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世界中のこどもたちが103



平和を作ろう! 絵本作家たちのアクション著 


講談社 2004年 1944円


対象年齢:年齢に応じて読むことができます。


(読んでもらうには)4歳から


(自分で読むには)小学生から大人まで  


    議論はいろいろあるけれど、私たちは戦争に少し近くなってしまいました。


      近くになったからこそ、私たちは平和を願って、平和を維持するために努力をしなくてはなりません。 


     今から、10年前に、平和を願うたくさんの人たちと103人もの絵本作家の熱意でこの絵本が生まれました。 


      絵本は歌詞に沿って構成されています。103人もの絵本作家の挿絵、歌。そして、最後につづられる熱いメッセージ。 


    戦争の絵本や、反戦の絵本は少し抵抗があるという人にでも、気軽に手に取れるようになっています。贅沢極まりない絵本を一度開いてみませんか? 



<あらすじ> 

   世界中の子どもたちが一度に笑ったら、 もちろん、 空も海も笑います。  


    では、世界中の子どもたちが泣いたら、どうなるのでしょう。 


    そのために、広げましょう。僕らの夢を。 届けましょう。僕らの声を。 


    咲かせましょう。僕らの花を。 世界中に虹をかけましょう。 


    すると、歌いたくなりませんか?世界中の子ども達が一緒に歌えますように。                                 (浦田 ひろみ)



【あるコメントから】


    103人もの絵本作家が絵本の中で平和を語ります。 何ともスケールの大きな絵本です。 絵に描いた人の名前はありません。 決して作家たちが目立ちたいための作品ではないことを、物語っています。 


     個性的で誰だかわかる絵もいっぱいありました。 見たことのある絵だけど、名前が浮かんで来ない絵もいっぱいあります。 


     それ以上に、想像がつかない作家の絵もいっぱいありました。 答え合わせができない歯がゆさがありましたが、この絵本は個性的でありながら、没個人的な作品なのです。 メッセージをしっかり受け取りましょう。