してしまう転落人生を送る松子の悲哀を中谷美紀が演じています。    この作品で彼女は第30回日本アカデミー賞、 主演女優賞を受賞しました。計算高い現代人にはない超アナログ的な松子の生き方は、「嫌われ」るどころか、愛すべき人物として、瑛太演ずる甥に、さらに唯一の女性の親友に、それに何よりも私たちに迫ってきます。  






松本清張原作【ゼロの焦点】





  失踪した夫の行方を求めて金沢へ旅立つ新妻に広末涼子。事件の鍵を握る二人の女性、社長夫人に中谷美紀、受付嬢に木村多江。 
  『主演ではない中谷の演技が素晴らしかった。すさまじい演技に息を呑んだ』という感想がありました。是非観てみたい映画です。                              (中村 聖代)




ご主人と

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   著書も11冊出している


   舞台『猟銃』で一人三役を演じる為に、通訳もつけず単身ニューヨークに乗り込んだ。伝説のダンサー・バリシニコフとの共演に心躍るも、リハーサルから本気を出して喉を痛め、字幕が流れなかったり、本番で舞台セットが故障したり。舞台の上でも外でもトラブルばかり! なのにスタッフの反省会は一切なし。泣いて怒って笑った59日間の愚痴日記。


(わかやま新報女性面掲載)



  




  ⬆️

    アーユルヴェーダって聞いたことはありますか?インドは天竺に伝わる若返りの健康法とも、未病を防ぐ民間療法、ハーブなどの薬草学とも言われます。


       さらには瞑想、ヨガ、はたまた宗教観や哲学に至るまでの壮大な科学といわれています。アユス(生命の)ヴェーダ(科学)というわけです。


    アーユルヴェーダを記した聖典のなかには若々しく美しく生きるための秘伝が書かれています。この季節にはどう過ごしてどんな食べ物を食べれば健康でいられるかなどといったことが。




       健康でいられるならやってみたい!と思いませんか?たとえば、毎日いただく食べ物。食事こそが簡単にできるアーユルヴェーダなのです。




      寒い日には温かいとろりとしたスープなどが芯から体を温めてくれて嬉しいですね!根菜たっぷりのお鍋を囲む、日本人に生まれてよかった、と思う瞬間。



    実はそれ、アーユルヴェーダの理にかなってるのです。つまり冬は風がふいて乾燥して寒い、それは空、風の質(ヴァータ)に傾いていることをあらわします。乾燥している冬は適度に重くて油っこいものをとっても好ましいという考え方です。




       また和歌山といえばみかん、こたつにみかんも冬の定番。実は酸味と甘味はヴァータを鎮めてくれます。冬の果物の王様、みかんにはそんな役割もあるのです。



     では冬はヴァータの季節であることをお話しましたが、春は水と地の質、カパの季節と言われていて、  春の光はまぶしいけれどまだまだ寒くて湿っています(水と地の質)。春に多い花粉症などもそのせい。




     夏には、鋭く照りつける太陽のあらわすとおり火と水の質(ピッタ)があがってきます。


     最後に一番大事なこと。「宇宙すべてのものは空、風、火、水、地でできている」ということ。



     わたしたちの体もこの小宇宙からできています。このからだ、ひとつが小さな宇宙です。何ひとつ欠けることのないようバランスをとりながら、大きな宇宙の一部でありたいと願っています。


       まずは毎日の食事から取り入れてみませんか?少し、変化がおこってきそうでしょ!


(Laule アーユルヴェーダ養生アドヴァイザー 稲田 さゆり)



    わかやま新報女性面掲載









  白金温泉ではありません!


三種の神器携えて


混浴露天風呂

 

 北海道の秋は暦どおりにやってくる。

すでに観光客は去り、広々とした畑と空と大雪の山々がむかえてくれた。ナナカマドの実は赤く色付き、白樺の葉は少し黄葉が始まっている。


 今回は、「丘のまち美瑛(びえい)にある白金温泉に。混浴があったはずと、目指すは大雪山国立公園内の十勝岳山麓にある白金温泉郷に。







   この温泉はナトリゥム、マグネシウム、カルシウム,硫酸塩など含有。効果は20種にもおよび、殊にやせる温泉として女性のファンも多いと聞く。






 やせるというより、混浴というところに興味を覚え行ってみた。露天風呂三種の神器をたずさえて。神器とは何?先ずガーゼのバスタオル。決して質の良いバスタオルにはしないこと。上がる時、重みでストンと落ちてオールヌードになってしまいます。

  (2)ビーチサンダル。これは底にぬめりがある場合のみ使おう。

  (3)傘、これは着替えの時につかいます。傘で隠せば何処でもOKよ。

  これだけあれば混浴も平気。


 まっ、自分が思ってるほど見てないから、安心してはいって、各地の人とお話でもすればそれが、旅の良い思い出になるだろう。


 今回は白金温泉ホテルに。渓谷沿いにある露天風呂で、コバルトブルーの流れが、上流の滝から滔々(とうとう)とほとばしるように落ちるダイナミックな音と、自然美を露天から堪能できる。



