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明治12年(1889)、大阪初の5階建て高層建築として誕生した五階百貨店がその名の由来。その後建物はなくなり、その名称と周りの店だけが残った。現在は中古家電や骨董品・着物・大工道具などを扱う商店などが集中して並ぶマーケットエリアとしてその名が知られる。
ヲタクだけじゃない電気街
日本三大電気街は、東京の秋葉原、大阪の日本橋、名古屋の大須ですよね(ついでに言うなら京都は寺町に電気街があります)。
先日久しぶりに大阪・日本橋に行ってきました。その界隈の今昔を。
これらの電気街はいわゆる「ヲタク」と呼ばれる人たちの聖地として有名です。
アニメや漫画、ゲームのフィギアやおもちゃ、コスプレ、メイドカフェなど、日本発の、いまや外国でも人気のポップカルチャーですが、一般人である私たちもおおいに楽しめる界隈だといえます。
( 財)大阪観光コンベンション協会HPではお勧めルートの一つに紹介しています。
『大阪市営地下鉄堺筋線「恵美須町駅」をスタートして、先ず 日本橋総合案内所に行く( ここは日本語のほかに英語・韓国語・簡体字・繁体字の無料ガイドマップを用意。日本橋を知り尽くした案内担当者が親切に応対してくれます)。
そして徒歩4分のところにあるボークス大阪ショールームに寄る。次に ヒーロー玩具研究所へ、
それから オタロードを歩き、 ジーストア大阪で遊ぶ。最後に Melcafeでお茶。
所要時間:半日
タイプ:ビギナー、リピーター
南北に通る「堺筋」に対して西側に平行に並ぶのが、通称オタロード(“オタクの道”の意味)。マニアックなお店や個性的なお店が点在します。
道幅が広いわりに車の通りが少ないので、なんとなくのんびりした雰囲気が漂っています。
同じ西側の日本橋3丁目と4丁目のあたりに、かなり昔3階建ての「五階百貨店」があり、プロからアマまでを対象としたいろんなジャンルの商品を扱っていたような記憶があります。今は電気工具屋があります。
現在の電気街のルーツともいえる「五階」の歴史を調べてみるのも面白いかもしれません。
以前あった電気屋さんが数多く消えていくなかで、今でも専門店として頑張っているお店を見ると、応援したくなります。
喜多商店跡は、「日本観光公社」という免税店になっていて、多くの外国人が買い物をしていました。また、大阪ナゾビル(リアル脱出ゲーム)を見つけました。機会があれば是非挑戦してみたいです。 (中村 聖代)
余滴
1888年(明治21年)、西成郡今宮村に5階建て、高さ31mのパノラマタワー「眺望閣」が建設された。2階建てを超える建造物がまだ珍しかった当時、眺望閣に大勢の観光客が押し寄せることとなり、周囲には観光客を相手にする多数の露店が広がった。これら露店の賑わいを当時の流行語であった「百貨店」と組み合わせて五階百貨店と称するようになったのが名称の由来である。