民泊施設「もらいもん」人気

 



ワーケーションに活用も

  

 主宰の楠部睦美さん



  今、和歌山県有田川町の女子力が注目されています。その中心人物が楠部睦美さんです。「もらいもん」というゲストハウスを運営されています。「もらいもん」という屋号、面白いですね。楠部睦美さんにお話をお聞きしました。

 (森下 和紀)



【もらいもんの由来】

   「この『もらいもん』という屋号はユニークですが、由来はなんでしょうか」「親戚のおばあさんの遺言で実家の隣の古民家を譲り受けたことで、まさに もらいもんのこの家を活かして町の魅力を伝えたいと思い、ゲストハウスにリノベーションしました」。





   楠部さんは、有田川町出身で、大学、就職も県外でしたが、この「もらいもん」のおかげで故郷にUターンしました。全くの新しい地への移住ではなくて、故郷へのUターンですから、地元の方々の中にもスムーズに入っていけたということです。


 「町外からのお客さんを迎え入れることになりますから、地元の方々の理解が必要でした。オープン前に地元の方々を招待し、『ゲストハウスもらいもん』を見ていただく機会を作りました」。


【農業体験できる】


 農家民泊「ゲストハウスもらいもん」の魅力は、なんといっても自然に恵まれた有田川町で、農業体験も出来るということでしょう。


   古民家に宿泊しながら農業を体験することで、その土地の魅力を発見・体験出来ます。野菜や果物の収穫の体験で、子どもたちは大喜びです。





 農家民泊の魅力を保ちながら、楠部さんは今、蔵を活用しワーケーションができる別館もリノベーション中です。非日常感を得ながら静かで穏やかなロケーションを体感し、そこで仕事を行うスタイルです。


     「働き方改革、アフター(ウイズ)コロナでその働き方は注目されています。農業体験を家族で楽しみ、その笑顔を見て仕事に励むこともできます」。


【有田川女子会】


 楠部さんは「ゲストハウスもらいもん」のオーナーとは別の顔を持っています。それは、女性の力を結集した有田川町のまちづくりです。    (最初の動画参照)


     (わかやま新報女性面掲載)