   夜にはぽっかり開いた樹間からオリオンなど星が大きく煌いている。露天混浴というのを忘れ、ただ自然を堪能している。少し狭いのが又、親近感をもたらし、次の行き先など情報交換している若者を見るのも楽しい。


 しろひげの滝







 近くにはゴルファーに人気のレイアウトのいいコースもあり、雄大な大雪連山十勝岳の噴煙に向けてボールをとばすのも爽快だろう。



 十勝岳トレッキング、野鳥観察、近くの放牧場でゆったり草を食む牛をみたり、林の中に立つ陶芸家のギャラリーなど見てお気に入りがあればマグカップでもーーと沢山の見所がある。四季問わず訪れたい「丘のまち」びえいと、白金温泉である。


   まだ暑さの残る関西に帰ってすぐに、もう大雪山主峰の旭岳は初冠雪を迎えたと聞いた。

「遠雷や 牧の羊は かたまりて 」   炎弥子



                 (岡本 炎弥子)


             わかやま新報女性面掲載

和歌山eかんぱにい



代表者氏名小原智津


設立認証年月日2009年05月07日
定款に記載された目的 この法人は、男女共同参画社会の実現のため、さまざまな人権感覚の醸成、女性のあらゆる場への社会参加支援、青少年の健全育成などを行い、もって、活力ある“あたたかで元気なふるさと”づくりに寄与することを目的とする。




    男女均等社会への道は進んだようで、現実の具体レベルでは、いまだしと見る人も多い。

  上記のNPO法人【和歌山eかんぱにい】の理事長を務める 小原智津さんは「女も男も自分らしく生きる社会実現に一歩ずつ仲間と行動していきたい」という。「わかやま△(さんかく)隊―和歌山の男女共同参画をすすめる」など三つの組織のメンバーたちと連携しながら、笑顔を絶やさず自然体で動き回る。


   (中村 聖代)



 小原さんが男女格差をおぼろげながら感じたのは幼少の時になる。家族の中でも弟だけが特別扱いされていたとか、中学校では、女子は応援団長になれず、副団長どまりといったことである。



  夫の転勤で田辺に行き、子供が小さい時は、「○○ちゃんのママ」大きくなっても「○○さんの奥さん」としか呼ばれず、大げさにいえば自分のアイデンティティはどこにあるのかと思ったことも。


 その時の親友と、愚痴めいたことも言い合い、「子供が大きくなったら何か意義のあることしようね」、と約束したこともあったという。

 

    和歌山に帰ってきて、朗読のボランティアをしているときに、BPW和歌山(ビジネス・プロフェッショナル・ウーマン)のリーダーの一人と知り合い、入会する。


   BPWの方針の要旨は以下のようになっている。


「女性が自己実現のためにひとつ行動を起こそうとすれば、家庭においても職場においても、また社会でも見えない大きな壁を感じます。この不自然さを解消していくために今何をしたらいいのだろう。女性問題は女性だけの問題ではありません。女性にとって不平等な事がらをひとつひとつ問い直していくことは、男性もともにしあわせになるという認識を広めるとともに、社会全体の意識を変えていくことになります。女性問題を社会つくリ暮らしづくりの基盤に据え、自ら学ぶだけにとどまらず、積極的に働きかけ、より充実した活動を展開していきます」。


     小原さんの考え、生き方とBPW和歌山の活動方針がぴったり合ったのだろう。まさに小原さんがいま日々考え、実践していることと一致する。またBPWは国際組織もあり(注1)、女性問題の世界のトレンドも良くわかり、行動の指針が得やすい。






  和歌山市内で若者に語りかける



 もうひとつ大きな仕事が「和歌山市男女共生推進センター」の広報誌「みらい」の編集。イベント企画なども行う。


   △隊の企画会議の輪に加わらせてもらった。小原さんを軸に、栗山京子さん、根来早苗さん、平野京子さんがその日のメンバー。市の「エンパワー塾」(人材育成講座)の卒業生である。小原さんの本業は司会業であるが、メンバーはそれぞれ仕事を持ち、中には産まれたての赤ちゃんのお母さんもいるという。

 



 当面の大きな企画である「女性起業家支援講座」の具体内容をどうするか、また「再就職支援セミナー」の詰めなどに熱心な議論が続いた。


      3つめは、県の男女共生推進のセンターである「りぃぶる」(注2参照)の委託を受けて、地域リーダー養成講座卒業生が中心となって進めているプロジェクトへの関わりである。










 運動を発展させるために、「女性を議会へーあしたの会」をつくり候補者・応援者を育てる活動をしてきたが、いまは休眠中。


   「田辺に比べると、55万石のおひざ元の和歌山市の風土は保守的で、いざ候補者を出そうとすると、なかなかうまくいかない面が多い。でも女性議員が少ない現状のままで良いのかというと、そうではない」。

