【タラレバ話】から立ち上がる













 だれにでも、「もしああだったら」とか「あのときこうしてれば」と思うことはあると思います。


私も「容姿が綺麗だったら」「あのとき明るく振舞っていれば」と思うことがたびたび。


どうにもならないことや後悔したことを頭の中で修正して、人生が上手くいっている様子をひたすら妄想しているだけに過ぎないのですが、これがまた楽しい。ついついやってしまいがちです。








このドラマは30オーバーの女子にはかなりグサリとくる内容。


主人公は東京に住む、30歳・独身・彼氏なしの女性。同じ境遇の同級生3人で「ああだったら」「こうだったら」と“タラレバ話”をつまみに毎晩居酒屋で女子会をしている主人公たちに、かなり現実的な厳しいセリフの数々が突き刺さります。 



例えば、「私たちには時間がない」「酔って転んで抱えてもらうのは25歳まで」「30歳は “女の子”ではない」…要するに「結婚をして幸せになれるのは“若い女の子”であるうちだ」ということを伝えたいのかもしれません。このご時世かなり厳しいですね。でもそれが現実。




  ですがドラマを見ていて、伝えたいメッセージはそうではないと思わされるセリフがありました。

主人公たちに、かなり現実的な厳しいセリフの数々が突き刺さります。 


      例えば、「私たちには時間がない」「酔って転んで抱えてもらうのは25歳まで」「30歳は “女の子ではない」要するに「結婚をして幸せになれるのは若い女の子であるうちだ」ということを伝えたいのかもしれません。このご時世かなり厳しいですね。でもそれが現実。


原作のコミック ⬇️




ですがドラマを見ていて、伝えたいメッセージはそうではないと思わされるセリフがありました。「いい年した大人が、自分で立ち上がれ」。毎日タラレバ話をして現実から逃げてばかりいた主人公たちが、現実を受け入れて、人生を変えようと奮闘し始めるのです。




     このドラマは見ているとなかなかの悲哀に包まれることもありますが、それと同時に不思議とやる気がわいてくるドラマです。



「逃げてばかりではいけない、前を向いて立ち上がろう」と思わされる私なのでした。妄想が現実になる日まで…。     


   (宇津古 舞)