 

  いずれこの運動も再開して、女性議員の力も借りて、男女共生のためのより良い政策を形成していく契機にしていけたらと考えている。



(注1)BPWの国際組織=世界100力国以上の国が参加する国際組織で、国連では重要な役割を持つNGOの団体。経済社会理事会では一般協議資格を有し、女性の地位委員会及び、ILO、UNESCOなどの専門機関に代表を送るなど、世界の働く女性の地位向上に貢献してきた。


  3年に1度、加盟各国の都市において世界総会(コングレス)を開催し、日本からも多数の会員が出席している。また日本BPW連合会は、働く女性たちの国際組織加盟の民間組織である。




 

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(注2)和歌山県の通称「りぃーぶる」=県男女共生社会推進センターの略称。フランス語で「自由な」の意味。研修セミナーや技術講習会、悩み相談などを行っている。

 






アートで街・人を元気に

 子供が体験、新たな発見

 

      第17回アゼリア賞(注1)を受賞したNPO法人Wacss(ワーカス)こと和歌山芸術文化支援協会代表の井上節子さん。姉御肌の気風の良さと、  行動力で引っ張る。「アートを通じてまちを元気にする」というコンセプトのもと、「ワーカス」のプログラムは多彩である。                       (中村 聖代)







 【人生行路】

 和歌山市中之島にあるジャズスポット「セントルイス」に、夜な夜な集まり、盛り上がるメンバーがいた。 


 井上さんが和歌山放送在籍中の30年程前の話。その仲間がバンドをやろうと言い出し、友ケ島の朽ち果てた舞台の上で手作りコンサートを開く。



    









 総勢200人が押し寄せ、なんと前座に関西ジャズ界の大御所、古谷充さんを迎えたというのだから、その破天荒ぶりは想像にかたくない。


 放送局を去り、雑貨店「モダンタイム」を北大工町にオープンさせたのは30歳の頃。20年続いたが、厳父の死をきっかけに新たな活動を始めたのがWacssである。そのときの仲間が現在のスタッフに何人もいる。





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 【森のちから】

 2000年度みどりの森基金助成活用事業、「森のちからーパート」は「森の中の芸術学校」と題して中辺路に芸術家3人を迎え、3ヶ月ゆるやかに滞在してもらいながら、子供たちとワークショップを開く。夏休みの終わる8月末スタート。この3月には第1回目が行われた。


   「アーチストが地域に滞在して住民と交流し、土地からインスピレーションを受けた作品制作を見せることで、私たちの知らなかった地域の姿やイメージを見せてくれる。潜在的に持っている文化的資源を教えてくれる」という。





 【TOUTCH THE ARTシリーズ】

 本物のアーティストに触れ、ただ鑑賞するのではなく一緒につくりあげていくワークショップ型が中心だ。最近ではアートキューブで「想い玉」という作品を完成させた。






 【ドキドキ少年撮影隊】

 年1~2回開催される人気の企画。こどもたちとアーティストが一緒にデジカメを片手に街を歩いて撮影。会場にもどって、  お気に入りの一枚を選ぶ。子供の視点から、街に新たな発見があるという。


 感受性の豊かな小学校3、4年のときの体験が、それからの成長の過程で重要な意味を持つと考える井上さん自身も、  そんな時期に不得意だった音楽・美術が、あるきっかけで好きになったという。


おもしろいな!

楽しいな!

と感じられることをたくさん体験させてあげたい。その真ん中にアートがある。


 「特別なもの」「高尚なもの」がアートではなく、「楽しい体験を重ねていくことが、人生のアート」だと井上さんは考えている。









 【文化力で都市再生】

 海外の都市では、たとえば仏のナント(注2)、スペインのビルバオ、英国のグラスゴーなどは演劇・音楽・美術の文化発信力を軸にして、再生に成功している。


 停滞気味の和歌山市に井上さんらのアート力が「カツ」を入れることを期待しよう。


   アートは活性化だけでなく癒しの力をもっている。その効果は子供たちだけでなく、大人もおおいに蘇生されるはずだ。


 (注1)アゼリア賞=和歌山青年会議所文化振興基金が援助。


   受賞した表彰式での井上さん


    和歌山を芸術性の溢れる街にするのを目的に、学問、芸術などの文化活動を通じて、和歌山の名を全国、世界に高め、地域の文化振興に寄与していると認められる個人、団体に授与される。





 (注2)ナント市=仏北西部の港町。









    パリから飛行機で1時間。この町は、「芸術的に豊かなこと」が決め手となって、フランス国鉄の予約関連部門やフランス郵政公社の金融関連部門が移転してきた実績がある。魅力ある文化イベントに観光客も大勢やってくる。












    わかやま新報女性面掲載